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シャドーイングのメリット・デメリットって?学術的観点から解説!

英語力を効率的に向上させる学習法として、英語学習者から注目を集めているのが「シャドーイング」です。

一方で、シャドーイングが本当に英語力向上に効果があるのか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、シャドーイングはリスニング力の向上に非常に有効な学習方法です。

この記事では学術的な視点を交えながら、シャドーイングのメリットとデメリットを詳しく解説し、なぜシャドーイングが英語のリスニング力アップに効果的なのかご説明します。

この記事を読めば、シャドーイングをより効果的にリスニング力向上につなげられますよ。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

シャドーイング添削サービスについて

シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。

もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。

その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。

  • 英語のプロが、毎日フィードバックをくれる
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教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。

ぜひこの機会にご検討ください。

リスニングにはシャドテン
目次

シャドーイングとは

シャドーイングは、聞こえてきた音声のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけながら発話するトレーニング方法です。英語のリスニング力向上に大きな効果を発揮します。

シャドーイングはリピート学習のように一文を聞き取ってから発話するのではなく、音を聞きながら発話するのが大きな特徴です。スクリプト(原稿)を見ずに音だけを頼りに発話するため、オーバーラッピングや音読といったものと比べてもかなり負荷の高い学習方法と言われています。

また、聞こえた音を即座に再現することで英語のアクセントやリズムにも自然と慣れることができ、リスニング力だけではなくスピーキング力の向上も期待できます。難易度の高いシャドーイングですが、正しく取り組むことで英語を効果的に向上させられる優れた学習方法と言えるでしょう。

シャドーイングがリスニングに効果的な理由

シャドーイングがリスニング能力の向上に効果的な理由は、リスニングのプロセスに深く関係しています。

リスニング能力は、大きく以下の2つに分けられます。

  • 音声知覚(Speech Perception):音の情報を正しく聞き取る能力
  • 意味理解(Comprehension):聞き取った音の意味を瞬時に理解する能力

これら2つの能力を支えているのが、英単語や文法といった英語の知識データベースです。

リスニング メカニズム

つまりリスニング力を向上させるためには、「音を正しく聞き取る力」「聞き取った音を理解する力」の両方を鍛える必要があります。

シャドーイングはこれらの能力の内、特に「音声知覚」の向上に効果的です。

なぜなら音を聞いた瞬間に発話することで、英語の音と単語を結びつけるトレーニングを効果的に実施することができるからです。

また繰り返しシャドーイングを行うことで音声知覚が自動化し、リスニング時の負担も軽減できます。こうしたプロセスを通じて、リスニング力全体が向上していくのです。

なおリスニングメカニズムとシャドーイングの効果については、こちらの記事で詳しくご説明していますので、ぜひご一読ください。

シャドーイングのメリット・デメリット

リスニング力向上に大きな効果を発揮するシャドーイングですが、シャドーイングだけで英語学習が完結するわけではありません。

シャドーイングのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット3選

シャドーイングには、以下3つのようなメリットがあります。

  • 音声知覚ができるようになる
  • 音声知覚の処理スピードが上がる
  • 発音が良くなる

それぞれについて、詳しくご説明します。

①音声知覚ができるようになる

英語を正確に聞き取るためには、ただ単語や意味を知っているだけではなく、その音や音の変化を理解する必要があります。

シャドーイングは、英語の音と単語を結びつけるのに最適なトレーニングです。

例えば「ラナウェイ」という音。

シャドーイングを実施することで、ラナウェイが「run」と「away」の2語で成り立つと捉えられるようになります。つまりシャドーイングを続けることで、「この音はこの単語だ」と意味のある音として認識できるようになり、聞き取れる単語が増えていくのです。

その結果英語の音声知覚が向上し、英語の音源がスムーズに理解できるようになっていきます。

②音声知覚の処理スピードが上がる

リスニングでは、英語の音を聞いた瞬間になんの単語か捉えること(=音声知覚)が重要です。

即座に音と単語が結びつくようになることで意味理解の方に脳のキャパシティを使う余裕が生まれ、結果としてスムーズに英語が聞き取れるようになるからです。

音を追いかけながら発話するシャドーイングは、まさにこの「音声知覚」を鍛えるのにもっとも有効な学習方法です。シャドーイングを繰り返すことで、音を聞いたら即座に単語が浮かぶようになり、音声知覚の処理スピードが向上します。

英語のリスニング時に「聞こえたけれど理解が追いつかない」という状態が減り、結果としてスムーズに英語を理解できるようになり、音源のスピードについていく力も身につきます。

