気軽に英語のニュースに触れられ、人気となっている英語ニュースのサイトやアプリ。
英語学習者の間でも注目を集めています。
一方でたくさんのサイトやアプリがあり、「どれが自分に合っているかわからない…」「今利用しているサイトより良いものはないかな…」という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- リスニング力向上におすすめの英語ニュースのアプリやサイト
- 英語ニュースを使った効果的なリスニング学習法
- 英語ニュースのアプリ・サイトの選び方
などがわかりますよ。
アプリ・サイトの紹介ではレベル感や特徴なども詳しく解説していますので、自分に合ったサイトやアプリが見つけやすくなっています。
英語のニュースをリスニング学習に効率的に取り入れたいと考えている英語学習者、必見です。
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ニュースが英語の学習におすすめな3つの理由
英語学習に利用できるコンテンツには、映画やアニメ、ドキュメンタリーなど様々なものがありますが、その中でもニュースは英語学習に特におすすめです。
まずはニュースを英語学習に取り入れるべき3つの理由を見ていきましょう。
①いろんな表現を知れる
ニュースが扱うテーマは、政治や経済、科学や文化など多岐にわたります。
日常的に使われる表現だけではなく、各分野特有の専門用語や表現が使用されるのがニュース英語の特徴です。
例えば、政治ニュースでは法律用語や政治的な表現が頻繁に登場しますし、経済ニュースでは金融用語や経済指標に関する表現が使われます。
ニュースを通じて、日常的な会話表現だけでなく専門的な表現や単語も学ぶことができます。
②その国の標準的な発音を知れる
ニュース番組でニュースを読むのは、基本的にトレーニングを受けたプロのアナウンサーです。
なので、映画やアニメなどの英語音源に比べ、明瞭な音声でリスニングが行えます。
またプロのアナウンサーはトレーニングの一環としてアクセントや発音も学んでおり、ニュース英語を使って勉強することでその国の標準的なアクセントやイントネーションを正確に学ぶことが可能です。
例えばBBCニュースは標準的なイギリス英語の発音である場合が多く、CNNはアメリカ英語の表現や発音を用いていることがほとんどです。
ニュース英語で学習することで、リスニングやスピーキングのスキルを向上させるのはもちろん、世界各国の標準的な発音を学ぶことができますよ。
③あらゆる分野の情報・英語を聞ける
ニュースメディアは政治や経済、科学やスポーツ、エンターテインメントなど幅広い分野の情報をカバーしています。
それぞれの分野特有の専門用語や専門的な表現を学ぶことができ、語彙や表現の幅が広がります。
また英語の音声が聞き取れない理由として、英語のリスニング力そのものの問題というより、その内容を理解するために必要な知識がない、バックグラウンドを知らないということも多いです。
ニュース英語を英語学習に取り入れることで様々な国・地域の事情や文化的背景を学ぶことができ、英語リスニングがしやすくなります。
リスニングにおすすめの英語ニュースサイト5選一覧
ここからはリスニングにおすすめの英語ニュースサイトを5つご紹介します。
英語ニュースサイトと一言で言っても、その特徴や機能性は様々です。
自分にぴったり合った英語ニュースサイトを見つけ、効率よく英語のリスニング学習を行いましょう。
| サイト・アプリ名 | レベル | アプリ・サイトの有無 | 英文スクリプト | 和訳 |
|---|---|---|---|---|
| VOA Learning English | 初心者~中級 | 両方 | 有り | 無し |
| English News in Levels | 初心者~中級 | 両方 | 有り | 無し |
| NHK World-Japan | 中級~上級 | 両方 | 無し | 無し |
| BBC News / BBC World News | 中級~上級 | 両方 | 一部字幕の付いた動画有り | 無し |
| CNN Breaking US & World News | 上級者 | 両方 | CC英語字幕あり | 無し |
