- リスニングの練習をしようと思うのに、すぐ疲れてしまって集中が続かない
- 耳を使う学習がこんなに消耗するなんて知らなかった…
と感じていませんか?
実は英語のリスニングは、語学学習の中でも脳に負荷がかかりやすい分野です。単語や文法の理解だけでなく、英語特有の発音やスピードに追いつく必要があり、注意力を常にフル稼働させなければならないからです。
「こんなに疲れるならリスニングは敬遠したい……」と思うかもしれませんが、少しの環境調整や学習法の工夫で、リスニング中の疲労感はかなり軽減できます。
本記事では、
- なぜリスニングは疲れやすいのか
- 集中力を保ちながら無理なく学習するためのテクニック
を心理学や脳科学の知見を取り入れながら解説します。
「すぐバテてしまう」「聞き流しになりがちで成果を感じにくい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
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なぜリスニングは疲れやすいのか?4つの理由
①聴覚だけに頼る情報処理が高負荷
人間の脳は、五感のうち 視覚情報 に多くのリソースを割くように進化してきたと言われます。そのため、耳だけに集中するリスニング学習は、普段よりも脳を“意識的に”使わなければならず、エネルギーを大きく消耗しやすいのです。
また英語という日本語と異なる音声構造の理解を耳だけで行おうとすることで、より脳に負荷がかかり、常にフル回転している状態になります。
②音声の速度や難易度とのギャップ
教材が自分のレベルよりも難易度が高すぎる・低すぎると、それだけで疲労感が増幅しがちです。
- 難しすぎると単語や文法が分からず理解を諦め、集中が途切れやすい
- 簡単すぎると退屈してしまい、やる気を保てず逆に疲れてしまう
TOEICや英検などの目標スコアがある場合も、実力に合わない音声を聴き続けると、「頭が追いつかない」or「飽きて集中できない」といった形で疲れを感じやすいのです。
③長時間の集中が苦手な脳の特性
多くの研究によれば、人間の注意力はそれほど長く続きません。例えば、マックワースの時計検査 (Mackworth clock test)の例を出すと、人間は単純作業の場合30分~2時間程度で注意力の低下が顕著に起こることを報告しています。
リスニングは「聞き取りを続ける」作業が中心のため、1時間以上ぶっ通しで行うと脳が“耳からの情報”に飽きてしまい、気づいたら“ぼーっとしていた”……なんてことが起こりやすいのです。
④環境・身体的要因も無視できない
疲れた身体やストレスフルな環境でリスニングすると、いっそう疲労感を抱きやすくなります。
- 夜遅い時間だとどうしても眠気が勝ってしまう
- 周囲の雑音があると集中力が削がれ、体力を余計に消耗してしまう
同じように、長時間通勤後の深夜に学習するなど、体力が落ちている時に無理をしてしまうと疲れが倍増する可能性が高いでしょう。
リスニング疲れを減らすための基本的対策4選
①まずは難易度とスピードを調整する
前述したように、レベルが合わない音声を使うと“頭が追いつかない”あるいは“退屈”の極端な状態に陥りがちです。
- 速すぎる場合:0.8~0.9倍速に調整する
- 易しすぎる場合:スピードを上げる or もう少し高難度の教材に変更する
自分の理解度に合わせて速度・難易度を微調整するだけでも、「聞き取れなくて疲れる」「簡単すぎて飽きる」という現象を防ぎやすくなります。
②学習時間を区切って休憩を挟む(ポモドーロ・テクニック)
長時間の学習は疲れを溜めやすいので、短めに時間を区切って学習することをおすすめします。
ポモドーロテクニックは25分集中して5分休憩を挟むテクニックで、短い集中と休憩の繰り返しは、脳のパフォーマンスを維持しやすいことがわかっています。
休憩する際は、スマートフォンやPCを見るのではなく動いたりストレッチをするとより効果が高まります。
③学習前後に“耳と脳”をリフレッシュ
リスニング学習の前後に数分のリフレッシュ時間を設けると、集中力を維持しやすくなります。
- 学習前: 軽いストレッチや深呼吸で身体を起こす
- 学習後: 静かな場所で目を閉じて無音を感じるなど、脳をクールダウン
脳は連続で負荷をかけると疲労しやすいため、環境や姿勢を切り替えるだけでも疲労回復を助けます。
④目標や目的を明確にする
「TOEICで○点上げる」「海外ドラマを字幕なしで楽しむ」など、具体的な目標を掲げましょう。心理学の自己決定理論などでも、明確な目的があるほど人は集中力を維持しやすいと示唆されています。
学習中に疲れを感じても「ここでやめたら目標に近づけない」という意識が支えになります。また、短期で達成できそうなマイルストーンと長期の目標を同時に立てることでより学習を継続しやすくなります。
リスニング疲れを防ぎながら学習効率を上げるテクニック4選
