- 英語のリスニングに挑戦しているけれど、どうも音がうまく拾えない…
- 自分は耳が悪いのか、それとも勉強法が間違っているのか?
そんな不安を抱えていませんか? 実際、英語を聴いていると「どんなに繰り返しても聞こえない音がある」「はっきり発音してもらわないと理解できない」と感じることがあるかもしれません。ときには「自分は聴力自体が弱いのでは?」と落ち込む方もいるでしょう。
しかし、英語の音を“聞き取れる耳”になかなか育たない原因は、必ずしも物理的な聴力だけにあるわけではありません。むしろ多くの場合、“英語音声に耳が慣れていない”ことや、“音声の処理が未熟”であることが大きく影響しています。つまり、もしあなたが「耳が悪い」と感じていても、正しいトレーニングや学習法を組み合わせることで、リスニング力を格段にアップできる可能性は十分にあるのです。
本記事では、「リスニングがなぜ聞こえないのか?」という根本原因から、日常的に取り組めるトレーニング方法、そして耳の物理的な問題との見極め方まで幅広く解説します。あなたの「自分には無理かも」という諦め感を、少しずつ希望に変える手助けになれば幸いです。
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「耳が悪い」と感じるのはなぜ? 聴力とリスニング力の違い
物理的な聴力の問題か、それともスキルの問題か
「耳が悪い」という言葉を使うとき、私たちはしばしば物理的な聴力(=音を受容する機能)が低下している状態をイメージします。しかし実際には、英語を聞き取る際に重要なのは「聴力」だけではありません。音声を脳内で処理し、言語として意味を見出す“音声知覚”がスムーズかどうかも大きく関わってきます。
アメリカ国立聴力障害・その他コミュニケーション障害研究所(NIDCD 公式サイト)によれば、物理的な聴力に問題がなくても、聴覚情報の処理がうまくいかない「聴覚処理障害(APD)」や「中央聴覚処理の弱さ」を抱える人が存在するとされています。
これは先天的な場合もあれば、後天的に起こる場合もあります。つまり、耳(聴力)が問題なくても、英語の速い音声や連結音(リエゾン)などが脳内でうまく処理できず、聞き取れないことがあり得るのです。
リスニング学習で起こる「音の聴き逃し」
英語が母語でない学習者は、英語特有の音声リズム(ストレスやイントネーション)や、つながって発音される連結音などに慣れていません。さらに英単語を瞬時に理解する語彙力が足りないと、聞き慣れない音が流れてきた瞬間に意味処理が追いつかず、次の語もどんどん聞き流してしまう……という悪循環が生まれます。
「耳が悪い」と感じるのは、こうした要因が重なった結果かもしれません。実際、多くの英語学習者が「自分にはリスニングの才能がない」と誤解し、勉強をやめてしまうケースが報告されています。しかし、トレーニング次第で「聞き取りにくい音」がクリアに変わっていくことは、さまざまな実践例でも証明されているのです。
物理的な聴力を確認する方法と留意点
聴力検査や専門機関でのチェック
本当に聴力に問題があるのか、それとも学習上の処理の問題なのかを見極めるためには、耳鼻科による検査を受けてみるのも一案です。稀ではありますが加齢や病気、遺伝要因などで聴力が下がっている場合は医療的アプローチが必要になるケースもあります。
ただし日頃の生活で音を聞くことに問題がない場合は、基本的には学習の仕方や量のを見直すことでリスニング力を向上することができます。
もし聴力に問題が見つかったら
「耳が悪い」という感覚が実際の聴力低下によるものであれば、補聴器や人工内耳などの医療デバイスを検討する必要があるかもしれません。また、騒音性難聴や突発性難聴など、原因がはっきりわかるケースでは適切な治療やリハビリを行うことで聴力を回復・安定させられる場合もあります。
聴力に問題を抱えていても、リスニング練習をあきらめる必要はありません。近年はAI技術を活用した字幕生成ソフトや、聴覚補助ツールも進歩していますので、必要に応じて専門家と相談しながら学習環境を整えていくことが大切です。
実は「耳が悪い」わけではない? リスニングが苦手な真の原因
英語の音声ルールに慣れていない
英語は日本語とは母音や子音の構造が異なるうえに、音の強弱やリエゾンが頻繁に起こります。たとえば “What are you doing?” は実際の会話では「ワダユードゥイン?」と一気に流れることがあります。こうした音の変化や省略形は、学校英語で学べる範囲をはるかに超えている場合が多いのです。
学習者がこうしたルールを知らないまま音声を聞いていると、「自分には聞き分けができない=耳が悪い」という結論に陥りがち。しかし、ルールを理解して何度も反復練習すれば、驚くほどスムーズに耳が慣れてくることも少なくありません。

