シャドーイングは1日どれくらいの時間やればいい？お悩みを解決！

英語学習者の皆さんの中には、シャドーイングという英語学習法を試したことがある人は多いでしょう。

シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声を真似をしながら口に出す英語学習法で、リスニング力を向上させるのにおすすめの英語学習法です。

シャドーイングを正しく行い、トレーニングを継続すれば必ず効果が現れます。

しかし、シャドーイングを試した人の中には「1日どれくらいの時間をシャドーイングに使うべきかわからない」と、シャドーイングを取り入れた学習法について疑問を抱いている人も多いようです。

そこで本記事では、1日におけるシャドーイングの目安時間をご紹介します。

シャドーイングがリスニングに効果がある理由や、シャドーイングに関するよくある質問にもお答えしますので、シャドーイングを英語学習に取り入れたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

シャドーイングの効果は時間で決まる？

シャドーイングを英語学習に取り入れている人の中には、シャドーイングを続けても「なかなか効果が現れない」と感じる人も少なくありません。

そして、「シャドーイングをやっても効果が感じられない」という人の中には、シャドーイングに取り組む時間が短すぎる人もいます。

では、シャドーイングの効果を感じるためには、シャドーイングに取り組む時間を増やすべきなのでしょうか。

実は、シャドーイングの効果は質と量で決まると言われています。シャドーイングのトレーニングを行なう際には、取り組む時間を増やすのと同時に、質の高い反復トレーニングを行なうのがおすすめです。

シャドーイングがリスニングに効果がある理由

では、なぜシャドーイングはリスニングに効果があると言われているのでしょうか。

その理由を知るために、まずはリスニングのメカニズムを理解しましょう。

私たちは、「音声知覚」と「意味理解」という2つの能力を使ってリスニングをします。

「音声知覚」とは、聞こえた英語の音を単語に変換する能力のことで、例えば「レリゴー」と聞こえたら、単語として「let」と「it」と「go」を認識する能力のことです。

一方、「意味理解」とは、聞き取った英語の意味を理解する能力のことを言います。「レリゴー」の例で言えば、「Let it go.」を「そのままにする」という意味として理解する能力が「意味理解」です。

これら2つの能力を高めることでリスニング力は向上しますが、日本人の多くはこれらの能力のうち特に「音声知覚」の能力が低いと言われていて、日本語と英語の音の違いが大きな原因であると言われています。

シャドーイングのトレーニングを行なうことによって、リスニングに必要な能力のうちの「音声知覚」を向上させることができます。

そのため、シャドーイングはリスニングに効果的だと言われているのです。

シャドーイングは1日30分~1時間がおすすめ

では、シャドーイングは1日どれくらいの時間行なうのが効果的なのでしょうか。

結論から言うと、シャドーイングは1日30分〜1時間を目安に取り組むのがおすすめです。

これまでにお伝えしたように、シャドーイングの効果を高めるためには、量と質の両方が必要です。そのため、ただシャドーイングをするのではなく、30分〜1時間の中で前準備や振り返りなどを行なう必要があります。

シャドーイングの詳しいやり方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

シャドーイングによくあるQnA

シャドーイングにすでに取り組んでいる人は、トレーニングを進める上で様々な疑問が思い浮かんでいることでしょう。

本章では、シャドーイングに関する以下の質問にお答えします。

• シャドーイングを継続するのが難しいがコツはある？
• シャドーイングは1日に何回も分けてやってもいい？
• シャドーイングの効果はどれくらいで感じられる？
• シャドーイングは毎日行うべき？
• シャドーイングはどれくらいの回数行うべき？

これからシャドーイングを始めようと考えている人も、ぜひ内容を参考にトレーニングを始めてみてください。

Q.シャドーイングを継続するのが難しいがコツはある？

A.日頃のルーティンに組み込みましょう

シャドーイングのトレーニングを行なう際には、ある程度のまとまった時間を確保しなければいけません。毎日シャドーイングのための時間を確保するためには、シャドーイングを日頃のルーティンに組み込みましょう。

習慣化が苦手な人には、時間帯を固定してシャドーイングを行なうのがおすすめです。特に朝一番はスケジュールの干渉が少ないため、シャドーイングのトレーニングに最適な時間帯です。

