- 英語を聞き取れるようになりたいけれど、実際の音声を聞いてみると細部が曖昧になってしまう
- なんとなく意味はわかるけれど、いざ言葉にしようとすると口から出てこない…
そんなお悩みを抱えていませんか?英語学習の中でも特に難しいと感じる人が多いのが“リスニング”。そして、そのリスニング力を高める手段として、いま改めて注目されているのがリスニングの書き取り(ディクテーション)という学習方法です。
「書き取りなんて、地味だし面倒くさい」と思うかもしれません。しかし、正しいステップで実践すれば、驚くほど効率的に英語の音と文字をリンクさせ、細部まで“聞き取れる耳”を鍛え上げることができます。
本記事では、リスニングの書き取りの具体的な手順や注意点、さらに挫折しないためのコツを分かりやすく解説します。日々の学習に少し手間をかけるだけで、英語を“音から理解できる”という実感が得られるようになるかもしれません。
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リスニングの書き取り(ディクテーション)とは何か
基本概念
リスニングの書き取り、つまりディクテーションとは、英語の音声を一語一句文字に起こす学習法のことです。
音声を「聞いて→止めて→書く」を繰り返し行い、聞き取れたフレーズと聞き取れないフレーズを明確にできるのが大きな特徴で、この作業を繰り返すことで、ただ音声を流し聞きしているだけでは見落としがちな細部の音まで拾い上げ、リスニングの精度を高めることができます。
書き取りがリスニング強化に繋がる理由
「書く」という工程を挟むことで、自分の中であやふやだった音をはっきりさせられるのがリスニングを書き取る最大のメリットです。
頭の中で「何となく合っているかも…」と感じていた部分こそ、実は重要な“聞き落としポイント”だったりします。書き取りによって盲点を洗い出す作業こそが、リスニング力アップの近道と言えるでしょう。
聞き取れなかった理由にも、「単語自体を知らなかった」から、「単語は知っていたけど発音を知らなかった」「発音は知っていたけど、音がかたまって聞こえてしまってわからなかった」まで色々あるため、解析して対策を講じることが重要です。
リスニングの書き取りがもたらす具体的な3つの効果
①音と文字のギャップを埋める
英語は単語のつづりと発音が必ずしも一致しません。
たとえば “would you” が「ウッジュー」のように聞こえたり、 “going to” が「ガナ」のように発音されたり。リスニングの書き取りでは、こうした“音声上の変化”を文字化することで、そのギャップを理解しやすくなります。

②集中力と注意力の向上
音声を一度聞き流すだけでは気付きにくい微細な発音やリエゾンを、書き取りなら意識的に探り当てる必要があります。
「ちょっとした気の緩み」があれば一文字逃すだけで文章が破綻するので、自然と集中力が高まります。短時間でも深く耳を使う習慣は、リスニングのスキル全般に好影響を及ぼします。
③聞き取れない箇所の明確化
前述した通り、「どの部分がまったく聞き取れなかったのか」を客観的に把握できるのもリスニングの書き取りならではです。
シャドーイングや多聴学習だけでは感覚的に「なんとなく」で終わってしまいがちですが、書き取りなら書けなかった部分が明白になるので、次の学習戦略を立てやすいのです。
リスニングの書き取り(ディクテーション)の基本ステップ
①音源を準備する
最初は自分の興味に合った音声素材を選びましょう。ニュース記事なら時事問題、ドラマならストーリー性、バラエティ番組ならジョークやスラングなど、自分が面白いと思えるものを選ぶと長続きします。
レベルは自分の英語力よりやや易しめ、または同程度が理想です。難しすぎると挫折要因になるので要注意。また、答え合わせのために、必ずスクリプトが付いている教材を用意しましょう。
②短い区間に分割して再生
いきなり長い音声を全部書き取ろうとすると疲れてしまいます。1~2文単位でリピート再生し、聞き取れた分だけノートやパソコンで書いていく方法がおすすめです。
慣れてきたらもう少し一気に聞く量を増やしても大丈夫ですが、書き出す時間の間に忘れてしまうのでむやみに1回に聞く量を増やす必要はないです。
③繰り返し聞き、細部を埋める
1回目で書けなかった箇所を2回目、3回目の再生で埋めていきます。どうしても聞き取れないなら速度調整機能(0.8倍再生など)を活用するのもアリです。
ただし、あまり遅くしすぎると音質が聞き取りづらくなる可能性があるので注意しましょう。
④スクリプトや字幕で答え合わせ
最後は必ずスクリプトをチェックし、自分の書き取りと照らし合わせます。ここで、なぜ間違ったのか、どの発音が取りにくかったのかを確認することが重要です。
以下が間違った原因別に行える対策例となります。
- 単語力不足 → 単語帳などで補強
- 音変化やリエゾンに慣れていない → 発音や連結音を重点的に学ぶ(シャドーイングなど)
- 背景知識不足 → 内容がわからず推測できなかった場合、テーマ関連の知識をつけると理解度が上がる
リスニングの書き取りで意識したい3つのポイント
①一度で完璧を目指さない
リスニングの書き取りは、初めて挑戦する人にとって最初は難しく感じる場合もあります。
焦って最初から完璧を目指すより、「聞き取れる範囲でOK」というスタンスのほうが長続きしやすいです。
②小分け学習で負担を軽減
1回の書き取りを長時間やろうとすると疲労感が強くなります。1日5分や10分、短時間で区切り、毎日コツコツ続ける方法が効果的です。
小分けにすることで集中力が持続し、習慣化もしやすくなります。
③自己チェックと復習をセットに
書き取り後にすぐ答案を捨ててしまうのはもったいないです。間違えた箇所をメモしておき、数日後にもう一度聞いてみると、前回との違いが分かりやすく学習効率が上がります。
リスニング 書き取り+αの学習法:シャドーイング
リスニングの書き取りを活かすシャドーイング
リスニングの書き取りでは、英語の音を正確に捉える力が鍛えられますが、書き出すために音源を止めたりするため、音声を処理する速度の向上は見込めません。
一方でシャドーイングは聞こえてきた音を1~2語遅れて追いかけるように再現し続けるので、音声の処理速度が自然と向上ていきます。また、ネイティブの発話を真似するため、発音も強化されます。
書き取りで苦手な部分を特定し、その部分を意識しながらシャドーイングすることでより効率的にリスニング力を向上することができます。

