- 英語の音は聞き取れるのに、内容が入ってこない
- 文章は読めるのに、ネイティブの会話にはついていけない
そんな悩みを抱えていませんか？
実はシャドーイングと速読を組み合わせることで、リスニング力と読解力を同時に鍛え、英語の処理速度を飛躍的に向上させることが可能です。正しい方法で実践すれば、効率的に英語力を伸ばせるでしょう。
本記事では、それぞれの学習法の効果的な実践方法と、組み合わせることで得られるメリットを詳しく解説します。英語力を効率よく高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。
その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。
- 英語のプロが、毎日フィードバックをくれる
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応している
- スマホ一つで完結！毎日30分、いつでもどこでも好きなタイミングでできる
教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。
ぜひこの機会にご検討ください。
シャドーイングと速読ってそもそも何？
シャドーイングと速読は英語力の向上に効果的な方法としてよく紹介されていますが、具体的にどういった学習方法なのでしょうか。まずはそれぞれの学習方法について、理解を深めましょう。
シャドーイングとは？
シャドーイングとは、英文のスクリプトを見ずに、聞こえてきた英語音声を2〜3語ほど遅れて復唱する学習法です。
リピート練習のように一文を聞き取ってから発話するのではなく、音声のすぐ後ろを影（shadow）のように追いかけながら発話するのが特徴です。スクリプトを見ずに行うことで、英語を瞬時に聞き取る力が鍛えられ、実践的なリスニング力が身に付きます。また、ネイティブ英語を模倣するため、発音やリズム、イントネーションの向上にも役立ちます。
シャドーイングは、英語を正確に聴き取りつつ発話もするため難易度はやや高めです。ただし、正しく実施すれば確実にリスニング力を伸ばせる効果的な学習法です。
速読とは？
速読は、短時間で多くの情報を効率よく得るための有用なリーディングスキルです。英文メールの読解やTOEICなどの資格試験において、リーディングスピードを向上させるための効果的な学習方法となります。速読を実践すると、文章全体の意味をざっくりと把握しながら、迅速に情報を引き出すスキルが身に付きます。
速読は、リーディングだけでなくリスニング力の向上にも役立ちます。英語を日本語に訳さず、そのままの語順で理解する力が鍛えられるためです。速読を続けることで、英語の文脈や構造に自然と慣れ、脳が英語を素早く処理できるようになります。
シャドーイングと速読を組み合わせると効果的？
シャドーイングと速読の組み合わせは、英語力の向上にとても効果的です。
シャドーイングはリスニング力や発音を強化し、速読はリーディング力や情報処理能力を鍛えます。両者を組み合わせることで英語の総合的な能力が高まり、学習効率がより向上するのです。
ここからは、シャドーイングと速読の組み合わせから得られる3つの具体的な効果について解説します。
①リスニングに必要な2つのスキルを鍛えられる
シャドーイングと速読を組み合わせることで、リスニングに必要な「音声知覚」と「意味理解」を効率よく鍛えられます。
私たちは英語を聞き取る際、まず音を単語として認識し（音声知覚）、次にその意味を理解する（意味理解）という2つのプロセスを経ています。
音声知覚とは、聞こえた音を単語として認識する力のことです。例えば「ラナウェイ」と聞いたときに、それが「run away」であると瞬時に判断できる力がこれにあたります。音声知覚を鍛えるにはシャドーイングが有効です。音源を聞きながらすぐに発話する練習を繰り返すことで、音の認識が自動化され、スムーズに単語として捉えられるようになります。
意味理解とは、聞き取った言葉の意味を瞬時に把握する力です。例えば「run away」と聞いて、瞬時に「逃げる」と理解できることを指します。意味理解を高めるには速読が有効です。文章を素早く理解する訓練を重ねることで、リスニング時にも聞き取った言葉を即座に意味として結びつけられるようになります。
つまり、シャドーイングで音声知覚を、速読で意味理解を鍛えることで、リスニング力を効果的に向上させられるのです。
②リーディングのスピードが速くなる
シャドーイングと速読を組み合わせることで、効率よくリーディングのスピードを高められます。
英語を読むとき、多くの人は頭の中で音読しながら内容を理解しています。シャドーイングを続けると脳内での音読も速くなるため、リーディングのスピードも自然と向上します。さらに、シャドーイングを通じてネイティブの話す速さに慣れることで、英語の処理速度が向上することも理由です。
また、速読を意識することで、日本語に訳さず英語の語順のまま理解する力が身に付きます。この習慣が定着すると、返り読みの癖が減り、よりスピーディーに英文を読めるようになるのです。
③記憶への定着率が向上する
