英語学習に音読を取り入れている人は多いですが、正しく実践できている人は意外と少ないということをご存じでしたか?
実際、多くの人が音読に取り組んでいますが、なかなか効果が実感できていません。
この記事を読んでいるあなたも、
- 音読を毎日続けているのに、効果があまり実感できない
- 自分の音読のやり方が合っているか不安。効果的な音読のやり方を知りたい
という悩みをお持ちではないでしょうか。
音読の効果がなかなか実感できない原因は、正しいやり方で音読を実践できていないことにあります。
そこで当記事では、英語音読で得られる効果や正しいやり方について詳しく解説していきます。
記事を最後までご覧いただくと、正しい音読のやり方がわかり、効果を実感しやすくなるようになるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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英語の音読とは?
音読とは言語学習法の1つで、文字通りスクリプトをみながら英語を声に出して読むことを指します。
「英語を声に出して読む」ただそれだけの学習方法ですが、音読こそが第二言語習得における全ての学習法の基本であると言われています。
同時通訳の神様として名高い英エディンバラ大学客員研究員だった國弘正雄氏も、「音読は英語学習の王道」と表現し、音読をひたすら繰り返す学習法を自著で紹介しているほどです。
英語の音読は効果あり?
結論から言うと、英語の音読は正しくやれば英語力アップに効果があります。
音読を実践することの最大のメリットは、自分の脳を「英語脳」に近づけることができることです。
具体的には、以下のような効果があります。
- 英語を英語の語順で理解できるようになるため、読解スピードが速くなる
- 音声と文字が紐づくため、リスニング力がアップする
- 英語特有の表現やイントネーションが身に付き、アウトプットができるようになる
つまり、音読は英語4技能(リーディング力・リスニング力・ライティング力・スピーキング力)の向上に大きな効果があると言えます。
英語脳に近づくメカニズムなど詳しい解説を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
英語音読の正しいやり方
ここでは、音読の正しいやり方について解説していきます。
音読を正しく行う際の手順は以下の通りです。
- リスニング
- 本を見ながら音声を聞く
- 分からない箇所を調べる
- 内容を意識しながら音読
それぞれについて詳しく解説していきますね。
STEP1 リスニング
まずは教材の音声を3回程度聴きましょう。
この時点ではまだ本やスクリプトは見ないでおきます。
音声を聴くときのポイントは、細かい部分に集中するのではなく、大まかな内容を把握することです。
STEP2 本を見ながら音声を聴く
次に、本やスクリプトを確認しながら音声を聴きましょう。
このときのポイントは自分がわからなかった箇所に印をつけておくことです。
文法・単語・発音・表現など、自分が分からなかったところには全て印を付けていきましょう。
STEP3 わからない箇所を調べる
分からないところに印をつけ終わったら、印を付けた部分について調べていきましょう。
分からなかった文法や表現の意味を調べ、英文の内容把握を正確に行ってください。
発音が分からなかった場合は、その箇所の音声を聞き取れるようになるまで何度も確認しましょう。
また、この時に意味の塊ごとにスラッシュを入れるのもおすすめです。
(英文のスラッシュの入れ方の例)
With dangerously high temperatures / forecast to continue / for at least another day, / people were urged to take precautions / to avoid heatstroke, / including using air conditioners / and drinking water regularly / — even if not thirsty.//
危険なほどの高温が / 続くと予想されており / 少なくともあと1日は / 人々は予防措置を講じるよう求められた / 熱中症を避けるための / エアコンを使用したり / 定期的に水を飲んだりするなど / 喉が渇いていない場合でも //
(出典:https://www.japantimes.co.jp/news/2023/07/17/national/searing-temperatures-across-japan-trigger-heatstroke-concerns/)
STEP4 内容を意識しながら音読
分からないところを調べ終わったら、いよいよ音読してみましょう。
ポイントは、常に内容を意識しながら音読することです。
内容を意識しながら音読することで、文字・音声・意味の3つが脳内で繋がり、定着しやすくなります。
