「昨日は英語がスムーズに聞き取れたのに、今日はまったく耳に入ってこない……」そんな経験はありませんか?
リスニング学習を続けていても、調子が良い日と悪い日が交互に来ると、自分のスキルが本当に伸びているのか不安になるものです。集中できていると思ったのに、いざ英語を聞いたら頭が真っ白になってしまう…こういった波が続くと、モチベーションの維持も難しくなりますよね。
本記事では、リスニング力が安定しない原因を掘り下げながら、どのようにアプローチすれば“ムラなく”英語をキャッチできる耳を育てられるのか、具体的な方法を徹底解説します。「今日は調子いい」「明日はさっぱり」ではなく、いつでも英語を安定的に聞き取れるようになりたい方はぜひ最後まで読んでみてください。自分に合った学習法を見つけることで、リスニング力の飛躍的な向上が見込めるはずです。
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リスニング力が安定しない4つの原因とは?
「リスニングが安定しない」という状態は、日々のコンディションや学習環境によって大きな変動があることを指します。安定しないまま学習を続けていると、「昨日はわかったのに、今日はダメかも……」と自信を失う原因にもなりかねません。まずは、よくある原因を押さえておきましょう。
①集中力や体調の影響
リスニングは脳の情報処理をフル活用する作業です。以下のような要素が集中力を左右し、ひいてはリスニング力の波を生む要因になります。
- 疲労度合い: 睡眠不足や過労状態では脳がうまく回らず、英語の音声に集中できない。
- ストレスレベル: ストレスが高いと脳は“危機回避”モードになりやすく、新しい情報(英語)を処理しにくくなる。
- 学習時間帯: 朝は頭がさえていても、夜になると疲れが出る人もいれば、その逆もあります。自分のベストな時間帯を把握するのが大切です。
②語彙や文法知識の不十分さ
「英語は音だけでわかるようになりたい」と思っていても、基本的な語彙力や文法知識が不足していると、耳で拾った音の意味がうまく理解できません。
結果として、「ある日聞き取れた表現でも、次は忘れてしまい聞き取れない」ということが起こりがちです。
- 知っている単語数が少ないほど、聞き取った音を脳内で処理するスピードが遅くなる。
- 文法構造を理解していないと、簡単な語順でも混乱してしまう。
③学習方法の偏り
リスニング力の安定には、正しい学習方法の継続が不可欠です。間違った学習方法や極端に偏ったアプローチをとっていると、調子が良い時と悪い時のギャップが大きくなりやすいです。
- リスニングだけを大量に聴き流す: 確認や反復練習をしないままの“ながら聴き”は、聞き取れたかどうかの検証ができず、上達が安定しない。
- アウトプットをしない: シャドーイングやディクテーションなど、自分で“音を再現する”プロセスが少ないと定着が弱まる。
④メタ認知が不足している
リスニング力を安定化させるうえで、自分の理解度や注意点を客観的に把握するメタ認知能力が重要と指摘する研究があります。ある研究では、リスニング学習におけるメタ認知(自分の思考や認知プロセスを客観的にとらえる力)が高い学習者ほど、リスニングスキルがより安定しやすい傾向があると報告されています。
このように、「自分はどこが苦手で、どの部分をどう聞き分けるべきか」を自覚している人ほど、日常的なブレを減らせるわけです。
安定したリスニング力を手に入れる5つのポイント
ここからは、リスニングが安定しない原因を踏まえたうえで、日々の学習と習慣づくりで実践できる具体的な対策を紹介します。
①学習時間を一定にする
リスニング力は“集中モードの質”に左右されるため、学習時間をバラバラにするよりも、できるだけ毎日同じような時間帯に同じ長さで取り組むのが理想です。
- 例:朝30分リスニング練習をする習慣をつける
- 例:夜寝る前に30分だけシャドーイングをする
このように学習時間を固定化すると、脳が「今から英語を聞き取る時間だ」と認識しやすくなり、パフォーマンスのブレを小さくできます。
②正確に聞き取れているかを検証する
ただ“聞く”だけで終わらせてしまうと、本当に聞き取れているのか、自分でもよくわからないままになってしまいます。そこで、聞き取りの精度を客観的にチェックするプロセスを加えましょう。
- シャドーイング: 聞こえた英語を少し遅れて口に出す。自分の声を録音して、テキストや音源と照合。
- ディクテーション: 聞こえた音声を紙やPCに書き起こす。漏れやスペルミスを確認。
自分が実際に“わかったつもり”になっている箇所と、実際にきちんと認識できている箇所に差があるほど、不安定な部分が増えるもの。こうした検証作業を続けることで、安定感がぐっと増します。
③多様な教材で耳を慣らす
