「外資系でキャリアを伸ばしたいが、どの英語資格を取ればいいのか分からない」そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくありません。
資格は転職や昇進で確かな武器になりますが、数字だけではビジネスの現場で信頼を得られません。
本記事では、主要資格の特徴と選び方、そして学んだ知識を“使える英語力”へ昇華させるコツを徹底解説します。読み終えれば、自分に最適な学習ルートがクリアになり、次の一歩がすぐ踏み出せるはずです。
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なぜ今「英語資格」がビジネスマンに求められているのか
ビジネス環境が国境を越えて結び付くいま、英語資格は“持っていて当然”とされる場面が増えています。しかし資格取得の本質を見誤ると、時間もコストも無駄になりかねません。
本章では、求められる背景と評価ポイントを整理し、資格取得をキャリア加速に結び付ける視点を提示します。ぜひ戦略的に計画を立てましょう。
グローバル化で広がる英語活用の場
リモート会議や越境Eメールはもちろん、オンライン商談、海外拠点との共同プロジェクト、さらには社内コミュニケーションまで英語が浸透しています。
以前は海外部門に限られていた英語使用場面が、今や総務や経理などバックオフィスにも拡大し、職種を問わず英語力が求められる時代です。資格を持つことで基本能力を示せるだけでなく、組織内外の信頼醸成の土台にもなります。
さらに、海外スタートアップとの協業や多国籍チームでのプロジェクト管理など、成果を左右する局面で英語が“共通言語”として機能します。こうした場面では「何点取ったか」より「意思疎通をどれだけスムーズに行えるか」が評価の分かれ目です。
英語資格が評価される理由とは?
企業は候補者の語学力を短時間で測定する指標を必要としています。TOEICやIELTSなどスコア型資格は数値で比較しやすく、客観性が高い点が魅力です。また採用・昇進基準として明示することで、組織全体の英語レベル底上げを図れるというメリットもあります。
さらに、海外クライアントとの契約や共同研究の際に「社内に資格保持者がいる」ことは、専門知識だけでなくコミュニケーション能力を担保する証拠となり、リスクヘッジに繋がります。加えて、個人にとっては自己学習の進捗を可視化できるため、学習モチベーション維持にも役立ちます。
このように、企業と個人の双方に「共通言語」として機能する点が、資格が重宝される最大の理由です。
とはいえ“資格だけ”では通用しない理由
高スコア保持者でも、いざ会議で意見を求められると口ごもる──そんな光景を見たことはないでしょうか。
資格試験は「読む・聞く」能力の測定に偏りがちで、即応的に「話す・交渉する」スキルとはギャップがあります。特にビジネスの現場では、相手の意図を汲み取り、即座に提案や合意形成へ導くコミュニケーションが必須です。
資格は入口として有効ですが、それだけに依存するのはビジネスマンとしてプラスにはなりません。資格取得後もスピーキングやリスニングを実務に即した形で鍛え続け、英語を“運用”する練習を積むことが本当の意味で“使える英語力”を証明する唯一の方法です。
ビジネスで活かせる世界基準の英語資格一覧
英語資格と一口に言っても、測定する技能や想定シーンは試験ごとに異なります。
ここでは、国内外の企業が実力判定に採用する代表的な資格をピックアップし、目的別に選ぶコツを解説します。
自分に合う指標を知ることで学習効率を高め、キャリアチャンスを取りこぼさないようにしましょう。ぜひ比較しながら読んでみてください。
TOEIC® L&R
TOEIC® Listening & Reading Testは、リスニング100問とリーディング100問を2時間で解く世界最多受験者数の資格です。ビジネス現場で要求される「読む・聞く」基礎力をスコア化でき、日本企業では昇進・採用基準に用いられることが多いです。
600点台は基礎、800点以上でグローバル案件を担当しやすくなり、短期間で数値を伸ばしたい方、まずは客観的指標が欲しい方に最適です。スコア分布が細かく努力が数値に反映されやすい点も魅力です。
オンライン模試や教材も豊富で学習継続のハードルが低めなのも特徴で、初学者から中級者まで幅広く取り組めます。
TOEFL® iBT
TOEFL® iBTは、アカデミック環境で必要な読解・聴解・口頭・記述の4技能を総合評価するテストで、海外大学・大学院出願の標準指標です。
近年は外資系企業や研究機関でも高スコアを語学要件に設定するケースが増え、専門的議論を扱うビジネスマンにも価値が高まっています。
試験内容は講義要約やエッセイ作成など実践的で、論理的思考と情報整理力も問われます。リーディングは長文、スピーキングは30秒準備で論旨を述べるため瞬発力が鍛えられるのも特徴。留学を視野に入れる若手、専門職志向の人、論文やプレゼンで英語を使う研究開発職に適しています。
学術的背景が強い分、批判的思考を養いたい中上級者にもおすすめです。
IELTS