シャドーイングと速読を組み合わせた学習法は、「マルチモーダル学習」により記憶の定着にも効果的です。マルチモーダル学習とは、異なる感覚を同時に使い、情報処理を深めて記憶の保持を促進する学習法です。
シャドーイングと速読を組み合わせることで、以下のように聴覚と視覚を活用した学習が可能になります。
| 項目 | 感覚経路 | 主な学習方法 |
|---|---|---|
| シャドーイング | 聴覚 | 音源を聴いて発話する |
| 速読 | 視覚 | 文章を目で追う |
音源を聞いて発話する（聴覚）だけでなく、文章を目で追う（視覚）も加わることで、情報が脳内で二重に処理されます。その結果、記憶の定着率が向上し、長期記憶として残りやすくなるのです。
2つの学習のやり方を解説
シャドーイングと速読は、どちらも効果的な学習法ですが、正しいやり方で取り組むことが重要です。ここでは、初心者でも実践しやすいシャドーイングと速読の進め方を解説します。
シャドーイングのやり方
シャドーイングは、以下のステップで進めると効果的です。新しい課題に取り組む際、初日と2日目以降では手順が異なります。
初日は、以下のステップに沿って進めましょう。
- スクリプトを見ずに音源を聴く
- スクリプトを見て内容を確認ながら音源を聴く
- オーバーラッピング（音源に合わせてスクリプトを声に出して読む）
- 必要に応じてマンブリング（スクリプトを見ずに小声で音源を追いかける）
- シャドーイング（音源を聴きながらスクリプトなしで追う）
- 録音・振り返り
全体で30分〜1時間ほどを目安に行いましょう。
2日目以降は、ステップ5と6を繰り返し実施します。お手本の音にできるだけ近づくよう意識して進めるのがコツです。各ステップの詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
速読のやり方
速読を実施する際は、まず現在の自分のWPM（1分間あたりに読める単語数）を算出しましょう。WPMの計算方法は「単語数÷秒数 × 60秒」です。自分のWPMを知ることで、目標値を設定し、効果的に練習できるようになります。英語のリーディングをスムーズに行うためには、まずは120〜150 WPMを目指すと良いでしょう。
速読の実施方法は、以下を参考にしてください。
- 読みたい文章を用意する
- タイマーをかけて黙読する
- 読み終わったらWPMを算出する
- 知らない単語や文法を確認する
- 音読を20回ほど行う
- 速音読を5回ほど行う
- 時間を測りながらもう一度黙読する
速読はスピードを重視しますが、内容の理解をおろそかにしないことが大切です。理解できるギリギリのスピードで練習し、少しずつスピードを上げるようにしましょう。
各教材を選ぶ際の大事なポイント
効果的に学習するためには、教材選びも重要なポイントです。シャドーイングと速読に適した教材選びのポイントを紹介します。
シャドーイング教材を選ぶときのポイント
シャドーイングの教材を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- スクリプト付きの教材を選ぶ：
スクリプトを読むことで、音と文字、意味が効果的に結びつき、知識が定着しやすくなります。「音→意味」のプロセスもスムーズになるため、リスニング力の向上につながります。 - 少しだけついていくのが大変なスピードの音源を選ぶ：
速すぎると理解できず、遅すぎると音声知覚の自動化が鍛えられません。理想的なのは、「最初は難しいが、30回程度のトレーニングで進歩が感じられる」速さの教材です。適切な難易度で、効率よく効果を得られます。 - はっきりと発話されているもの選ぶ：
初心者には、TOEICなどの英語学習用教材に使用されるようなはっきりと明瞭に発話された教材を選ぶのがおすすめです。クリアな音源は英語の音に集中しやすく、誤認識を防げます。書店で販売されている有料教材は、スタジオ録音されていることが多く、音質が良いものが多いです。
速読教材を選ぶときのポイント
速読教材を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 英語文と日本語文が記載されているものを選ぶ：
日本語訳があると、内容をしっかりと理解しやすくなります。速読の目的は「速く読む」ことだけでなく、「理解する」ことにもあります。 - お手本の音源が付いているものを選ぶ：
音源付き教材は、リスニングとリーディングを合わせて学べるため、効率的に学習を進められます。音源がついていることで、シャドーイングなどの学習方法につなげられることも利点です。 - できれば語数の記載があるものを選ぶ：
教材に記載された単語数がわかることで、読解にかかる時間やペースを具体的に測定できます。目標や進捗を可視化しやすくなるため、モチベーションの維持にも効果的です。
シャドーイングにおすすめのアプリ：シャドテン
「シャドテン」はプロのサポート付きでリスニング力を伸ばせる、シャドーイングに特化した学習アプリです。録音したシャドーイング音声を専属コーチに送ると、発音やリズム、イントネーションについて具体的なアドバイスをもらえます。フィードバックを活かしながら練習を重ねることで、効果的にスキルアップが可能です。
1,000以上の英語教材の中から最適な教材を選べるため、自分に合った学習プランを実践できます。
