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【スピーキング速度(WPM)の目安】英語が伝わる理想の速さとは?

「英語で話すとき、速すぎる?遅すぎる?何が“ちょうどいい”のか分からない…」

英語を使うビジネスパーソンであれば、一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。

実は、話すスピード=WPM(Words Per Minute)は、伝わりやすさに大きく影響します。しかも、理想のWPMは「場面によって異なる」のが現実。

この記事では、場面別の理想的なWPMと、その改善方法を詳しく解説します。読み終える頃には、自分のスピーキングに自信が持てるようになるはずです。

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目次

スピーキング速度(WPM)とは?〜基本的な考え方〜

「そもそもWPMってなに?どうやって測るの?」という方のために、まずはWPMの基本を解説します。自分の現在地を知ることで、効果的なスピーキングトレーニングが可能になります。

WPM(Words Per Minute)の定義と測り方

WPM(Words Per Minute)とは、1分間に話される英単語の数を示す単位です。

たとえば、1分で150語を話せば、そのスピーキング速度は150WPMとなります。

測定方法はシンプルで、録音した自分の音声の文字起こしを行い、話した語数を1分あたりに換算するだけ。最近では、自動でWPMを測定できるアプリやツールも多数登場しています。

WPMを意識することで、自分のスピーキングが「速すぎるか」「遅すぎるか」を客観的に把握でき、改善の第一歩になります。

なぜWPMを意識するとスピーキングが改善するのか?

WPMを意識することは、「伝わる英語」を話すうえで極めて重要です。

たとえば、話す速度が速すぎると、相手に内容が伝わらなかったり、プレッシャーを与えてしまったりすることも。逆に、遅すぎると間延びして聞こえ、理解されにくくなる可能性があります。

適切なWPMは、聞き手にとって心地よいリズムを生み、コミュニケーションの質を高めてくれます。自分に合ったWPMを知ることで、「なんとなく英語を話す」状態から「伝わる英語を話す」状態に一歩近づくことができるのです。

【場面別】スピーキング速度の目安(WPMの具体例)

スピーキングの理想的な速度は、場面によって異なります。以下では、具体的なシーン別におすすめのWPM目安と、その理由を解説します。

TPOに合ったスピードを意識することで、より自然な英語コミュニケーションが可能です。

  • ビジネスプレゼン・スピーチ:聞き手を意識した落ち着いたスピードがカギ
  • 面接・商談:丁寧さと明瞭さを両立するテンポを意識
  • 英語試験:評価基準に沿った適切なスピードが求められる
  • 通訳・翻訳:情報の正確さとスピードのバランスが必要
  • オーディオブック・ナレーション:聞き取りやすさ最優先
  • 動画・音声コンテンツ:視聴者の集中力を考慮したテンポが重要
  • 緊急時・重要な場面:伝達の正確さと迅速さのバランスを取る

ビジネスプレゼン・スピーチの理想的なWPM

ビジネスプレゼンやスピーチでは、120〜150WPM程度が理想とされています。

ややゆっくりめのスピードを意識することで、聞き手が内容を理解しやすくなり、説得力も増します。

話す内容に強弱をつけたり、間を意識したりすることで、聞き手の印象にも残りやすくなるのがポイントです。とくに複雑なデータや論理的な説明を含むプレゼンでは、落ち着いたテンポが効果的です。

面接や商談で好印象を与えるWPM

面接や商談では、110〜140WPM程度が適切です。このスピードは、丁寧さと自然さを両立できるライン。

緊張するとつい早口になりがちですが、ゆとりを持って話すことで、誠実で落ち着いた印象を与えられます。また、相手の反応を見ながら適度に間を取り、双方向のコミュニケーションを意識するとより効果的です。

英語試験(TOEFL・IELTS等)で求められるWPM

TOEFLやIELTSなどの英語スピーキング試験では、140〜160WPMが理想とされています。内容の一貫性や論理性だけでなく、流暢さや自然なスピードも評価対象となるためです。

ただし、無理にスピードを上げようとすると内容が崩れやすいため、まずは自分が無理なく話せる範囲でWPMを高めていくことが大切です。

通訳・翻訳時に求められる理想的なWPM

通訳や翻訳を伴う場面では、130〜150WPMがバランスの良い目安です。相手の発話を正確に理解し、自分の言葉に置き換えて返すプロセスを考えると、あまりに速いスピードでは処理が追いつきません。

