「英語で資料を作らなければいけないのに、どこから手を付ければいいか分からない――」。多くのビジネスパーソンが抱えるこの悩みは、ポイントを押さえれば短時間で解決できます。
本記事では、目的設定から構成、定番フレーズまでを体系的に紹介。読み終える頃には“今すぐ実務に使える”知識が手に入り、自信を持って英語資料を作成できるようになりますよ。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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英語ビジネス資料作成の基本ステップ
成功する資料は「誰に・何を・どう伝えるか」を一貫して設計しています。
ここでは、作成前の準備から構成まで、押さえておくべき基本ステップを解説します。
目的とターゲットを明確にする
資料の質は「目的の具体性」と「受け手の解像度」で決まります。まず「提案承認を得る」「進捗を共有する」など、ゴールを一文で言語化しましょう。
次に、ターゲットの役職・専門知識・関心をリスト化し、必要な情報と不要な情報を切り分けます。たとえば経営層向けなら数字と結論を先に示し、担当者向けなら手順や詳細データを充実させる――こうした設計が、説得力と読みやすさを両立させます。
文書構造(イントロ/本文/結論)の組み立て方
英語資料では「結論先行+論拠補足」が鉄則です。イントロで概要と目的を述べ、本文でエビデンスを提示し、結論でアクションを促す流れを守りましょう。
この三部構成を守ることで、読み手は情報の流れを迷わず追え、要点を短時間で把握できます。
英語資料で使える基本表現&フレーズ集
「正しい文法なのに、なぜか響かない」。そんな悩みは、ネイティブが好む定番表現を押さえることで解決できます。用途別に厳選したフレーズを和訳付きで紹介します。
提案書・企画書で押さえたい定型フレーズ
提案書では「目的の明示」「メリット提示」「次の行動依頼」を端的に伝える表現が欠かせません。以下の5フレーズを組み合わせれば、説得力のある文章をスムーズに構築できます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
We propose implementing X to achieve Y. | Yを達成するためにXの導入を提案いたします。 |
This initiative is expected to reduce costs by 15%. | 本施策によりコストを15%削減できる見込みです。 |
The key benefit for your team is improved efficiency. | 御社チームにとっての主な利点は効率向上です。 |
We kindly request your approval to move forward by July 1. | 7月1日までにご承認いただけますと幸いです。 |
Please let us know if you require any further information. | 追加情報がございましたらご遠慮なくお知らせください。 |
レポート・分析資料に使える表現
レポートでは「事実」「解釈」「示唆」を明確に区別することが重要です。数字や調査結果を示す際に使える便利フレーズをまとめました。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
According to the latest survey, 45% of users prefer mobile access. | 最新調査によると、ユーザーの45%がモバイルアクセスを好むことが分かりました。 |
The data indicates a steady upward trend over the past three quarters. | 過去3四半期で緩やかな上昇傾向が見られます。 |
A notable decline was observed in Q2 due to seasonal factors. | 季節要因により第2四半期に顕著な落ち込みが観測されました。 |
This finding suggests potential growth opportunities in Asia-Pacific markets. | この結果は、アジア太平洋市場での成長機会の可能性を示唆します。 |
Further analysis will be conducted to validate these insights. | これらの洞察を検証するため、追加分析を実施いたします。 |