③発音が良くなる

シャドーイングでは、ネイティブの発音やリズムを忠実に再現しながら発話します。そのため、英語特有のイントネーションや発音の仕組みに慣れ、より自然な発音に近づくことができます。

特に、「音の連結(リンキング)」や「弱形」、さらには音が脱落する「リダクション(音の消失)」といった特徴を体感できるのが大きなメリットです。これにより、発音やリズムの癖を修正しやすくなります。

また、英語のリズムや抑揚に耳が慣れることで、単語単位ではなくフレーズ全体で英語を捉えられるようになるのもポイントです。リスニング力の向上はもちろん、スピーキングにも良い影響を与えるため、総合的な英語力の向上につながります。

デメリット3選

シャドーイングにはリスニング力強化に非常に効果的な学習方法ではあるものの、以下のような留意すべきポイントもあります。

  1. 正しく行わないと効果が薄い
  2. 慣れるまでは難しいと感じやすい
  3. 自分で添削するのが難しい

それぞれについて、詳しくご説明します。

①正しく行わないと効果が薄い

シャドーイングをしているのに、なかなかリスニング力が上がらない…。そんな人たちは、シャドーイングが正しく行えていない可能性が高いです。

シャドーイングは音と単語を結びつけるトレーニングです。単語を意識せず聞こえた音をただ繰り返すだけでは、単なる「音マネ」になってしまいシャドーイングの効果は上がりません。

効果的に学習するためには、「どの単語を発話しているのか」を常に意識することが重要です。また、文の構造やフレーズの意味も理解しながら進めることで、リスニングだけでなくスピーキング力の向上にもつながります。

②慣れるまでは難しいと感じやすい

シャドーイングは負荷が高いトレーニングです。最初は「速すぎてついていけない」「口が疲れる」と感じることが多く、思うように発話できないこともあるでしょう。

特に長いフレーズや発音が難しい単語が続くと途中で止まってしまうことも多々あり、その難しさから挫折してしまう人も珍しくありません。しかし焦らず少しずつ練習を重ねることで、徐々に慣れていけます。

最初は簡単な音源から始め、短いセンテンスを確実にこなせるようにするのがポイントです。徐々にレベルを上げ、スピードが速い音声や自然な会話表現にも挑戦していくと、負荷をコントロールしながら成長できます。

続けることで、リスニング力や発話のスムーズさも向上していくでしょう。

③自分で添削するのが難しい

シャドーイングでは、トレーニングの最後に自分の発話した音声と音源を聞き比べ、正しく音源を再現できているか確認します。このプロセスを入れることで、自身の間違いや課題に気づくことができるからです。

一方で、自分で「正しく」添削するのは実は難しいもの。なぜなら「マグネット効果」により何度聞いても音の違いを正しく認識できないことがあるからです。

言語学における「マグネット効果」とは、特定の言語の音に対する知覚がその言語の音素カテゴリーに引き寄せられる現象を指します。

例えば日本語には「r」と「l」の区別がないため、日本語話者は英語の right と light の発音を正確に聞き分けるのが難しいことがあります。これは日本語の音素体系では「r」と「l」が同じカテゴリーとして処理され、脳がどちらも「日本語のラ行」に引き寄せて認識してしまうためです。

言い換えれば、実際の発音とは異なる音を、自分の知っている音に無意識に置き換えてしまうこととも言えます。

シャドーイングで正しい発音を習得する際も、この影響で正しく添削するのが難しいのです。

添削が難しいと感じる場合は?

シャドーイングで、自分一人で正しく添削するのが難しいと感じる場合は、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」がおすすめです。

シャドテンでは毎日英語のプロからフィードバックを受けながらシャドーイングトレーニングが実施できます。自分一人では気付けない発音の間違い等をしっかりと指摘してもらえ、間違った英語を覚えてしまったといったことがなくなります。

