英語の会議やプレゼンで、相手の話を聞き取れずにもどかしい思いをした経験はありませんか。
返事を考えている間に議論が先に進み、発言のタイミングを逃すケースも珍しくありません。挫折を感じながらも、「どうにかしたい」と願う人は多いでしょう。
一方で、忙しいビジネスパーソンにとって効率的な学習法を見つけるのは簡単ではありません。
そこでこの記事では、リスニングとスピーキングを鍛える基本の学習法をご紹介します。英会話力を鍛えるためのおすすめの学習法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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ビジネスにおけるリスニング&スピーキングの重要性
英語で仕事をするシチュエーションは増え続けています。
会議から交渉、プレゼンテーションまで、口頭での意見交換がスムーズにできないと、大きなチャンスを逃してしまうかもしれません。
そこで要となるのが、リスニングとスピーキングの力を並行して鍛えることです。リスニング力とスピーキング力の両方がなければ、会話が続かず困ってしまう場面が出てきます。
ビジネスシーンで英語を使うとき、メールや文書でのやり取りは落ち着いて対処できますが、会議ではスピード感が違います。
相手の主張を正しく聞き取れないと、的確な返答ができず存在感を示せません。さらに、自分の意見を声に出して発言できなければ、企業内での評価にも影響が及ぶでしょう。
リスニングとスピーキングが伸び悩む理由
英語を長年学んできても、実際の会議やプレゼンでは聞き取れない、うまく話せないと悩む方は珍しくありません。
ここではリスニングとスピーキングが伸び悩む背景を、主な要因から探ってみます。
実践の場が十分に確保できない
学習者の中には、問題集や単語帳での勉強に時間を割くものの、会話の練習機会をほとんど確保できていない方が多いです。
頭の中で文法を理解していても、人と対面またはオンラインでやり取りをする経験が足りないと、音声を瞬時に認識して返答する訓練が不足しがちになります。
結果として、英語力を磨いているはずなのに、実践で使おうとすると口が動かなくなるケースが目立つでしょう。特にビジネスパーソンは忙しさに追われ、インプット学習に偏りがちです。
しかし、実際の会話に近い環境でアウトプットを繰り返すことが、リスニングとスピーキングの伸びを加速させるカギになります。
相手の反応をリアルタイムで感じ取れる環境を整える工夫が求められるでしょう。
英語特有の音声変化に慣れていない
リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)は、英語を母語としない人にとって大きな壁です。
教科書や辞書に載っている単語の発音と、実際の会話で使われる音が異なると、聞き取れるはずの単語を逃してしまう可能性があります。
たとえば “going to” が “gonna” と発音されるような変化を多用するネイティブスピーカーに初めて触れると、頭で単語を考える暇もなく通り過ぎてしまいます。
さらにビジネスの現場では専門用語や略語も頻出し、聞き慣れない音の連鎖が続くと混乱しがちです。
こうした音声変化への慣れは、意識的にトレーニングすることで徐々に克服できますが、聴き取りと発話を同時に鍛える学習環境を整えない限り、いつまでも歯が立たないまま停滞してしまうかもしれません。

発音とイントネーションを意識しづらい
英語の音は日本語とは大きく異なるため、口や舌の使い方を正しく学ばないと、正確に発音しにくいです。
たとえば r と l、th のように、日本語にはない音を混ぜて話す場合、頭でわかっていても実際に声を出す際にズレが生じるかもしれません。
さらにイントネーションが単調になりがちだと、ネイティブの会話を聞いたときに強弱のリズムを読み取るのが難しくなるでしょう。発音があやふやだと、耳で捉えられる音の範囲も狭まり、リスニング面にも影響が出やすいです。
実際、自分で出せない音は聞き取りにくい傾向があり、相手の発する単語を認識する速度も遅れてしまいます。
こうした問題を解決するためには、正しい発声練習と同時に、生の英語音声を継続的に聞き込み、発音とリズムの両方を身体で覚えるアプローチが不可欠です。
リスニングとスピーキングの定番学習法
リスニングとスピーキングを向上させるには、まずは多くの学習者が取り入れている基本的な方法を押さえておきたいところです。