プレゼン資料向けキャッチコピー例
スライドの冒頭や見出しにキャッチーな一言を入れると、聴衆の注意を一気に引き付けられます。インパクトのあるコピー例を和訳付きで紹介します。
英語キャッチコピー | 日本語訳 |
---|---|
Unlock Growth, One Strategy at a Time. | 一つひとつの戦略で成長を解き放つ。 |
Data-Driven Decisions, Real-World Results. | データに基づく決断が、実世界の成果を生む。 |
Efficiency Isn’t Optional—It’s Essential. | 効率化は「選択肢」ではなく「必須条件」。 |
From Insight to Impact in 30 Days. | インサイトからインパクトまで、30日で実現。 |
Future-Proof Your Business Today. | いま、ビジネスを未来対応に。 |
レイアウト・デザインのコツ
視覚的に洗練されたレイアウトは、長い英語資料でも読者の集中を保ち要点を伝えやすくします。
ここでは見出しの設計から配色まで、デザイン初心者でもすぐ実践できるコツを紹介するので、ビジネスシーンで信頼を獲得するための視覚コミュニケーションの基礎として活用してください。
見出し・箇条書きの書き方
英語資料の見出しは一目で内容が伝わるアクション動詞+具体名詞が鉄則です。
たとえば “Increase Sales by 20%” のように数値と動詞を並べると即効性が生まれます。
階層はH2→H3→箇条書きの順に三段階までに留め、各箇条書きは1行=1アイデアに統一。文頭はすべて動詞の原形でそろえ、“Optimize”, “Eliminate”, “Launch” といった力強い語を使うと要点が伝わりやすいです。
日本語訳を添える場合はサブテキストとして括弧書きに置き、英語より小さなフォントで視認性を保ちましょう。これらを徹底するだけで資料全体の可読性が飛躍的に向上します。
グラフ・図表を効果的に見せる工夫
グラフや図表は「伝えたいストーリーを1つに絞る」ことが鍵です。
データ系列を多用すると解釈に時間がかかるため、棒グラフと折れ線グラフは原則2系列までに制限し、補助情報は注釈で補います。
注目してほしい系列を太線または強調色で示し、他の系列はグレーで控えめにすると視線が集まりやすくなりますよ。また、タイトルで結論を述べる“Action Title”を使えば、グラフだけで要旨が理解できます。
フォント・配色選びのポイント
英文フォントは視認性を最優先にし、本文はSans Serif系(Arial, Calibriなど)、見出しは太めのゴシック体で階層差をつけます。
本文サイズは最低11pt、行間は120%が読みやすい目安です。配色はベース・アクセント・ハイライトの3色設計にし、WCAG準拠のコントラスト比を確保します。たとえば濃紺+ライトグレー+オレンジを組み合わせれば、ビジネスらしい信頼感と注目度を両立できます。
英語資料のチェックポイント
完成した資料は出稿前に必ず多角的なチェックを行いましょう。ここでは誤字脱字の発見から文化的リスクの回避まで、英語資料ならではの確認項目を整理します。
誤字脱字・文法ミスを防ぐ方法
スペルチェッカーだけに頼らず、Read Aloud機能で音声読み上げさせると違和感に気づきやすくなります。また“レビュー→全件検索”で数値や固有名詞を一括確認し、単位や時制のブレを修正します。
提出前には24時間寝かせて再読する“コールドリード”を挟むと客観性が向上するのでおすすめです。
ネイティブに伝わる自然な言い回しにブラッシュアップ
不自然さは直訳表現と冗長な敬語が原因です。オンラインコーパス(COCAなど)で頻度を確認し、冗長な語句はシンプルな動詞に置換しましょう。
例:
- make an adjustment → adjust(調整する)
- carry out an analysis → analyze(分析する)
語尾のpleaseやkindlyを多用せず、Would you …? に置き換えると自然なトーンになります。
文化的配慮・ローカライズの注意点
日付表記は米国式(April 26, 2025)と英国式(26 April 2025)が混在すると混乱を招きます。ターゲット地域に合わせ統一しましょう。
数字区切りも1,000.00(米)/1 000,00(欧)が異なるため注意が必要です。