発音が曖昧なときは、発音を確認してから再度実施するようにしてください。曖昧なまま音読を続けてしまうと、正しい発音が身に付かないからです。
慣れてきたら、本文を少し暗記しながら音読してみるのもおすすめです。暗記することで本文で使われている表現や言い回し、文構造を身に付けることができるようになります。
英語音読を効果的にするコツと注意点
ここでは、効果的に英語を音読するためのコツと注意点について説明していきます。
音読で効果を出すために大切なことについて解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
内容を必ず意識しながら実施する
音読を効果的に行うためのコツは、「必ず内容を意識しながら実施する」ことです。
声に出すことだけに意識を集中させてしまうと、ただの音マネになってしまい、音読で効果を実感することができません。
前述のとおり、内容を意識しながら音読することで、文字・音声・意味の3つが繋がり、英語脳に近づくことができます。
その結果として、英語4技能をバランスよくレベルアップさせることができるようになるのです。
お手本通りに発音する
音読を効果的に行うための2つ目のコツは「お手本通りに発音する」ことです。
特に、英語特有の音の変化が起きている場所は、その通りに発話するよう心がけましょう。
お手本の発音を無視して自己流で発音してしまうと、正しい発音が身に付きません。
音声を繰り返し聴き、ネイティヴの発音を真似ることを意識して発音するようにしましょう。
英語の音の変化について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
同じ教材を定期的に復習する
効率的に音読を行うコツの3つ目は、同じ教材を定期的に復習することです。
定期的に復習することで、記憶が定着しやすくなります。
これは、脳が一度だけの情報よりも繰り返し反復された情報を「重要なもの」として認識し、記憶に残るように作用するためです。
一方、一度だけの情報は「不要なもの」と認識され、記憶に残ることなく忘れ去られてしまいます。
そのため、教材を1度だけ音読して終わるのではなく、繰り返し定期的に復習することが必要です。
他の教材と組み合わせる
音読を効果的に行うコツの4つ目は、他の教材や学習方法と組み合わせることです。
語彙やフレーズを強化したい場合は単語帳を使った学習と組み合わせたり、リスニング力アップにフォーカスしたい場合はシャドーイングと組み合わせましょう。
音読を他の教材や学習方法と組み合わせることで、特定のスキルを強化することができます。
「シャドーイング」とは、名前の通り、モデルとなる音声の後を少し遅れて「影のように」発話する学習方法です。
聞こえてきた音声を少し遅れて繰り返すため、正しくトレーニングすれば、聞こえてきた音声を自動的に認識できるようになります。
そのため、シャドーイングは4技能の中でも特にリスニング力アップに絶大な効果があると言われています。
シャドーイングについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
スクリプトがついているものを選ぶ
効果的に音読を行うには、スクリプトがついている教材を選ぶことが重要です。
特に英語と日本語のスクリプト両方がついているものを選ぶのが良いでしょう。
前述のとおり、音読をする際は分からないところを調べ、英文の意味を完全に把握した状態で行わなければなりません。
英語・日本語両方のスクリプトがついている教材であれば、分からないところを調べるのにあまり時間をかけずに済むので、効率的に学習を進めることができます。
教材を選ぶときは、必ずスクリプトがついているものを選ぶようにしましょう。
自分のレベルに合ったものを使用
音読を効果的に行うためのコツは、「自分のレベルに合った教材を使用する」ことです。
あまりにも知らない単語が多い教材を選んでしまうと、調べるのに時間がかかりすぎるため効率的とは言えません。
目安として、 8〜9割程度は自分が知っている単語が並んでいて、内容がすぐ理解できるような教材を使用するのがおすすめです。
音声つきの教材を使用
最後に、効率的に音読をする上で重要なことは、音声つきの教材を選ぶことです。
前述のとおり、英語には、英語特有の音の変化やイントネーションがあります。
これらを身に付けるには、ネイティヴによる音声を繰り返し聴いて音読することが非常に重要です。
モデルとなるネイティヴの発音がついている教材で音読をすることで、正しい発音を身に付けることができるのです。
音声のついていない教材を選んでしまうと、自己流の間違った発音で音読を進めてしまうことになります。
音読をするときは、必ず音声付きの教材を選ぶようにしましょう。
より英語力を上げたい方は?
今回は、英語音読の効果や正しいやり方について解説してきました。
音読は英語4技能を向上させるのに効果的ですが、シャドーイングと組み合わせることで、より大きな効果を上げることができます。
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