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英語リスニングとつづり力アップ!おすすめの学習法を紹介!

  • 英語の音声はある程度理解できるのに、実際に聞こえた単語のつづりを書き起こそうとすると間違いが多い
  • ディクテーションを始めてみたいけれど、どうやって進めればいいのかわからない

そんな悩みを抱えていませんか?
英語は母音や子音の種類が多く、さらにリエゾン(連結や脱落)などの音声変化も頻繁に起こります。結果として、リスニングにある程度自信があっても、聞こえた単語を正確につづるには独自のコツやトレーニングが必要です。


本記事では、英語の音を正しく認識してスペルにつなげるための具体的な方法や効果的な学習テクニックを、学術的な裏付けとともに詳しく解説します。リスニング力とライティング力を同時に伸ばしたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。あなたの「英語を聞いて正しく書き取る力」がぐんと高まるはずです。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

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リスニングにはシャドテン
目次

リスニングとつづりが結びつかないのはなぜ?

①英語の発音とスペルの不一致

英語は、たとえば「knife(ナイフ)」のように、文字通りに読まない箇所(kが発音されない)が数多く存在します。また同じアルファベットでも単語によって発音が異なることがあり、学習者を混乱させがちです。

  • : “c”は「cat(キャット)」では[k]の音ですが、「ceiling(シーリング)」では[s]に近い発音になる。
  • : “gh”は「night(ナイト)」では無音扱いですが、「enough(イナフ)」では[f]の音になる。

こうした不規則性はネイティブにとってもややこしく、英語圏の子どもが英語の読解と綴りを習得するときにも、この発音とスペルの不一致が大きな障壁になると報告されています。

②リエゾンや脱落音でスペルがわかりづらい

英語の会話では、単語と単語が連結して音が変化(リエゾン)するのが日常茶飯事です。

  • : “got it”が「ガリッ」「ガティッ」のようにつながって聞こえる。
  • : “I want to”が「アイワナ」のように変化する。

このように音が変わるため、耳で聞いた通りに書くと、本来のスペルとは大きく異なる形になってしまうことがあります。特にリスニングに集中していると、つづりは「あと回し」になりがちです。

③書き起こしの経験不足

リスニング力とつづりの力は、別々のスキルというわけではありませんが、それぞれ訓練の仕方が違います。

  • リスニング重視の勉強では、英語字幕をつけて音と意味を結びつけることが多い。
  • つづり重視の勉強では、発音記号やルール、ディクテーションなどの特別な練習が必要。

単純に“英語を聞くだけ”の学習を繰り返していても、頭の中に「音→つづり」の変換プロセスが十分に構築されない場合が多々あります。

聞こえた英語を正確に書くメリット3選

①単語の定着度が格段に上がる

英語の聞き取りと同時にスペリングを書き起こす作業(ディクテーションなど)を行うと、単語が持つ文字情報と音声情報が脳内で強く結びつきます。

  • 目だけで覚えた単語は、時々発音と結びつかなくて忘れがち
  • 耳と目で捉えた単語は、五感に近い複数の刺激を伴うため、定着しやすい

実際に研究でも視覚・聴覚を同時に活用した語学学習は単語記憶の定着率を高めるとされています。

②発音ルールに強くなる

英語の単語を声として聞き、それを綴りで書き起こすと、「なぜこの音はこうつづるのか?」を自然に意識する機会が増えます。

  • 単語の語源(ラテン語・フランス語由来など)により発音規則を知る
  • 一部の子音・母音の組み合わせ(th, sh, ch, oo, ouなど)の発音とつづりの関係を理解する

これらを繰り返すことで、知らない単語でも“ある程度の発音とつづりが推測できる”ようになり、リスニング時の推測力も高まります。

③ライティング全般にも好影響

聞こえた英語を正確に書き取れるようになると、当然ライティングのスキルも底上げされます。

  • 文法知識やスペルチェックへの意識が高まる
  • 語彙選択の幅が広がり、より自然な英作文が可能になる

リスニング×つづりを強化すると、英語を“使う”場面での応用力もぐっと増すのです。

つづりを強化する具体的な学習法

①発音とつづりの基礎ルールを押さえる

まずは以下のような大まかのパターンを把握しておくと良いでしょう。

  • 母音のパターン: a, e, i, o, uの単独・組み合わせによる音の変化
  • 子音の特殊ケース: c, g, s, t, xなどの音のバリエーション
  • サイレントレター: k, h, wなどが発音されないケース

たとえば、-tionで終わる単語(action, nation, stationなど)は「シュン」のような音になる、といった典型的なルールを覚えておくと、リスニングでも書き取りでも混乱が減ります。書籍や学習サイトなどでまとめられているルール表を一度読むだけでも大きな助けになるでしょう。

②例単語をまとめて覚える

単語単体で覚えるのではなく、類似のつづりや音をもつ単語をグループ化して学習すると、効率が上がります。

  • 同音異綴り(right / write / rite / Wrightなど)
  • 同じ語尾(-tion, -sion, -cianなど)
  • 接頭辞・接尾辞の仕組み(re-, pre-, -able, -ible など)