リスナーにとっても、情報が多すぎると混乱を招くため、聞き取りやすさを重視したテンポが求められます。

オーディオブックやナレーションでの快適なWPM

オーディオブックやナレーションでは、150〜160WPMが一般的です。

この範囲であれば、聞き手が無理なく内容を追える上、眠くなりにくく集中が持続しやすいというメリットがあります。テンポが一定であることも重要なので、原稿読みの練習やシャドーイングを取り入れると効果的です。

動画・音声コンテンツ作成に適したWPM

動画やポッドキャストなどの音声コンテンツでは、160〜180WPMが推奨されます。

視聴者やリスナーは「ながら聴き」していることも多いため、やや速めのテンポでテンション高く伝えることで、集中を保ちやすくなります。ただし、情報量が多すぎると理解が追いつかないため、話す内容を絞る工夫も必要です。

緊急時・重要な場面で明瞭に伝わるWPM

緊急時や大切な説明の場面では、100〜130WPMが効果的です。

落ち着いたスピードで話すことで、誤解を防ぎ、相手に安心感を与えられます。特に安全に関わる情報や重要な決定事項の伝達では、「速さ」よりも「確実に伝わること」が優先されます。明瞭さを意識して、ゆっくり・はっきり話すことがカギとなります。

【目的別】最適なスピーキング速度を把握する方法

理想のWPMは、話す「目的」や「場面」によって異なります。だからこそ、自分の現在のスピーキング速度を客観的に把握し、用途に応じて調整することが大切です。ここでは、目的別にWPMを測定・調整する方法を解説します。

  • 自分のスピーキング速度を簡単に確認する方法
  • 原稿の文字数からスピーチの所要時間を算出する方法
  • スピードによって聴衆に与える心理的印象の違い
  • 「ゆっくり話す」vs「早口で話す」メリット・デメリットを理解する

自分のスピーキング速度を簡単に確認する方法

自分のWPMを確認するには、まず1分間スピーキングを録音してみましょう。

その音声を聞きながら文字起こしを行い、何語話したかをカウントします。

英語の音声自動認識ツールやスクリプト生成アプリを使えば、語数の確認も簡単です。また、オンラインで使えるWPM自動計算サイトもあります。「1分間で何語話せているか?」を定期的にチェックすることで、成長を実感できるはずです。

原稿の文字数からスピーチの所要時間を算出する方法

プレゼンやスピーチの準備では、「この原稿、何分で話せる?」という疑問が生まれがちです。

そんなときは、WPMに基づいて時間を逆算しましょう。たとえば、1,000語の原稿を150WPMで話すと、約6分40秒になります(1000 ÷ 150 = 約6.67分)。WPM別に目安時間を把握しておけば、練習やリハーサル時の時間配分にも役立ちます。プレゼンの「時間オーバー」や「巻きすぎ」も防げます。

スピードによって聴衆に与える心理的印象の違い

スピーキングのスピードは、聞き手に与える印象を大きく左右します。

早口で話すと「知識がある」「勢いがある」と感じさせられる一方で、「落ち着きがない」「聞き取りにくい」といったマイナスイメージを持たれることも。

一方、ゆっくり話すと「丁寧」「説得力がある」といった印象を与えやすい反面、「退屈」「自信がない」と受け取られる可能性も。場面や目的に応じて調整するのがベストです。

「ゆっくり話す」vs「早口で話す」メリット・デメリットを理解する

「ゆっくり」と「早口」、どちらの話し方にも一長一短があります。ゆっくり話すメリットは、明瞭で聞きやすく、理解されやすいこと。デメリットは、内容によっては間延びし、テンポが悪く感じられる点です。

一方、早口のメリットはテンポの良さと活気のある印象。デメリットは聞き手が疲れやすく、情報が流れてしまう可能性があること。重要なのは、自分の「伝えたいこと」に合わせて最適なスピードを選ぶ意識です。

ネイティブはどれくらいの速さで話している?基準となるWPMの目安

「ネイティブと話すと、ついていけない…」そんな経験はありませんか?ネイティブのスピーキング速度を知っておくことは、英語学習者にとって良い指標になります。日本人との違いや、目標設定の参考にしてみましょう。

ネイティブの平均WPMと日本人の平均WPMの違い

一般的に、英語ネイティブスピーカーの平均WPMは160〜180とされています。対して、日本人英語学習者は90〜120WPMが平均的です。

これは語彙力や発音の慣れ、英語の処理速度の違いが大きく影響しています。

数値だけを見ると大きな差を感じるかもしれませんが、焦る必要はありません。まずは140〜150WPMを目指すことで、聞き手にとっても自然で伝わりやすいスピードになります。

ネイティブの自然で聞きやすい速度を目指すべきか?