定番と呼ばれる学習法は、英語力の底上げに確かな効果がある反面、正しい手順を守らないと十分に成果を実感しづらい場合もあるでしょう。
インプットとアウトプットを偏りなく行うためには、それぞれの学習法の目的やメリットを理解し、自分の弱点や目標に合わせて使い分ける工夫が欠かせません。
ここでは、リスニングとスピーキングに効果的な定番の学習法をいくつかご紹介します。
ディクテーション
英語の音声を聞き取り、頭の中で理解しながら文字として書き起こすのがディクテーションです。
単なる「聞き流し」ではなく、自分が認識できていない音を洗い出す目的があるので、リスニング強化に直結しやすい方法と言えます。
特に冠詞や前置詞など、発音が弱くなりやすい部分を確実に聞き取れるようになると、文章全体を理解するスピードも上がるでしょう。
ただし、ディクテーションだけで終わらず、書き取ったフレーズを口に出して読む音読も組み合わせると効果が高まります。
読んだときにうまく発音できない単語や、聞くたびにあやふやになる表現があれば、そこを重点的に復習すれば弱点補強につながるはずです。
オンライン英会話の活用
教材やアプリだけでは得られない「実践の場」を確保しやすいのが、オンライン英会話のメリットです。マンツーマンで講師と話す機会を持てば、英語をリアルタイムで組み立てるスピーキング力が鍛えられます。
何より大切なのは、授業の中で課題を感じたら、すぐに講師に質問できる点です。レッスン終了後は録画を見返し、自分が詰まったところや発音が曖昧だった部分を再確認してみてください。そうした積み重ねが、リスニングとスピーキングの向上を促進します。
限られた時間を有効に使いたいビジネスパーソンにとって、オンライン英会話は融通が利くことも大きな魅力でしょう。上達に集中するためには、目標やテーマを設定しながら計画的にレッスンを受けることが大切です。
発音矯正と音読トレーニング
英語の発音を正確に身につけると、リスニング面にも好影響が出やすいです。r と l の区別や th の舌の位置など、日本語にはない音を再現するためには地道な練習が欠かせません。
音読トレーニングではテキストと音声を見比べながら、細かいイントネーションや強弱を意識しつつ声を出すと効果的です。
また、自分の発音を録音して客観的に聞くことで、修正すべき点が明確になります。小さな発音の違いを疎かにしない姿勢が、英語力全体の底上げにつながるでしょう。
実際、発音とリズムを正しく身につけるほど、耳に入ってくる英語のスピード感をコントロールしやすくなるという声も多く聞かれます。
リスニングとスピーキングを同時に鍛えるシャドーイング
「英会話力を高めたい」と考えているなら、シャドーイングをおすすめします。
シャドーイングは、聞こえてきた英語の音声を、後から追いかけるようにして口に出すトレーニング法です。リスニングの際に必要な、英語の音情報を単語に置き換える「音声知覚」という能力の向上に良いとされています。
この「音声知覚」という能力が向上すれば、音の処理速度が上がり、リスニング中に内容の理解に集中できるようになるため、結果としてリスニング力の向上が可能です。
また、シャドーイングはスピーキングに必要な発音力の向上や、フレーズの習得にも効果があります。忙しいビジネスマンでも気軽に取り組めるトレーニングのため、「英会話力を効率的に上げたい」という人はぜひ試してみてください。
シャドーイングの基本ステップ
シャドーイングを実際にやろうと思っても、「具体的にどんな手順で進めればよいか分からない」という声は少なくありません。ここではシャドーイングの基本的なやり方をご説明します。
まず、シャドーイングをする際に重要なのが、シャドーイング前の下準備です。
以下のステップで下準備を行いましょう。
- 音声を聞いてどれくらい内容が理解できるか確認する
- 音声とスクリプトを照らし合わせて内容を確認する
- オーバーラッピングを5回程度行う
- 必要に応じてマンブリングを1〜3回行う
オーバーラッピングとは、音源に合わせてスクリプトを音読するトレーニング法です。
オーバーラッピングの際に「音源についていけない」と感じた人は、次にいきなりシャドーイングに進むのではなく、小声で音源を追いかけるマンブリングというトレーニングを行ってください。
その後、シャドーイングに移ります。
シャドーイングは、20回以上を目安に実施してください。シャドーイング終了後は自分の音声を録音して、振り返りを行うのも忘れないでください。
お手本の音声と自分の音声を振り返り、次回以降の改善点を見つけましょう。