これらをまとめてインプットしておけば、リスニング中に似た発音の単語が出てきても、「ああ、あのパターンだ」と気づきやすくなります。

③ゲーム感覚で慣れる

英語圏の子どもたちが取り組む「スペリングビー」は、聞いた単語を正しくスペルする競技です。大人でもゲーム感覚で取り入れると、楽しく継続できます。

  • アプリやオンラインツールで出題される単語を音声で確認し、スペルを入力していく
  • 正解・不正解が瞬時にわかり、間違えた単語はすぐに復習できる

反復していくうちに、耳から入る音と目で見る文字が結びつく感覚がつかめるでしょう。無料ゲームも多く存在しているので気軽に取り入れやすいです。

聞こえづらい音・リエゾン対策のポイント

ここでは聞き取りづらい音や音の変化への対策方法をご紹介します。

①苦手音をリストアップする

英語学習者が特に聞き取りにくい音は、人によって異なるものです。

  • rとlの区別(rock / lock)
  • th音(think / sink / tinなどと混同しやすい)
  • vとbの区別(very / berry)

自分がどこでつまずきやすいかを洗い出し、そこを集中的に練習するのが近道です。ただし、どうしても単語のみだとどっちの音かわからない。ということもあるので、その際は「文章として出てきた時にわかればいい」という気持ちでいることも大事です。

②リエゾンを意識して再生スピードを調整

英語の動画や音声教材を使用するとき、再生速度を落とすのは効果的な対策です。

  • 普通(1.0倍速)では高速に聞こえるなら、0.75倍速や0.8倍速で耳を慣らす
  • 徐々に元のスピードに戻しながら、リエゾンや脱落が起こる箇所を確認

近年では、YouTubeやPodcastなどでも簡単に再生速度を変えられるようになっているので、活用しない手はありません。

③詰まったらスクリプト・字幕でチェック

一度聞いただけではわからない単語を曖昧にしたまま進めると、学習効果が半減します。

  • 英語字幕をオンにして何度か再生する
  • スクリプトがあれば、その箇所を読んで実際の音声とすり合わせる

「耳で聞いた音と文字情報」がマッチした瞬間こそ、リスニング力とつづりの力が一気に伸びるポイントです。

リスニングと「つづり」を同時に鍛えられるディクテーションとは?

ディクテーションとはリスニングトレーニング法の1つで、聞こえた音を全て書き起こします。そのためリスニングと「つづり」を一緒に強化することができます。

やり方は簡単で、まずは音声を聞きます。その後1文ずつ止めながら書き起こしていきます。その際スペルがわからなかったり、どの単語かわからない場合は空白にしておき次の単語に移りましょう。

その後スクリプトと照らし合わし、どの単語が聞こえなかったのか?なぜわからなかったのか?を意識しながらインプット作業をします。

具体的なやり方についてはこちらの記事で記載しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。

学習効率をさらに高めるコツ:シャドーイングを活用する

シャドーイングで音声の捉え方が変わる

ディクテーションと併用して実施したいのがシャドーイングです。

  • シャドーイング: 音声を少し遅れて真似しながら声に出す
  • 狙い: リエゾンや音の変化を体感し、自分の口で再現することで、耳と脳が正しい音を“再構築”しやすくなる

シャドーイングを行ったあとにディクテーションをすると、聞き取る音が明瞭になっていることを実感できるでしょう。

またシャドーイングをすれば音声の処理速度も向上するため「音が速くなると何を言っているかわからない」という人にも非常におすすめです。

まとめ:リスニングとつづりの相乗効果を狙おう

ここまででご紹介してきた重要ポイントをまとめると以下のようになります。

  • 英語の発音とスペリングの不一致に慣れるため、基礎ルールを押さえる。
  • リエゾンや脱落音を理解して、聞こえた音と本来のつづりを結びつける。
  • ディクテーションでリスニングとつづりを同時に鍛え、単語力を強化。
  • シャドーイングや発音練習を組み合わせることで、聞き取りの精度が飛躍的にアップ。

リスニングとつづりは切り離して考えられがちですが、実はお互いを高め合う関係にあります。音声を正確に捉えられるほど書き取りがしやすくなり、つづりや発音規則が身につくほど、リスニングの理解度も深まります。ぜひ本記事の内容を参考に、両面からアプローチしてみてください。

「聞き取る力」を飛躍させるには?

「ディクテーションやシャドーイングに挑戦したいけれど、自己流でやっていると本当に合っているか不安……」と感じたことはありませんか?自宅でコツコツ練習するだけでも効果はありますが、やはり専門家やプロの指導が入ると自分の弱点に気づきやすくなり、改善もスムーズです。

そんな方にぜひ検討してほしいのが、シャドテン です。シャドテンはシャドーイングに特化したアプリで、英語のプロが毎日添削してくれるためリスニング力を効率良く向上させることができます。シャドーイングをすることで、自然と英語音声の聞き取り(リスニング)が鋭くなり、ディクテーションやつづりのミスも激減するはずです。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
英語を聞き取れるようになりたい全ての人に、最適な英語学習法をお伝えするために日々記事を更新しています。

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