書き取り後にシャドーイングを取り入れる方法
書き取り後にシャドーイングを取り入れる場合は以下の手順で実施しましょう。
- 書き取りで音声をしっかり聞き取る
- 答え合わせをして単語や発音を理解
- 同じ音声をシャドーイングする
書き取りで耳と頭にインプットされた内容をシャドーイングでアウトプットすることで、「知っている音」が「言える音」へ変化し、リスニング力もさらに強化されるのです。
リスニングの書き取りをさらに活かすための3つのアイデア
①結果を記録してモチベーション維持
書き取りしたノートやファイルを残しておくと、数か月後に見返したときに「最初はここまで聞き取れなかったのに、いまはこれだけ書けるようになった!」と自分の成長を実感しやすくなります。
②仲間との情報共有
SNSや学習コミュニティなどで、書き取りの結果をお互いに見せ合うのもおすすめです。自分が苦戦した部分を他の人はどう書き取ったのか、どんな攻略法があるのかを交換することで、新しい発見があるかもしれません。
③興味のあるジャンルを徹底的に掘り下げる
ニュースなら政治、経済、テクノロジー、エンタメなど、ジャンル分けして学習する方法もあります。好きなテーマなら関連単語が繰り返し出てくるため、語彙の定着率も上がりやすくなるでしょう。
学習効果を最大化したいなら「シャドテン」もチェック

「リスニングの書き取り」を使ってコツコツ英語の音を拾えるようになってきたら、次のステップとしてシャドーイングを本格導入すると、リスニング力が飛躍的に伸びる可能性があります。ただ、「自己流でやっていると正しい発音や音声変化を確認できない」「なかなか続かない」という悩みもよく耳にしますよね。
そんなときにおすすめしたいのが、シャドテンです。シャドテンはシャドーイング学習に特化したアプリで、英語のプロがあなたのシャドーイング音源を添削してくれるのが最大の魅力です。自分の音源を自分で添削するのは時間がかかるだけでなく間違いに気づけないことがありますが、プロが添削してくれることで、より早く改善点に気づくことができ効率的にリスニング力を向上することができます。
まとめ:リスニングの書き取りで英語の音を確実に捉えよう
リスニングの書き取り(ディクテーション)は、英語学習において意外と見落とされがちな手法ですが、実は耳と頭で捉える力を劇的に向上させるポテンシャルを秘めています。
- 短い音声を区切って一言一句書き起こす
- 何度も聞き直し、答え合わせで弱点を洗い出す
- 弱点を分析し、対策を講じる
このプロセスを地道に積み重ねるだけでも、確実にリスニング力を底上げできるはずです。そして、ディクテーションに慣れてきたらシャドーイングを組み合わせることで、さらなるリスニング力の強化、そして発音も向上することができます。
もし「もう少し効率よく学びたい」「自分の学習法が正しいか確認したい」という気持ちがあるなら、シャドテンをぜひ活用してみてください。プロの添削が入ることによりより効率よく学習を進めることができるのを感じていただけるでしょう。
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