シャドーイング2日目以降は、下準備は不要です。シャドーイングは30回以上を目安に行い、終わったら音声の録音と振り返りを行います。
シャドーイングの効果をさらに高める工夫
シャドーイングはリスニングとスピーキングを同時に伸ばすうえで非常に効果的ですが、慣れないうちは音声を追いかける作業にストレスを感じる人が多いかもしれません。
聞き取れない単語が続くと「そもそも難しすぎるのでは」と感じたり、正しい発音がつかめずに停滞してしまったりするケースもあるでしょう。
こうした壁を乗り越えるには、学習手順や教材選びを工夫し、自分に合ったペースで取り組むことが重要になります。
ここでは、より効率よく上達するためのポイントをいくつか紹介します。
目的に合う素材選びと速度調整
シャドーイングを始める際、素材のレベルやジャンルを誤って選んでしまうと、挫折するリスクが高まります。
まだ慣れていない段階で映画のセリフやニュース番組など、スピードが速く単語も難易度の高いものを選ぶと、追いつくのが難しく感じやすいでしょう。
シャドーイング教材を選ぶ際は、「最初は上手くシャドーイングできないけれど1日トレーニングしたら上達を感じる」程度の教材を選んでください。
慣れてきたら再生速度を少しずつ上げると、耳と口の連動がスムーズに鍛えられます。目的がビジネスコミュニケーションなら、その分野に特化した素材を選ぶのも手段の一つです。
使われる単語や表現に親しみやすくなり、実際の会議やプレゼンでも即戦力として発揮しやすくなるでしょう。
録音とフィードバックの活用
シャドーイング中は、音声を再現することに意識が向きすぎて、自分の発声をしっかり認識できない場合があります。
そこで有効なのが、スマホやICレコーダーを使った録音です。自分の声と原音を聞き比べると、発音やイントネーションのズレがはっきりわかるでしょう。
間違いを客観的に捉えられるようになると、改善ポイントが明確になるため、上達スピードが一段と上がるはずです。
可能であれば、英語の専門家などにフィードバックをもらうのも効果的です。プロの目から見て「ここをもう少し強調するとネイティブっぽく聞こえる」などの指摘を受けると、練習の方向性がはっきり定まります。
自分ひとりでは気づけなかった問題点を早期に修正できるのは、大きなメリットといえます。
継続しやすい環境づくり
どんな学習法でも長続きしなければ効果は得られにくいです。シャドーイングの場合、最初こそ負荷が高いと感じるかもしれませんが、習慣化すれば少しずつ慣れてきます。
そこで重要になるのが、日常生活のなかに無理なく組み込める環境づくりです。
通勤時間や休憩中に短い音声でシャドーイングをする、朝と夜に数分だけ練習するといった形でも続けていけば、着実に力がつくでしょう。
また、自分の成長を記録したり、定期的に目標を更新したりすると、モチベーションを維持しやすくなります。
学習仲間がいれば情報交換やお互いの発音チェックも可能になるため、飽きずに継続できる要素を増やすのがポイントです。
まとめ~シャドーイングがもたらすリスニング&スピーキングの飛躍
リスニングとスピーキングは切り離せない関係にあります。聞こえないと返事もできず、話せないと意思が伝わりません。
だからこそ、英会話力を鍛えられるシャドーイングは注目されているのです。忙しいビジネスパーソンが短時間で効率よく学びたいなら、試してみる価値は大いにあるでしょう。
英語を声に出すハードルが下がるほど、実践の場で積極的に話す機会も増えていきます。会議で意見を躊躇なく述べられれば、仕事の評価にも好影響を及ぼすはずです。
ぜひシャドーイングを生活の一部に取り入れ、英語コミュニケーションの飛躍を実感してみてください。
「シャドーイングを独学で続けるのは不安がある」という方には、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」がおすすめです。
プロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削してくれるため、弱点を正確に知ることができます。
AB再生やスピード調整、スクリプトの表示切り替えなど、学習しやすい機能が充実しているので、忙しいビジネスパーソンでも短時間で効率的にシャドーイングができるでしょう。
今までシャドーイングをしたことがない方はもちろん、シャドーイングに挫折した経験がある方も、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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