また、自分の英語レベルや英語学習の目的に合った教材で学習でき、適切な負荷をかけながら効率的に英語力を伸ばしていけるのもポイントです。

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シャドーイングのやり方

シャドーイングは、以下の手順で行うのが基本です。最初は負荷が高いと感じるかもしれませんが、慣れるにつれてスムーズにこなせるようになりますよ。

  • 音源のみを聞く
    まずはスクリプトを見ずに音源を再生し、どれくらい理解できるか確認します。最大3回まで繰り返してください。
  • スクリプトと照らし合わせる
    音源を聞いたあと、スクリプトを見ながら発音や意味をチェックします。知らない単語やフレーズは、ここで確認しておきましょう。目安は5〜10分ほどです。
  • オーバーラッピング(スクリプトを見ながら音読)
    音源に合わせてスクリプトを声に出して読みます。これを5回ほど繰り返し、リズムや発音をつかみましょう。
  • マンブリング(スクリプトを見ずに小声で発話)
    オーバーラッピングをしても、まだ発話にストレスを感じる場合など、必要に応じてマンブリング実施してください。マンブリングとは小声でつぶやくように音源を追いかけることで、音の流れが認識しやすくなります。1〜3回程度が目安です。
  • シャドーイング
    上記の下準備がおわったら、いよいよシャドーイングを実施します。スクリプトを見ずに、聞こえてきた音源の2語ほど後を追いかけるように発話します。音と単語のつながり、そしてその意味を意識しながら発話してください。
  • 録音・振り返り
    自分の発話を録音し、音源と比較します。ズレや発音の違いを確認しながら改善していきましょう。

なお課題2日目以降は、5と6のみ実施します。

シャドーイングの詳しいやり方については、こちらの記事で詳しく説明していますのでぜひご一読ください。

シャドーイング実施時のコツ3選

シャドーイングをより効果的に行うには、いくつか意識したいポイントがあります。

ここでは、特に重要な3つのコツを紹介します。

  • 常にどの単語を発話しているか意識する
  • 少しだけ難しいレベルの教材を使用する
  • 音の変化を意識しながら行う

①常にどの単語を発話しているか意識する

シャドーイングの目的は、音と単語を結びつけ音声知覚を鍛えることです。聞こえた音をそのまま復唱するだけでは単なる音マネになってしまい、シャドーイングの効果が得られません。

発話するときは、「今どの単語を発しているのか」を常に意識することが重要です。

音と単語、その意味や文の流れを考えながら取り組むことで、音声知覚は完成していきます。また単語やフレーズの定着が進み、リスニング時の処理スピードも向上していきます。

さらに英語特有のリズムや抑揚にも注意を向けることで、より自然な発話ができるようになります。意味を考えながら正しく練習することで、リスニングだけでなくスピーキング力の向上にもつながるでしょう。

②少しだけ難しいレベルの教材を使用する

効果的な学習には、適度な負荷が必要です。

簡単すぎる教材ではトレーニングの効果が薄く、逆に難しすぎると挫折しやすくなります。理解が追いつかない状態で続けても正しい音の認識や発話ができず、学習の効率が下がってしまうこともあります。

理想的なのは「i+1」の教材を選ぶことです。

iとは自分の英語レベルのこと。つまり自分のレベルより少し難しいものを選ぶのがポイントです。

具体的には「最初はついていけないけど、練習したら1日目(30回程度)でついていけるようになる」レベルの教材を選ぶと、適度な負荷をかけながら無理なく続けられます。

また、スピードが速すぎるものや専門用語が多すぎるものは避け、日常会話やナチュラルなスピードの英語に慣れていくことが大切です。

適切なレベルの教材を選ぶことで、リスニング力と発話力を効率よく向上させられます。

③音の変化を意識しながら行う

英語には「リンキング(音の連結)」や「リダクション(音の省略)」といった音の変化があり、書かれた単語のまま発音されるとは限りません。

これを意識しながらシャドーイングを行うことで、ネイティブの発音がより自然に聞き取れるようになります。

例えば、”What do you want?” は「ワット・ドゥ・ユー・ウォント?」ではなく、「ワダヤワン?」のように聞こえることがあります。同様に”get out” は「ゲット・アウト」ではなく「ゲラウロ」と発音されることが一般的です。

こうした音の変化を知り、実際に発話しながら練習することで、リスニング力が飛躍的に向上します。

シャドーイングの効果を実感しやすくするためにはシャドテンがおすすめ!

シャドーイングの効果を実感しやすくするには、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」がおすすめします。

なぜならシャドテンなら毎日英語のプロからフィードバックを受けながらトレーニングが実施でき、正しくシャドーイングができるからです。

シャドテンはアプリ1つでトレーニングから課題提出まで完結するため、忙しい社会人でも続けやすいのもポイントです。

さらに

  • 試験対策からビジネス会話まで1000を超える教材
  • 初心者〜上級者まで対応
  • シャドーイングのやり方動画付き

といった特徴もあり、幅広い英語レベルや英語を学ぶ目的に対応できます。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

カナダ在住。渡加以前はPROGRITのコンサルタントとして100人以上の英語力向上に尽力。
IELTS7.5/Versant73/TOEIC965 を保持。

コンサルタントとしてのクライアントの実績抜粋
IELTS 5.5 → IELTS 6.5 (3ヶ月)
IELTS 6.5 → IELTS 7.5 (3ヶ月)
Versant 45 → Versant 55 (3ヶ月)
Versant 40→ Versant 60 (6ヶ月)

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