IELTSはブリティッシュ・カウンシルなどが運営し、AcademicとGeneralの2モジュールで4技能を測る国際基準テストです。
バンドスコア0.5刻みで1.0〜9.0まで評価され、カナダ・欧州・オセアニア圏の大学や移住申請で必須指標となります。リスニングは多様なアクセント、スピーキングは試験官との対話形式のため、実際の会話シーンに近い環境で能力を示せるのが特徴です。
医療・ITなど英国圏ビジネスとの関わりが深い業種や、移住を視野に英語力を証明したい方に最適。ライティングではグラフ分析や意見論述が課されるため、論理展開力を高めたい中級以上にも有用で、国際感覚を磨きたい人におすすめです。
英検(実用英語技能検定)
英検は日本発の4技能検定ですが、近年はCSEスコアで国際標準CEFRに対応し、海外大学でも準英語要件として認知が拡大しています。
1級は時事問題のディベートやエッセイが含まれ、ビジネスリーダーにも通用する高度な語彙力と論理力を示せます。準1級〜2級は国内企業の採用フローで基礎指標として用いられるほか、中高生の留学準備にも有効です。
日本語の情報が多く学習しやすい点、一次筆記と二次面接で段階的に実力を測れる点がメリット。国内外で幅広く使える資格をコスパ良く取得したい人向けで、英語学習をやり直したい社会人にも人気。多彩な級設定で目標を細分化しやすいのも魅力です。
Versant(バーサント)
VersantはAI自動採点による約20分のスピーキングテストで、発音・流暢さ・語彙・文法をリアルタイムに評価します。受験はスマホやPCで完結し、24時間365日いつでも自分のタイミングで実施でき、約5分後にはテスト結果を確認できるのが最大の強みです。
会議や電話など即興応答が求められる場面での運用力を測るため、TOEIC高得点でも話す機会が少ない人ほどギャップの発見に役立ちます。
社内語学基準や採用スクリーニングに採用する企業も増加。短時間でスピーキングレベルを客観視したい多忙なビジネスパーソンにおすすめです。
再受験も手軽でPDCAを高速で回せる点もメリットで、実力の微変化を数値として追いやすいのも魅力です。
国連英検・TOEIC SW・他のスピーキング系資格
国連英検は国際協力・外交分野を想定した文脈で出題され、国際情勢に関するリーディングやスピーチが特徴です。特A級は同時通訳レベルとされ、国際機関や総合商社で高く評価されます。
TOEIC Speaking & WritingはTOEIC L&Rと同じスケールで「話す・書く」を10〜200点で測定し、社内評価体系を一本化したい企業に便利です。
このほか、Duolingo English Testなどオンライン完結型のスピーキング資格も台頭し、対面試験より費用と時間を抑えながら即日で証明書を入手できます。
いずれも“話す力”を定量的に示せるため、TOEICスコアにプラスして自己PRを強化したい人や、海外赴任前に現状を把握したい人に最適。複数受験することでシーン別の強み弱みが可視化され、効果的な学習計画が立てやすくなるため、PDCA習慣を定着させたい方に向いています。継続測定が課題の方にも好相性です。
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「結局どれがいいの?」ビジネス英語資格の選び方
英語資格は目的によって活躍する場面が変わります。転職・昇進・海外赴任などゴールを明確にすれば、学習コストとリターンのバランスを最適化できます。ここでは代表的なシナリオ別に最適な資格を整理し、迷わない選択基準をご紹介します。
自分のキャリア・目的から逆算する
まずは「いつ・どこで・誰と」英語を使うのか具体化しましょう。海外案件を3年以内に担当したいならTOEIC800点を短期達成し、並行してVersantでスピーキングを測定すると効率的です。一方、5年後のMBA留学が目標なら早い段階でIELTS Academicに切り替え、エッセイ対策を始めるのが得策です。このようにキャリア年表に資格取得をマッピングすると、学習優先度が整理され、途中でブレにくくなります。
外資・海外赴任志望ならこの資格
海外拠点や外資企業では、TOEIC L&RよりもIELTSやTOEFLのスコアが評価されることが多いです。特に欧州・オセアニア系企業ではIELTS 6.5以上が採用要件になるケースが増加中。理系ならTOEFL 90点以上が研究開発ポジションで信頼を得る目安です。さらにスピーキング能力を裏付けるVersant 47+やTOEIC SW 160+を組み合わせると、赴任後の即戦力アピールにつながります。
営業・社内コミュニケーション強化ならこの資格
日常的にメール・電話・プレゼンを行う営業職やチームリーダーには、TOEIC L&Rで基礎指標を押さえたうえで、TOEIC SWやOPIcで「話す・書く」を補完する組み合わせが効果的です。TOEIC SW 170点以上なら、社内資料作成やクライアント提案を英語で回せる実務力の証明になります。またVersantを月1回受験し、発音や流暢さを定点観測するとPDCAが回しやすく、商談成約率向上に直結します。
忙しい人でも無理なく学べる資格とは?