とは言え、最初から完璧を目指す必要はありません。早起きができなかった日があったとしても、そこでトレーニングを終わらせるのではなく、その分夜早めに帰宅してシャドーイングをし、トレーニングを習慣化させましょう。

Q.シャドーイングは1日に何回も分けてやってもいい？

A.分けてもいいが、まとめてできるならそのほうがおすすめ

毎日仕事で忙しい人の中には、隙間時間を利用して英語学習をしている人も多いでしょう。シャドーイングのトレーニングも、通勤時間などを利用しながら分けてトレーニングを行ないたいという人もいます。

シャドーイングは分けて行なっても良いですが、できれば30分〜1時間まとまった時間を確保して取り組むのがおすすめです。

シャドーイングは、完成度の高い状態で継続することで「音声知覚」が自動化されやすくなります。

時間を分けて取り組むと少し完成度が下がった状態から始まることが多いため、効果的な学習を行うためにも、できれば時間を確保してまとめて行なうことをおすすめします。

Q.シャドーイングの効果はどれくらいで感じられる？

A.効果を感じ始めるのは大体1ヶ月から

「シャドーイングのトレーニングを続けていても効果を感じない」という場合は、シャドーイングを開始してからまだそれほど時間が経っていないことが原因として考えられます。

シャドーイングは、トレーニングを開始してから大体1ヶ月で効果を感じられると言われています。

特に最初の1週間は、聞こえてくる英語に全くついていけなかったり、意味がわからなかったりすることが多いので、シャドーイングに慣れるための期間と捉えましょう。

1ヶ月ほど経つと、シャドーイング中に限らず、YouTubeやポッドキャストなどを聞いている時に「リスニングがほんのちょっと楽になった」と感じることが増えてきます。

ただし、相手の話していることがしっかりとわかるようになるまでには人によりますが最低でも3ヶ月以上の期間が必要で、その期間はトレーニング開始時点でのリスニング習熟度次第で変わります。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ合わせてお読みください。

Q.シャドーイングは毎日行うべき？

A.毎日継続することが大事

シャドーイングの効果を実感するためには、シャドーイングのトレーニングに毎日コツコツ取り組み、継続する必要があります。

特にシャドーイングは、前述の通り、完成度の高い状態で継続することが効果的だと言われています。そのため、1日でもシャドーイングのトレーニングを休んでしまうと、効果を感じにくくなってしまうのです。

毎日継続してシャドーイングのトレーニングを行なうためには、毎日学習記録をつけることがおすすめです。学習記録をつけると、「連続の学習日数を途切れさせたくない」という気持ちが芽生え、学習のモチベーションに繋がります。

Q.シャドーイングはどれくらいの回数行うべき？

A.1日30回以上がおすすめ

シャドーイングを行なう際、シャドーイングの効果を実感するためには質も大切な要素ですが、量も同じくらい重要な要素です。

シャドーイングは、同じ課題に3〜4日かけて取り組んでください。

シャドーイングには反復トレーニングが欠かせませんが、様々な種類の音声データに出会うために、3〜4日程度で次の課題に移行するのがおすすめです。

それを前提として、1日30〜50回程度シャドーイングを行なうのが理想です。

まとめ：質と継続がシャドーイング成功の鍵！

本記事では、1日に行なうべきシャドーイングの目安時間や、シャドーイングに関するよくある質問とその回答などをご紹介しました。

今までに独学でシャドーイングに取り組んだことがある人の中には「シャドーイングの効果が実感できない」と感じている人も多いでしょう。

シャドーイングで効果を実感するためには、トレーニングの質と継続が鍵となります。

正しいやり方でシャドーイングを継続することでリスニング力は向上しますが、間違えたやり方で行なうと、効果が実感しづらくなります。

シャドーイングを効果的に行なうためにおすすめなのが、シャドーイング専用アプリ「シャドテン」です。

「シャドテン」を使えば、英語のプロから毎日自分のシャドーイングの音声に対するフィードバックをもらえ、正しい方法でシャドーイングを継続できます。

また、シャドーイングに使用する教材もビジネスから著名人のインタビューまで幅広く用意されているため、興味に合わせて学習を継続できる環境が整っています。

7日間の無料体験も行っているので、今までシャドーイングに挫折した経験がある人や、これからシャドーイングを始めたいと考えている人は、ぜひ「シャドテン」の利用をご検討ください。

また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。