それぞれのサイトについて詳しく見ていきましょう。
初心者・初級者にもおすすめのニュースサイト2選
まずは初心者・初級者向けのニュースサイトをご紹介します。
比較的短く、使われている単語も平易なものが多いので、英語初心者でも取り組みやすくなっていますよ。
①VOA Learning English
【特徴】
- 幅広いジャンルを網羅
- ゆっくり×はっきりとした音声
- 英文スクリプトつき
- 比較的簡単な語彙でわかりやすい
【サイト・アプリ】
- サイト有り
- アプリ有り（iOS,Android対応）
VOA Learning Englishは、アメリカの国営放送である「Voice of America」が無料で提供する英語ニュースサイトです。
VOAで扱うニュースのジャンルは時事ニュースからサイエンスまで幅広く、自分の興味のある分野のニュースで英語学習ができます。
またニュースで使われる単語は1500語程度で、比較的簡単な語彙で構成されていることがわかりますね。
英語スクリプトのみで日本語スクリプトはありませんが、語彙が簡単なので勉強のしにくさは感じないでしょう。
音声はかなりゆっくり、そしてはっきりと発声されているため、英語初心者でも聞き取りやすい点も◎です。
アプリもあり便利に学べますが、最新のニュースではない点には注意しておきましょう。
②English News in Levels
【特徴】
- ニュースをレベルに合わせ再構成
- 1つ1つのニュースが短い
- ゆっくりとした音声
- 英文スクリプトつき
【サイト・アプリ】
- サイト有り
- アプリ有り（iOS,Android対応）
English News in Levelsは、「英語学習者」のために作られた英語ニュースサイトです。
1つの英語ニュースに対し初級・中級・上級のレベル別の記事が用意されています。
音声も初級～上級までそれぞれ用意されており、初級の音声はかなりはっきり発音されているため聞き取りやすいです。
また1つ1つのニュースが比較的短いため、気軽に取り組めるのも良いですね。もちろん英文スクリプトつきで、シャドーイングなどにも使いやすいですよ。
アプリもサイトも同じ内容で、好きなときに好きな場所で英語ニュースを視聴できます。
中級~上級者におすすめのニュースサイト3選
中級者以上はナチュラルなスピードの音声のニュースを聴き、ネイティブが話すような英語スピード・抑揚などに慣れていきたいもの。
英語中級～上級者におすすめのニュースサイトは以下の3つです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①NHK World-Japan
【特徴】
- 日本のニュースが中心でわかりやすい
- 発音がクリアで聞きやすい
- 映画に比べ語彙が平易
【サイト・アプリ】
- サイト有り
- アプリ有り（iOS,Android対応）
NHK World-Japanは日本の公共放送NHKが提供する英語ニュースサイトです。
日本のニュースを中心に、日本の文化や食などを紹介した記事などを見たり聴いたりすることができます。
英語学習者ではなく一般の英語話者に対して作られているため、使われている語句は比較的レベルが高いです。
一方で題材のほとんどが日本に関わるもののため、語句などが難しくても内容に馴染みがあり理解しやすいのが特徴です。
また映画などに比べると表現や語彙が平易であること、クリアな発音かつナチュラルなスピードであることなどから、英語中級者以上に◎と言えます。
英文スクリプトはないため、字幕生成機能を使うなど工夫しなければならない点は注意が必要です。
②BBC News / BBC World News
【特徴】
- イギリス英語が学べる
- 世界中の最新のニュースにアクセスできる
- 幅広いジャンル
【サイト・アプリ】
- サイト有り
- アプリ有り（iOS,Android対応）
BBC News / BBC World Newsは、英国放送協会(British Broadcasting Corporation)が提供するニュースサイトで、イギリス英語を学びたい人にぴったりです。