シャドテンでは、7日間の無料体験期間を用意しています。気になる方は、まず試してみるのがおすすめです。
| シャドテンの概要 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社プログリット |
| 無料期間 | 7日間 |
| 月額料金（税込） | 21,780円※ シャドテンのwebページよりお申し込みされた場合となります。iOSのApp内課金をご利用の場合、月額25,800円（税込）となります。 |
| 対応機種 | iOS、Android |
| 公式サイト | シャドテン |
速読におすすめのアプリ：ざっくり英語ニュース！StudyNow
「ざっくり英語ニュース！Study Now」は、国内外のエンタメやビジネス、政治経済などの最新ニュースを英語で読めるアプリです。
このアプリの魅力は、すべての記事が3行程度に要約されており、短時間でサクッと読めること。通勤・通学の合間などのスキマ時間を活用し、無理なく速読を実施できます。
英語初心者に優しく設計されており、限られた語彙とシンプルな文法で書かれた記事が充実しています。英語ニュースに初めて挑戦する方でも、無理なく学習を進められるでしょう。さらに、すべての記事に和訳・語彙解説・英文解説・ニュース解説が付いているため、内容を深く理解できる点も魅力です。
| ざっくり英語ニュース！StudyNowの概要 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社イオテックインターナショナル |
| 無料期間 | 初回ダウンロードから3日間はすべての機能を無料で利用可能 |
| 月額料金（税込） | 380円※無料版あり |
| 対応機種 | iOS、Android |
| 公式サイト | ざっくり英語ニュース！StudyNow（スタディナウ） |
学習時に必ずおさえたい注意点
最後に、学習時に必ずおさえたい注意点について解説します。注意点を把握しておくことでより効果的に学習を進められるため、ぜひ読み進めてください。
シャドーイング
シャドーイングをする際は、以下の3点に注意することが重要です。
- 音マネにならないようにする：
シャドーイングでは、音を再現するだけでなく、内容を理解することが大切です。単語の意味を把握せずに音だけを真似すると「音マネ」になり、効果が薄れてしまいます。スクリプトを適宜確認しながら、音と意味を結び付けることを意識しましょう。 - 毎回、使う教材を変更しない：
シャドーイングでは、同じ音源を繰り返し学習し、音の変化や発音パターンを蓄積することが重要です。音声データが定着する前に次の課題に移ると、リスニング力の向上につながりにくくなります。3〜4日間は同じ音源を使い、知識を確実に定着させるようにしましょう。 - シャドーイングをやりっぱなしにしない：
やりっぱなしにせず、自分の発話を振り返り、改善点を見つけましょう。録音した音声を聞き直し、発音やリズム、抑揚、音のつながりを確認すると効果的です。必要に応じて専門コーチの添削を受けると、リスニング力と発話力のさらなる向上につながります。
速読
速読をする際は、以下の2点に注意しましょう。
- なぞり読みにならないようにする：
速読する際は、なぞり読みを避けることが重要です。なぞり読みとは、文字を目で追うだけで内容を理解しない読み方を指します。なぞり読みを防ぐには、単語やフレーズを視覚的な塊で捉えることや、意識的に内容を理解しながら読むことが大切です。速読は単なるスピード勝負ではなく、情報を素早く処理しながら理解することが目的である点を意識しましょう。理解できるぎりぎりのスピードで行うことが大切です。 - 知らない単語をそのままにしておく：
速読では、知らない単語が出ても立ち止まらず、文脈から意味を推測しながら読み進めることが大切です。単語の意味を文脈から推測することで、読書の流れを維持し、速読のスピードを保つことができます。細部よりも全体を把握する意識を持ちましょう。
まとめ
シャドーイングと速読を組み合わせることで、英語のリスニング力と読解力を同時に鍛え、処理速度を飛躍的に向上させることが可能です。シャドーイングは音声知覚を鍛え、速読は意味理解を強化。両者を併用することで学習効果が倍増します。さらに、この学習法は記憶の定着率を高め、英語をスムーズに理解できるようになるメリットもあります。
正しい方法で実践すれば、効率的に英語力を向上させられるため、ぜひ試してみてください。
より効率的に学びたいなら、「シャドテン」がおすすめです。シャドテンでは、ビジネス英語のプロがあなたのシャドーイングを徹底サポートします。日々のトレーニングから添削、学習の進め方まで、アプリ一つで完結。スキマ時間を活用しながら、無理なく継続的に学習できます。
シャドーイングするならシャドテン
シャドーイングするなら
シャドテン
- 英語学習のプロフェッショナルがあなたのコーチに
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応
- スマホ一つで完結！毎日30分、いつでもどこでも
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