シャドーイングの
効果とやり方

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同時通訳者がスキルトレーニングとして行う、シャドーイング。
第二言語習得の研究では、数多くあるリスニング学習の中で最も効果的な学習とされています。
では、シャドーイングを行うと、どんな効果があるのでしょうか。

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シャドーイングには、さまざまな効果があると言われていますが、
ここではシャドテンをやることで得られる3つの効果を紹介します。

※シャドテンは、プロソディ・シャドーイングに特化したサービスのため
下記は、プロソディ・シャドーイングの効果になります

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①音声を正しく聞く
スキルが向上する

英語を正しくリスニングするには、「音を聞いて」「意味を理解する」という2つのステップがあります。音声(英語)を聞き取ることに意識を集中して音声知覚(何と言っているのか単語を正しく認識すること)に脳のキャパシティを使いすぎると、意味理解(どんな内容なのか)に使用できるキャパシティが少なくなります。シャドーイングをすることで音声知覚に集中しすぎることなく、無意識に意味を理解できるレベルまで向上させることができます。

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②音声の意味を
理解することに脳を使える

音声(英語)知覚に脳のキャパシティを使わずスラスラ聞けるようになったら、リスニングしている内容を理解することに集中できます。第二言語習得論では、無意識レベルで音声が理解できることを「音声知覚の自動化」といいます。シャドーイングは、この音声知覚を自動化させるのに最も適した学習法です。

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③発音が改善する

シャドーイングは、ネイティブの英語を真似して発話するため、発音が良くなる効果があります。リズムとイントネーションを真似することで、ネイティブの発音に近づいていき、英語を流暢に発音できるようになります。

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①自分に合ったレベルの教材を選定する

自分に合った教材を選ぶには、まずは自分のリスニングレベルを確かめましょう。リスニングレベルを測るには、WPM(Words Per Minute)とは、1分間あたりに発話された単語数のこと。計算方法は、文章の単語総数 ÷ 発声するのにかかった秒数 × 60 = WPMとなります。例えば500語の文章を3分20秒で読んだ場合、500語 ÷ 200秒 × 60 = 150wpmになります。教材選びで大事なのは、このWPMを正確に計測し、自分のレベルをnとした場合に、n+1程度の教材を選定すること。また教材は、英文に和訳があるものを使用しましょう。事前に文章や音の変化を把握しておくことで、「音声のみに集中」できる環境を整えることが重要です。

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②「正しい音」でシャドーイングする

シャドーイングは、間違った音声(発声)でやると効果が半減します。正しい音を反芻することで脳内にデータが蓄積していき、音声の知覚能力の向上につながります。シャドーイングを正しく行うには、音の変化を正しく理解することが重要です。英語は日本語と全く異なる音の変化をするのが特徴です。例えば「連結」とは、特定の子音と母音が連続した時に生じる音の変化を表します。こういった音の変化がどのようになっているか注意深く聴きながら、「聴こえたまま」発声することに集中しましょう。

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③1教材に対して3~4日をかけて
完全再現を目指す

一つの教材を1日シャドーイングして完璧に再現できた場合は、その教材はあなたのレベルに合っていません。3~4日かけて発声を再現できるのがリスニング力向上に適しており、正しい音の変化を耳に定着させるのにちょうど良い期間とされています。それ以上やりすぎると文章を記憶してしまい、発声するトレーニングに適さなくなってきます。3~4日かけてシャドーイングすることで、耳で音を捉えて期待する効果を発揮できます。

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シャドーイングが上手にできない。どうしたら効果的にシャドーイングを行えるのか。
4つのコツをご紹介します。

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イヤホンをつけよう!

「自分の声と音声が重なって途中から聞こえなくなってしまう」。これは、シャドーイング初心者の方によくある悩みです。そんな時は、イヤホンをつけて、自分の声の反響を抑えながら音声を聴こえるようにしましょう。

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シャドーイングは、1日30分〜1時間まで!

シャドーイングを1時間以上行ってしまうと文章の記憶に繋がってしまったり、疲労の蓄積で舌が上手に回らなくなったりしてしまうことがあります。1日30分~1時間程度のシャドーイングが、効率的な学習時間になります。

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オーバーラッピングと音読を使いこなそう!

いきなりシャドーイングを行っても効果は出づらいです。まずは教材の内容を確認しましょう。その後、テキストを見ながら音声に合わせて発声するオーバーラッピングをやりましょう。苦手な箇所があれば、そこを集中して音読するのも良いです。シャドーイングの前に事前準備をしっかり行うことが重要です。

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教材の内容は関係ない!

教材内容に意識が向いているときは、プロソディ(=音声)に集中できていない証拠です。ただし、音が聴こえやすい、聴こえにくいは、同じレベルでも個人差があります。もし聴こえづらい場合は、同じレベルで他の教材を選ぶことも検証しましょう。

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人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。そのため、発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。だから、シャドーイングにおける添削が重要です。正しい発音でシャドーイングして初めて音として聞き取れる(認識できる)ようになってきます。自分の発音が間違っているのか、英語のプロから客観的な添削(アドバイス)を得ることがリスニング力向上につながります。

【シャドテンのシャドーイング】

STEP01

正しい発音
に気づく

電球のアイコン

英語のプロから客観的な指導を得ることで、自分が聞き取れてない音に気づく

※添削がないと間違った音に気づけずシャドーイングを行ってしまい、正しい効果を得られません

STEP02

反復する

吹き出しのアイコン

学んだ音の変化を意識してシャドーイングを反復する

※シャドテンでは、シャドーイングの効果を高めるために1つの課題を4日間繰り返します

STEP03

蓄積する

グラフのアイコン

知識として正しい音データを蓄積し、知覚できる(認識できる)音声が増える

※第二言語習得論では、シャドーイングは、複数回実施すると効果が高まることが実証されています

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