ある特定の発音やスピードにのみ慣れてしまうと、他の英語音声を聞いたときに急激にスコアが落ちることも。これは安定性の大きな敵です。
<解決方法の例>
- ニュース英語だけでなく、ドラマ英語も聞く
- アメリカ英語だけでなく、イギリス・オーストラリア英語にも触れる
例えばTOEICのように、複数の国のアクセントが混在する試験も少なくありません。教材の幅を広げて、“どんな話し方でも対応できる耳”を育てることが鍵となります。
④語彙力・文法力の底上げ
リスニング力を安定させるには、英単語の意味や文法構造を瞬時に処理できるだけの基礎力が必要不可欠です。
- 1日10〜20語でも良いので、着実に語彙を増やしていく
- 自分がよく間違える文法事項や構文をまとめておき、常に再確認する
上記のような地道なインプットの積み重ねが、リスニング時の「頭が真っ白になる」現象を減らし、安定的に理解できる土台を作ってくれます。
⑤メタ認知を高める学習法
前述したように、自分のリスニングプロセスを客観的に捉える力(メタ認知)が高まると、リスニングにおけるムラが少なくなる可能性があります。
<メタ認知の例>
- 学習の振り返り: 「今日はここが聞き取れなかった」「ここは理解できた」などをノートに書いておく
- 目標設定を細かく: 「今週は○○の音を集中して聞き分ける」「この5分間で出てきた単語のうち、3つは確実に覚える」など、目的を明確にしてから音声に向き合う
自分の得意・苦手を的確に把握し、それに沿った練習を繰り返すことで、日によって大きくブレることなくリスニング力を高めることができます。
リスニングの安定性を向上させる具体的ステップ
ここでは、日常で取り入れやすいステップを3つのフェーズに分けてご紹介します。ポイントは、「聞き流し」から一歩踏み込んだ検証と改善を繰り返すことです。
フェーズ1:聞く前の準備
- 目標設定
- 今日は「冠詞の発音を意識する」「弱音を聞き逃さない」など、細かい目標を立てる。
- 必要な語彙・文法の確認
- 学習素材に登場するであろう単語やフレーズをあらかじめ把握する。
この段階でしっかり準備しておくと、音声を再生した瞬間に脳が集中しやすくなります。
フェーズ2:集中して聞く
- 短いセクションごとに区切る
- 3〜5分程度の音声を1セクションとし、一気に最後まで聞き流さないようにする。
- 聞き取れた部分・そうでない部分を区別
- メモを取りながら聴き、わからなかったところをチェック。
- 再度再生+スクリプトや字幕確認
- 聞き逃した部分を再チェックし、どうして聞こえなかったのか原因を突き止める。
フェーズ3:アウトプットで仕上げ
- シャドーイング
- 音声を流しながら、1~2語遅れながらモデルの音を真似る。この時必ずどの単語を発話しているか意識しながら発話する。
- ディクテーション
- 上達度を測るために、書き起こしでどこまで正確に聞こえているかを確認する。
- 学習ログを残す
- 「今日はどのフレーズに苦戦したか」「どのくらい修正が必要だったか」を記録。翌日の学習時に振り返る。
このプロセスを繰り返すことで、日ごとのばらつきが少しずつ減り、常にある程度の理解度をキープできる耳が育っていきます。

不安定なリスニングを卒業するためのQ&A
Q1. どうしても集中力が長続きしないのですが?
短時間学習に分割するのがおすすめです。5〜10分×数回の方が、15〜20分を一気にやるよりも集中力を保ちやすいという人は多いです。
Q2. アメリカ英語以外は全然聞き取れません。どうすればいい?
まずはアクセントの異なる英語素材を少しずつ取り入れることが大事です。慣れていないものを苦手意識のまま放置すると、いつまでも対応力が伸びません。YouTubeや英語学習アプリなど、多彩なアクセントを扱う教材を利用しましょう。
Q3. 聞き取れない単語ばかりで嫌になります……。
語彙量が不足しているなら、同時進行で単語学習を強化しましょう。単語はいろんな覚え方がありますが、苦手意識がある場合はまずは一度に大量に覚えようとせず、1日10〜20語を確実に頭に入れていけば、着実に安定感が増します。
その際必ず音情報も同時にインプットすることが大切です。

Q4. 聞く時間帯を変えたら安定しますか?
個人差がありますが、人によっては朝型・夜型で集中力が違います。一度、1週間ほど実験してみて、「自分がもっとも集中できる時間帯」を見極めてみるのがおすすめです。
最後に:効率的にリスニングの安定度を上げたいなら
自分のペースでコツコツ学習を続けることはもちろん大切ですが、より専門的な指導を受けることで、リスニング力の安定を短期間で実感できることがあります。特にシャドーイングのような能動的なトレーニングは、正しい方法で行うとリスニング力が確実に伸び、学習のブレも減らす強力な手段になります。
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