多忙なビジネスパーソンには、試験時間が短くオンラインで完結するVersantやDuolingo English Testがおすすめです。
いずれも20〜60分で受験でき、結果は24時間以内に受領可能。学習計画は「平日はアプリで発音矯正→週末に模試」というサイクルが現実的です。スコアは即日で更新できるため、短い空き時間でも成果が数字に反映され、モチベーション維持につながります。
英語資格は“使える英語力”につながるのか?
高スコアでも話せない――そんなギャップに悩む人は少なくありません。本章では資格と実務スキルの違いを整理し、資格取得を実践力へ変換する具体的ステップを提示します。
資格取得者でも「話せない人」が多い現実
TOEIC900点超でも英語会議で沈黙するケースは珍しくありません。理由は「理解」までの訓練で止まり、「即応」「交渉」といったアウトプット練習が不足するからです。
資格試験のリスニングは選択肢形式で受動的ですが、実務では自分から発信しなければ評価されません。
このギャップを埋めるには、試験後すぐにロールプレイやシャドーイングでアウトプット量を確保することが必須です。
ビジネスで信頼されるには“瞬発力のある英語力”が鍵
商談や会議では、相手の発言を咀嚼しながら自分の意見を同時に構築する瞬発力が求められます。これはテストスコアだけでは測れないスキルです。
シャドーイングは音声を即時再現するトレーニングのため、反射神経とイントネーションを同時に鍛えられます。さらにVersantなど即興型試験で定期的に測定すれば、実践力の進捗が可視化でき、ビジネス現場に直結するアウトプット能力を磨けます。
実践力を高めるには?スピーキング特化の学習法がおすすめ
限られた学習時間で成果を出すには、スピーキングに直結するトレーニングを軸に置き、アウトプット量と質を同時に高める必要があります。
ここでは弱点分析からトレーニング手法、そして毎日の継続を支えるサービスまで、実践力を磨くためのステップを解説します。
自分の弱点がわかる : プロのフィードバックが重要
独学だけでは「発音が聞き取りづらい」「論理が飛躍している」など、改善ポイントを客観視しにくいのが実情です。
英語コーチやネイティブ講師によるフィードバックを受ければ、弱点がピンポイントで可視化され、優先順位の高い課題から効率的に対処できます。
特にビジネス英語では、流暢さよりも「相手に伝わる構造」と「正確な語彙選択」が重視されるため、プロの視点での修正が不可欠です。改善サイクルを短く回すことで、同じミスを繰り返さずに済み、学習時間を最大限に活かせます。
リスニング+スピーキング力を鍛えるならシャドーイング
シャドーイングとは、音声をわずかな遅延でそっくり真似しながら復唱する学習法です。
①相手の発話を一瞬で処理するリスニング筋を鍛え、②同時に自分の口で再現することで発音・イントネーションを矯正し、③英語の語順で思考する回路を形成できる──この三位一体の効果が最大の強みです。
例えば「音の連結(リエゾン)」や「弱形」など、試験ではスコア化されにくい細かな音声変化も身体に染み込むため、実際の会議スピードでも聞き逃しが激減します。
さらに、スクリプトを確認するときに意識を払うと、語彙のニュアンスや論理展開も同時にインプット可能。短時間で “聞ける・話せる” を両立させたいビジネスパーソンに最適なトレーニングと言えます。
シャドテンなら、毎日の添削で “使える英語” が身につく
「シャドテン」はプロ講師が毎日シャドーイング音声を添削し、音声変化を中心にフィードバックをしてくれるシャドーイング特化型アプリです。
自動では気づけない箇所も具体的に指摘してくれるため、トレーニングの質が段違いに向上します。さらに4アクセント・1,000本以上の教材から選べるので、実務でもそのまま使える表現が自然とストックされるのも魅力です。
AB再生・速度調整・スクリプト切替といった機能で学習効率を最大化しながら、毎日の小さな改善を確実に積み上げられます。
まとめ|資格は入り口、実力はシャドーイングで磨こう
英語資格はキャリアのドアを開く「パスポート」ですが、その後に信頼を勝ち取るのは“使える英語力”です。
シャドーイングはリスニングとスピーキングを同時強化できる合理的な手法であり、プロの添削を伴うシャドテンを活用すれば、学習効率と定着率を大幅に引き上げられます。
資格取得で得たインプットをアウトプットへつなげ、会議や商談で成果を上げたい方は、今日から実践的なトレーニングを始めてみてください!
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