ネイティブのスピードに合わせることは理想的に思えますが、「速さ」だけを真似するのは危険です。

ネイティブの自然さは、スピードだけでなく、リズムや抑揚、間の取り方に支えられています。むしろ、「ゆっくりでも明瞭に、分かりやすく話す」ことの方が、ビジネスでは重要視される場面も多いもの。

スピードはあくまで“伝わる英語”の一要素として、他の要素とバランスを取ることが大切です。

【課題別】スピーキング速度を上達させるためのトレーニング方法

「WPMを上げたい」「安定したスピードで話したい」― そう思っても、実際にどう練習すれば良いのか分からない方も多いのでは?ここでは、よくある課題ごとに実践的な改善方法をご紹介します。

「速すぎる」「遅すぎる」スピーキング速度の改善法

自分の話すスピードが速すぎる・遅すぎると感じたら、まずは「モデル音声」との比較が効果的です。

例えば、TEDスピーカーやニュースキャスターの音声をシャドーイングすることで、適切なWPMの感覚が身につきます。

また、自分の音声を録音して振り返る習慣も有効です。あくまで“伝わる速度”を意識しながら、少しずつ調整していくことが上達への近道です。

緊張で話す速度が乱れるときの対処法

プレゼンや面接など、緊張する場面ではつい話すスピードが速くなってしまいがち。

そんなときは、「間を意識する」ことが最も効果的です。文の区切りで1〜2秒のポーズを入れるだけでも、落ち着きが生まれ、聞き手にも伝わりやすくなります。

事前に深呼吸や軽い発声練習を取り入れると、リラックス効果があり、本番での安定感にもつながります。

講義や講演で安定した速度を保つためのコツ

講義や講演で安定したスピードを保つには、「練習段階でタイムを測ること」がポイントです。

本番を意識した通し練習を何度か繰り返すことで、話すスピードのクセを把握できます。また、台本やスライドに“間を取るポイント”や“強調する箇所”をあらかじめ書き込んでおくと、話のリズムが安定しやすくなります。

練習×準備が、安定感のあるスピーキングを支えます。

【結論】WPMを上げるには「インプット」と「アウトプット」どちらも必要

スピーキング速度(WPM)を高めるためには、「話す練習」だけでは不十分です。語彙や音の知識といった“インプット”と、実際に口に出す“アウトプット”の両方をバランスよく鍛えることが欠かせません。このセクションでは、なぜ両方のアプローチが必要なのか、そして効果的な方法について解説します。

インプット学習(語彙力・音声理解)がWPMを高める理由

WPMを高めるには、「話せる語彙」が十分に頭に入っていることが前提です。語彙力が不足していると、言いたいことがあっても言葉が出てこず、結果的にスピードが落ちてしまいます。

また、英語の音声やリズムに慣れることで、自然なスピード感をつかむことができます。たとえば、ネイティブの音声を聞き取り、どのように単語をつなげて話しているかを理解することが、スムーズなスピーキングにつながります。つまり、語彙と音声の“理解”がスピードアップの土台になるのです。

アウトプット学習(瞬間英作文・一人英会話)がWPMを高める理由

いくら語彙や音をインプットしても、それを実際に使う練習をしなければ、スピーキング速度は上がりません。ここで役立つのが、瞬間英作文や一人英会話といったアウトプット練習です。瞬間英作文では、短い日本語文を英語に即座に言い換える力を鍛えます。一人英会話は、自分の言葉で英語を組み立てる実践練習。

これらを繰り返すことで、脳内処理のスピードが上がり、「考えながら話す」から「自然に口から出る」状態に変わっていきます。結果、WPMも着実に向上していくのです。

まとめ:スピーキング速度をコントロールして自信を持って英語を話そう

英語を話すときのスピードは、単なる「速さ」ではなく、「伝わりやすさ」「印象」「理解度」に直結する重要な要素です。

本記事では、場面別の理想的なWPMや、目的に応じたスピード調整法、トレーニングの具体例をご紹介してきました。大切なのは、“自分に合った速度”を知り、コントロールできるようになることです。

そして、WPMを上げたい方におすすめしたいのがシャドーイング特化型アプリの「シャドテン」

発音やリズムを整えるシャドーイングを、毎日プロがサポートしてくれるから、独学よりもはるかに効率的です。リスニング力・発音・WPM——すべてを底上げしたい方は、ぜひ一度シャドテンを試してみてください。英語が「伝わる」感覚を、きっと実感できるはずです。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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