①シャドーイングやディクテーションで“能動的”に聴く
聞き流しのリスニングは、一見楽に思えて実は眠気や“ぼーっと”を誘発しがち。
- シャドーイング: 流れてくる音声を1~2語遅れて追いかけるように発声。
- ディクテーション: 聞こえた英語をそのまま書き起こす。
これらは耳だけでなく、口や手も使うため退屈に感じにくく、またアウトプットすることで発音や文法の記憶定着も高まります。
特にシャドーイングはリスニングの音声処理速度も向上できるトレーニングなので、リスニング力向上を目指している人すべてにおすすめの学習法です。
<シャドーイングの基本的なやり方>
- スクリプトがついている短め(30秒~1分程度)の音源を用意する
- まずは英語音声を聞き、全体の内容を把握する
- スクリプトを確認し、発音や意味をチェック
- スクリプトを見ながら音声と同時に発話する(オーバーラッピング:目安5回以上)
- スクリプトを見ずに音声のみを頼りに1~2語遅れながら追いかけるように発話する(シャドーイング:目安20回以上)
- 録音・振り返りを行う
②短い動画で飽きを防ぐ
長編の教材をずっと聴き続けるより、1~3分程度の短いクリップを使うと、区切りごとに達成感が得られ、モチベーションを保ちやすいです。
- ニュースやTED Talksを短く編集して聴く
- YouTubeの英語学習チャンネルなどで、テーマごとに区切って聴き直す
小さなゴールを積み重ねるほうが、脳が飽きづらく疲労感も軽減するという意見もあります。
③シーンを頭の中でビジュアル化する
音声を聞くだけでなく、頭の中でシーンをイメージすると、「聴く作業」が物語化されて楽しくなります。
例えばファーストフード店での会話の音声なら、よく自分が行くファーストフード店を想像しながら聴いてみたり、その場に居合わせているかのようにイメージするのがおすすめです。
“絵”を脳内で作ることで聴覚情報が視覚と連動し、集中が持続しやすくなるとも言われています。
④学習後に要約を書いてみる
リスニング後に内容をメモやノートに「要約」してみると、理解をチェックできるだけでなく、記憶の定着にも効果的です。
- 聞いた話の登場人物・場所・トピックなどを短文でまとめる
- スクリプトを見て答え合わせ、間違いを修正
書き起こしや要約は脳の“再現力”を試す行為なので、集中力を伴うため「ぼーっと聴いて終わり」という事態を防げます。
リスニングの疲れやすさを軽減するためにおすすめの環境づくり
イヤホンのノイズキャンセリングを使用
オフィスや電車など雑音の多い環境では、リスニング音声だけに意識を向けるのが難しくなります。
ノイズキャンセリング機能のヘッドホンやイヤホンを使うと、外音が大幅に減りリスニングに集中しやすいです。ただし、安全面に注意が必要な場所では音量・使用方法を工夫しましょう。
隙間時間を組み合わせて合計学習量を増やす
1回に長時間の学習をとると疲れやすい人には、こまめな学習を積み重ねる方法が合っています。
- 通勤バス・電車で10分のリスニング
- 昼休みに15分ディクテーション
- 夜寝る前に30分シャドーイング
隙間時間を活かせば「長時間の連続学習による疲れ」を回避しつつ、1日の総学習量を確保できます。
リスニング疲れを克服するなら「シャドテン」の活用がおすすめ
「リスニングで疲れて悩んでいる」「集中力が続かなくて成果を感じにくい」と感じたら、独学だけでなく専門サービスを活用してみるのもおすすめです。
リスニング疲れの一因に「自己流で練習しているが正解が分からず、達成感が得られない」状態もあります。
シャドーイング特化型のアプリ「シャドテン」なら効率的に学習を進められるように設計されているので、成長を感じやすく学習を継続しやすいでしょう。
まとめ:リスニング疲れを軽減し、効率的に英語力を伸ばそう
リスニングが疲れるのは、脳が聴覚情報だけにリソースを集中させる負荷や、教材の難易度・時間配分、周囲の環境などさまざまな要素が影響しているからです。しかし、
- 難易度とスピードの最適化
- 学習時間の区切り(ポモドーロなど)
- シャドーイング・ディクテーションなどの能動的手法
- ノイズキャンセリング等で環境整備
といったアプローチを組み合わせれば、「すぐ疲れて続かない」という課題は大幅に改善できるでしょう。
もし独学で限界を感じているなら、シャドテンなどの専門サービスを使って、正しいシャドーイングや弱点克服の指導を受けるのも賢い選択です。効率よくリスニングに取り組める仕組みを整えれば、疲れや負担を最小限に抑えつつ、実力を着実にアップさせることが可能。「リスニングがつらい……」から「英語を聞くのが楽しい!」と思える日を目指して、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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