常に世界中の最新のニュースが配信されるため、英語の学習を通じて世界情勢も学べます。
ニュース以外に短いドキュメンタリーなどもあり、幅広いジャンルの語彙や表現に触れられる点も◎です。
ただしすべてにスクリプトがあるわけではないので、英語学習を目的にサイトを利用するならスクリプト付きのものを探す手間があります。
アプリもあり、サイトと同じ内容が気軽に視聴可能です。
③CNN Breaking US & World News
【特徴】
- 世界中の最新のニュースにアクセスできる
- カテゴリー分けがあり使いやすい
- スピードも速く語彙レベルも高い
【サイト・アプリ】
- サイト有り
- アプリ有り（iOS,Android対応）
CNN Breaking US & World Newsは、アメリカ最大級のメディア・CNN（Cable News Network）によって提供されるニュースサイトです。
世界中の最新のニュースに素早くアクセスできます。
スポーツから政治まで幅広いジャンルのニュースが視聴できますが、アプリもサイトもカテゴリーでわけられており興味があるニュースを探しやすいです。
一方で一般英語話者向けだけあり、音源のスピードも速く使われる語句のレベルも高いため上級者向けのサイトと言えるでしょう。
アプリもサイトもほぼ同じ内容でCC表示がありますが、表示されるのが少し遅い点は注意が必要です。
リスニングにおすすめの英語ニュースアプリ3選一覧
アプリのメリットは、場所や時間を選ばずいつでもどこでも英語ニュースが視聴できるところです。
自分のレベルや目的に合った英語ニュースアプリを見つけ、英語ニュースを日常生活に気軽に取り入れていきましょう。
おすすめの英語ニュースアプリは以下の通りです。
| アプリ名 | レベル | 英文スクリプト | 和訳 |
|---|---|---|---|
| 英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング | 初心者~中級者 | 有り | 有り |
| ざっくり英語ニュース！StudyNow(リスニング・解説付) | 全レベル対応 | 有り | 有り |
| LissN ビジネスニュースを英語でリスニング | 全レベル対応 | 有り | 有り |
①英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング
【特徴】
- 英語コラムやニュースが毎日配信
- 日英字幕有り
- 1分程度の短い音源多数
- 字幕オフ・リピート再生など機能豊富
【対応機種】
- iOS/Android対応
【金額】
- 無料
英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニングは、英語リスニングに使えるニュースやコラムが毎日配信されるアプリです。
1分程度の短い音源のものが多く、気軽に取り組むことができます。
また日英字幕付きなだけではなく、字幕のオンオフも自由自在です。
さらにリピート再生やお気に入り機能など便利な機能も多く、使いやすくなっています。
ただし英語の音源は機械音声のような抑揚のないものがある点は注意が必要です。
単語のレベルやニュースの長さなどを考慮すると、初級・初心者〜中級者の人におすすめです。
②ざっくり英語ニュース！StudyNow(リスニング・解説付)
【特徴】
- 短めのニュースのみで気軽に取り組める
- ナチュラルな読み上げスピード
- 日英スクリプト有り
- 単語・熟語・英語表現解説有り
【対応機種】
- iOS/Android対応
【金額】
- 月額400円（税込価格）
ざっくり英語ニュース！StudyNowは、国内外含む様々な短い英語ニュースが届く英語学習者向けの英語ニュースアプリです。
すべて見出し＋3つのパラグラフの短いニュース構成になっており、隙間時間などに取り組みやすいです。
ネイティブスピーカーによる読み上げはナチュラルなスピードで、英語学習者向けではない自然な英語を聴くことができます。
またすべての記事には日英スクリプトが付いているほか、単語や熟語、英語表現やそのニュースの背景などの説明がある点も◎です。