語彙力や背景知識の不足
リスニングをする際、実際は“聞こえた音”と“持っている語彙力”を照合して理解しています。そのため、もし語彙が不足していれば、知らない単語は聞き取れずに流れていってしまいます。また、背景知識が乏しいトピック(政治や経済の専門用語など)になると、単語そのものが分かっていても早口で話されると頭の中で処理しきれない場合もあるでしょう。
リスニング強化を目指すなら、単語やイディオムの学習は欠かせません。ある程度の語彙と文法知識があると、音声から情報を理解するハードルがぐっと下がります。

自己流の「聞き流し」で思考停止
よく「英語は聞き流せば習得できる」といった宣伝を見かけますが、実際には“ただBGMのように流すだけ”ではほとんど成長しません。特に耳の力がまだ育っていない段階では、聞き流し学習は「右から左に通り過ぎるだけ」の状態になりやすいのです。
目で追う字幕やスクリプト、あるいはシャドーイング・ディクテーションなど“能動的な作業”を組み合わせることで初めて、音声の細部を捉える練習ができます。もし「勉強しているのに全然伸びない」と感じたら、学習アプローチを根本から見直す時期かもしれません。
「耳が悪い」を克服するリスニング学習法3選
①シャドーイングで音の変化に慣れる
リスニングを飛躍的に伸ばしたいなら、シャドーイングは外せません。シャドーイングとは、流れてきた音声を少し遅れて口に出すトレーニングです。自分が声を出すことで、英語の音を脳内で“再生”し、かつ口周りの筋肉や舌を英語発音に近づける効果があります。
- 音声を3回ほど聞く
- スクリプト(台本)を照らし合わせながら発音や意味を確認する
- オーバーラッピングをする
- マンブリングをする(必要であれば)
- シャドーイングをする
- 録音・振り返りをする
この一連の流れを継続していくと徐々に英語の音声が「雑音」から「単語として」聴こえるようになります。
シャドーイング時に意識すべきことや注意点はこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひあわせてお読みください。

②ディクテーションで弱点を可視化
ディクテーションは“書き取り”のこと。音声を区切りながら再生し、聞こえた内容を文字に起こす作業です。全てを書き起こすので、自分の聞けない音や知らない単語が浮き彫りになります。
ディクテーションで苦戦した単語や表現をチェックし、後から単語帳やアプリで補強すると、効率よく弱点を潰していけます。

③多聴でリスニング経験値を積む
シャドーイングで「音声知覚力」を向上し、ディクテーションで苦手な箇所を明確にし強化したら多聴(たくさんの音源聴くトレーニング) で文章全体を捉える練習を積みましょう。
その際、素材選びも重要です。難しすぎるニュース番組や、逆に易しすぎる子ども向け教材だけで取り組んでいては、学習のモチベーションが長続きしません。自分の興味分野(映画、海外ドラマ、音楽、ビジネスなど)を選びつつ、少し背伸びすれば理解できるレベルの音声を使うと挫折しにくいです。

無理なく続けて「耳が悪い」感覚を払拭するコツ3つ
①短時間でも毎日トレーニング
リスニング力は一朝一夕には身につきません。週に1度だけまとめて何時間も勉強するより、毎日30分でも耳を英語に慣らすことが大切です。
リスニングは耳があればできるので、例えば食器洗いをしている時間だったり、通勤時間・入浴の時間など生活で常にある隙間時間を使うと継続しやすいですよ。
②上達の実感を可視化する
「耳が悪い」というネガティブなイメージを払拭するには、自分の上達を客観的に把握できる方法を取り入れましょう。
<例>
- 録音して比較: 1か月前の発音やシャドーイングと、今の音声を聴き比べる
- 英語学習アプリでテスト: リスニングの小テストを受けてスコアの推移を確認する
少しずつでも伸びている事実に気づくと、「まだまだ耳は悪くない」と自信が持てます。
③同じ素材を繰り返し聴く
新しい音声を次々試すよりも、まずは短い素材を何度も聞き込み、発音や内容を完全に覚えてしまうほど繰り返す方がリスニング力が向上しやすいです。英語が“聞いた瞬間に脳内で意味として再生される”感覚が育つまで、繰り返す回数を惜しまないでください。
まとめ:「耳が悪い」と感じても諦めないで
「耳が悪い」と感じるとき、確かに物理的な聴力に問題があるかもしれません。しかし多くの場合、英語特有の音声ルールや音の連結、あるいは語彙や発音への理解不足が原因で「聞こえない」と錯覚しているケースも少なくありません。もし聴力検査で大きな異常がなければ、あとはシャドーイングやディクテーションといった能動的な学習で耳を英語に慣らしていくことが重要です。
最初は“うっすら”としか聞き取れない音が、徐々にクリアに聴こえてくる瞬間を実感できれば「自分は耳が悪いんじゃない、ただ慣れていなかっただけなんだ」と思えるはず。短い時間でもコツコツと続ければ、リスニング力が確実にアップしていきます。
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