また色使いでは中国市場向けに赤を強調しすぎると警告色に見える場合があります。最後にジョークや慣用句を安易に入れないのもグローバル資料の鉄則です。
日本語資料を自然な英語に翻訳する技術
日本語特有の敬語や婉曲表現をそのまま英訳すると、意味が冗長になったり意図とズレたりすることがあります。
ここでは「直訳を避け、読みやすく意訳する」基本方針と、専門用語を正確にそろえるためのツール活用法を解説します。
直訳の落とし穴と回避策
直訳は文構造と語順の違いで意味が伝わりにくくなる典型例です。
たとえば「ご確認のほどよろしくお願いいたします」を直訳して Thank you for your confirmation. とすると命令形に近い響きになります。
代わりに Please review the attached file at your convenience.(添付をご都合のよいタイミングでご確認ください)と意訳し、丁寧さと柔らかさを両立させましょう。
句動詞の乱用や冗長な受動態にも注意し、情報を主語‐動詞‐目的語の順に再構築することで読み手の負荷を下げられます。
意訳で読みやすくするコツ
英語では「主語→動作→結果」の直線的な流れが好まれます。まず文の核となる動詞を決め、その周辺に修飾語を配置すると自然なリズムになります。
たとえば「当社サービスは多くの企業様にご利用いただいております」は Our service is trusted by over 500 companies worldwide. と具体的な数字で説得力を補強。
さらに長い文はピリオドで分割し、However や In addition を使って論理関係を明示すると読みやすさが格段に向上します。
用語集・対訳ツールの活用法
製品名や業界用語にブレが出ると資料全体の信頼性が下がります。社内用語集(glossary)を作成し、英語名称・略語・説明を一元管理しましょう。
CATツール(Trados、MemoQ)や機械翻訳(DeepL)を併用すれば初稿作成は高速化できますが、文脈チェックと表現統一は人の目で必ず行います。
用語集をCATツールにインポートして“自動サジェスト”を活用すれば、訳漏れと揺れを同時に防げますよ。
短時間で高品質な英語資料を作る学習法
業務に追われる中で英語力を底上げするには、インプットとアウトプットを同時に鍛えるメソッドが不可欠です。
本章ではプレゼン場面で役立つシャドーイングと、シャドテンラボのプロ添削を組み合わせた最短学習ルートを紹介します。
シャドーイングでプレゼン時の発音とリスニング力を磨くコツ
シャドーイングは、音源を0.5秒ほど遅れて声に出して追いかけるトレーニングです。
入力(聴く)と出力(話す)を同時に行うため、英語のリズムや抑揚を身体で覚えられます。30分間を毎日継続すれば、脳が音のパターンを瞬時に識別できるようになり、言い間違いの原因となる母音・子音のズレも矯正されます。結果として、プレゼン本番で相手の質問を正確に聞き取り、自信を持ってクリアな発音で返答できる力が確実に伸びます。
加えて、耳で捉えた音を即座に発声器官で再現するプロセスを何度も繰り返すことで、音声知覚と発音運動の神経回路が強化されます。リスニング教材はTEDやBBCなど実務的な素材を選び、冒頭でスクリプトを確認→オーバーラップ→通し練習という3ステップで行うと効果が倍増します。
シャドテンラボのプロ添削フィードバックで効率的に英語力をアップ
独学のシャドーイングは「何が正しい発音か」判断しにくいのが難点です。
シャドテンラボでは、音声変化の専門家があなたの録音を毎日チェックし、具体的な改善点を提示してくれます。忙しい日でもアプリに音声を送るだけで、翌日には詳細なフィードバックが届くため、PDCAサイクルを最短で回すことができ、日々の学習を効率的に行うことができます!
まとめ
本記事では
- 目的設定と三部構成で論理を設計する
- 提案書・レポート・プレゼン向けに定番フレーズを活用する
- レイアウトとデザインで視線誘導を最適化する
- 誤字脱字から文化的配慮まで多角的にチェックする
- 直訳を避けツールで用語統一する
という5つの要点を解説しました。さらに、プレゼン力を高めるシャドーイングと、シャドテンラボのプロ添削を組み合わせれば、短時間でも実務で通用する英語資料が完成します。
まずはシャドテンラボの無料体験で、あなたの発音とリスニングがどこまで変わるか試してみてください!
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