再生スピードを変えれば上級者にも十分な負荷を加えることができ、初級・初心者から上級者まで幅広く利用しやすくなっています。
③LissN ビジネスニュースを英語でリスニング
【特徴】
- 毎日5本日経主要ニュースの英語音源を配信
- 再生速度を変更可能
- ワンタップで単語・熟語検索
- テスト付で理解度を確認
【対応機種】
- iOS対応
【金額】
- 3か月3,300円
LissNは日経の英語ニュース配信アプリです。
毎日5本、最新のマーケット動向や時事ニュースなどが配信されます。
ナレーションは多国籍ネイティブで様々なアクセントに触れられるほか、再生速度が変更できるためレベルに応じて負荷を変えることもできます。
日英スクリプト付きなのはもちろん、単語をワンタップするだけで意味を検索出来たりと便利に使える機能が豊富です。
各ニュースにはテストがあり、理解度を確かめながら学習を進めていけるのも◎ですね。
リスニング学習用のニュースサイト・アプリを選ぶ3つのポイント
英語のニュースが確認できるサイトやアプリはたくさんありますが、「英語のリスニング学習」を目的に利用するのであれば、以下3つのポイントをおさえたものを選びましょう。
より効率的にリスニング力を向上させることができますよ。
- 自分のレベルにあったものを選ぶ
- スクリプトや字幕があるものを選ぶ
- 音源があるものを選ぶ
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①自分のレベルにあったものを選ぶ
ニュースサイト・アプリは自分の英語レベルにあったものを選ぶことが大切です。
- 何回聴いても大体の内容すらわからない
- スクリプトを見たときたくさん知らない単語がある
上記のような場合はその教材は自分の英語レベルには合ってないでしょう。
残念ながら自分の英語レベルで対応できないニュースを聴いても、「英語」という言語ではなく意味のない単なる雑音にしかなりません。
また意味の分からない音源を延々と聴くのはかなりストレスがたまるもの。英語学習の挫折の原因にもなってしまいます。
一方で簡単すぎるのもNGです。
簡単すぎると新しい単語や表現に出会うチャンスが少なくなりますし、適切な負荷がかからず音声知覚（英語の音を単語・フレーズとして認識すること）の向上に結びつかないからです。
教材の目安は、スクリプトを見たときに8～9割程度わかるもの。
このレベルのニュースなら適切な負荷がかかり、効率よくリスニング力を向上させることができますよ。
もちろんスクリプトの中でわからない単語があったときは、意味や使い方を調べ「音」と一緒に記憶することも忘れないようにしましょう。
②スクリプトや字幕があるものを選ぶ
音源の英文スクリプトは必須です。
なぜなら英文スクリプトは、英語の音と単語・フレーズを結びつけるために必要だからです。
例えば「ラナウェイ」という熟語が「run」と「away」から成り立つという知識がなければ、何回「ラナウェイ」という音を聴いても「run away」とは結びつきません。
スクリプトを見て「ラナウェイ」が「run away」であると学ぶことで、初めてラナウェイという音を聴いたときに「run away」と結びつくようになるのです。
この作業を繰り返すことで音声知覚が向上し、リスニング力に結びついていきます。
つまり英語ニュースをリスニング力向上につなげるために、スクリプトは必須なのです。
また日本語訳もあるとさらに◎です。知らない単語などに出会ったときも日本語訳があればわざわざ別に調べる必要もなく、学習効率がアップします。
③音源があるものを選ぶ
英語ニュースのサイトやアプリによっては文字のみのものもあります。
リスニング力向上を目的にするなら、必ず音源があるものを選んでください。
なぜならリスニング力向上には音声知覚の向上が必要であり、音声知覚を向上させるためには「音」と「単語・フレーズ」を結びつけるトレーニングが欠かせないからです。
またアプリやサイトによってはスピード調整ができたり、英文スクリプトの単語をタップすると和訳がでてくるものもあります。
自分にとって便利に使えるものを見つけて、効率よく学習を進めていきましょう。
ニュースを使ったリスニングの勉強方法とは？
ここまで英語ニュースでリスニングする際におすすめのサイトやアプリをご紹介してきましたが、実際にどのようにサイト・アプリを英語学習に取り入れれば良いのでしょうか。
ニュースを使ったリスニングの勉強法をご紹介します。
まずはスクリプトを見ずに、英語音声のみでニュースを聴いてみましょう。
ここでの目的は内容を大まかに把握することです。
細部まで理解する必要はありません。
3回程度を目安に英語音声を聴いて下さい。
何回聴いても大まかな内容が掴めない…
そんなときは音源のレベルが自分に合っていない可能性が高いです。
逆にこの段階ですべて聴き取れてしまう場合も、簡単すぎて適切な負荷がかかっていません。
別のニュースに切り替えるなどしましょう。
大まかな内容を把握したら、次はスクリプトや字幕を見ながら再度音源を聴いて下さい。
ここでの目的は2つです。
- 知らない単語およびフレーズの確認
- 音と単語・フレーズを結びつける
スクリプトや字幕を見ながら音源を聴くことで、単語がつながったときの音変化や単語の正しい発音など、音声データが蓄積されていきます。
音声データが蓄積することで、英語の音を聴いたとき即座に単語・フレーズが思い浮かべられるようになり音声知覚が向上していきますよ。
またニュースででてきた知らない単語やフレーズを調べることで、様々な分野の語彙を増やすことができます。
語彙力が上がることで対応できるジャンルが増え、英語の総合力も上がっていきます。
内容を細部まで把握したら、次はオーバーラッピングを行います。
オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら音源と同時に発話するトレーニングです。
音源のスピードや抑揚、英語のリズムなどを意識しながら、オーバーラッピングを行いましょう。
音源に慣れることで、この後に行うシャドーイングが格段にやりやすくなります。
またオーバーラッピングをするときもう1つ意識したいのが、音と単語・フレーズの結びつきです。
発話するときにスクリプト（あるいは字幕）の単語・フレーズをしっかりと追いながらオーバーラッピングを行ってください。
オーバーラッピングはスクリプトという視覚情報に頼ってしまうため、オーバーラッピングだけで音声知覚が完成するわけではありません。
しかしオーバーラッピングで音と単語・フレーズの結びつきをおさえておくことで、音源のみになった場合でも単語・フレーズが捉えやすくなります。
オーバーラッピングについてはこちらで詳しくご説明していますので、ぜひご一読ください。
オーバーラッピングが終わったら、シャドーイングを行い音声知覚を鍛えていきましょう。
シャドーイングとは、スクリプトを見ずに音源の2～3語あとをシャドー（影）のように追いながら発話するトレーニング。
スクリプトという視覚情報に頼らず「音」のみで単語・フレーズを捉えていくため、音声知覚の完成に非常に有効です。
シャドーイングを行う際気を付けたいのが「音マネ」にならないこと。
大切なのは音と単語・フレーズを結びつけることです。
自分がどの単語・フレーズを発声しているのか意識しながら、シャドーイングをしていきましょう。
このトレーニングを続けることで音源の情報のみで単語やフレーズを捉えられるようになり、音声知覚が完成していきます。
シャドーイングの詳しい効果についてはこちらで解説していますので、ぜひご覧ください。
最後はニュースを読み上げた自分の音声を録音し、振り返りを行いましょう。
オリジナルの音源と照らし合わせ、スピードや抑揚、発音が正しいかなどを確認していきます。
英語ニュースの聞き流しはリスニングに効果はある？
「英語を聞き流すだけでリスニング力アップ！」そんな謳い文句の教材をときどき見かけます。
英語ニュースも聞き流すだけでリスニング力が向上するのでしょうか。
結論から言うと「音と単語・フレーズの結び付けを意識せず、単純に音源を聞き流しているだけならリスニング力向上には結びつかない」です。
なぜならリスニング力向上には音声知覚の自動化が必須ですが、単純に聞き流すだけでは「音と単語・フレーズ」を結びつけることができないからです。
単純な聞き流しでは英語の音源が単なる雑音になってしまい、音声知覚の向上につながっていきません。
逆に言えば「音と単語・フレーズ」を意識しながら英語ニュースを聴くことができれば、音声知覚向上に意味があるとも言えます。
英語ニュースの聞き流しをリスニング力向上につなげたいのであれば、音と単語・フレーズのつながりを意識してください。
英語ニュースでのリスニングへの効果をより実感するための4つのコツは？
この記事でご紹介した英語ニュースのサイトやアプリを使い、適切にトレーニングを行えばリスニング力は向上していきます。
しかし以下4点をおさえることで、さらに効果的にリスニング力アップにつなげていくことができますよ。
- 毎日ニュースを聴く
- 完璧主義はやめる
- 他の学習と組み合わせる
- プロの力を借りる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①毎日ニュースを聴く
英語ニュースを毎日聴くことを習慣にしましょう。
上記でご紹介した「ニュースを使ったリスニングの勉強方法」を取り入れることで効率的にリスニング力を向上させることはできますが、それでも一朝一夕で音声知覚が向上できるわけではないからです。
少しでも良いので毎日英語のニュースを聴き、英語リスニングの機会を増やしていきましょう。
また毎日ニュースを聴くことで多様なトピックに触れる機会が増え、様々なジャンルの単語や表現が学習できます。
幅広いジャンルの語彙力を上げることで、リスニングのみならず総合的な英語力を向上させることができる点も毎日ニュースを聴くメリットです。
②完璧主義はやめる
英語を一生懸命勉強しているのに、ちゃんと英語が聞き取れない…。そんなことが続けば英語学習のモチベーションも下がってしまいますよね。
英語ニュースでリスニングする際、気を付けたいのが「完璧主義にならないこと」。
細かい箇所まで聞き取れなくても全体でどんな内容だったのか把握できれば十分です。
完璧に聞き取れなくても、毎日英語ニュースを聴きシャドーイングなどを行っていけば必ず英語力は伸びていきますよ。
普段の英語ニュースを使ったリスニングトレーニングでは完璧主義はやめるべきですが、一方で「現在の英語力の把握と、伸ばすべきスキルを分析する」ときは細かいところまで聞き取ることが必要です。
正確に聞き取れない箇所を把握することで、リスニングに必要なスキルのうちどの能力が弱いのか認識できるようになるからです。
自分がどの理由でリスニングができないか知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
③他の学習と組み合わせる
英語ニュースは、自分の英語レベルに合ったニュース音源を用いシャドーイングなどの適切な学習方法を行えば「正しい英語」が学べる非常に有効な手段です。
一方で英語ニュースを使ったリスニング学習のみで英語学習が完結するわけではありません。
ビジネスシーンなら正しい文法やビジネスシーンで適切な表現を使ったライティングの力が求められます。
また英会話なら相手の言うことを聞き取り理解するリスニング能力はもちろん、自分の話したいことを即座に英文にし発話する能力が必要です。
ディクテーションや音読など複数の英語学習を組み合わせ、総合的に英語力を上げていくようにしましょう。
④ プロの力を借りる
英語のリスニング力をもっとも効率的に上げていく方法。
それはプロの力を借りながらシャドーイングを行うことです。
シャドーイングは日本人が苦手とする「音声知覚」を効果的に鍛えることができる英語学習法。
シャドーイングアプリ「シャドテン」なら毎日プロからフィードバックを受けながらシャドーイングが行え、シャドーイングの効果をさらに高めることができます。
教材レベルも初心者から上級者まで幅広く、段階的に負荷を高めながらシャドーイングができますよ。
さらに教材のジャンルも幅広く1000を超える教材が用意されているため、自分の英語学習の目的に合ったものが選べます。
シャドーイングから課題提出までアプリ1つで完結する手軽さも◎です。
シャドーイングするならシャドテン
シャドーイングするなら
シャドテン
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