- 言っていることは分かるけど繰り返せない
- リスニング中に集中力がなくなる
- 聞いたばかりのオーディオの内容をすぐに忘れてしまう
- 単語の綴りがなかなか覚えられない
もしこのような悩みを抱えている方には「ディクテーション」がおすすめです。
ディクテーションは「聞こえる英語の音声をそのまま書き取る」学習法で、学習者の英語レベルにこだわらず行えて、効果に定評があります。
従来は紙とペンを使って行われていた学習で、最近では使い勝手のいいアプリも続々出てきておりますが、どれがいいかわからない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「ディクテーションにおすすめアプリ10選」について解説します。
後半では、実際にどんなアプリを選ぶといいのかについても併せてご紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。
その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。
- 英語のプロが、毎日フィードバックをくれる
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応している
- スマホ一つで完結!毎日30分、いつでもどこでも好きなタイミングでできる
教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。
ぜひこの機会にご検討ください。
ディクテーションとは?
先ほどご紹介した通り、ディクテーションとは「聞こえた音声を一語一句そのまま書き取る勉強法」のことです。
ディクテーションをするメリット・効果はたくさんありますが、主に以下のようなことが挙げられます。
- リスニング力が上がる
- 綴りに強くなれる
- 「音」を「単語」に置き換えられるようになる
- 苦手な部分が可視化される
また、リスニングには「リテンション」という「情報を一定時間記憶しておく能力」が必要です。それが鍛えられていないと、リスニング問題を聞いて、いざ解答を選択しようとしても、もう先ほどの会話を忘れてしまい、結局答えられないという状況に陥ってしまいます。
ディクテーションによる「聞き取り→書き取り」のプロセスには「一時的に記憶する」という能力も必要です。この「一時的に記憶する」を繰り返すことが、リテンションが鍛えられる理由のひとつになっています。
ディクテーションにおすすめのアプリ10選一覧(無料・有料)
ディクテーションをするのにおすすめのアプリ10選をピックアップしました。
英語の勉強初心者から上級者、受験英語からビジネス英語まで、各々の状況に応じてお使いください。独自のセンスや特徴が光る良いアプリばかりですよ。
アプリ名 | ポイント | 料金 | アプリ内課金有無 | 対応機種 |
---|---|---|---|---|
TEDICT LITE | TED TalkやTED-Edの動画を使用してディクテーションをするためのスマホアプリ。 | 無料版/有料版800円 | ― | iOS 14.0以降/Android 4.4 以上(有料版のみ) |
ディクトレ | 24万人以上が利用した英語ディクテーション学習サイトのアプリ版。英会話から試験英語まで幅広いオーディオが魅力。 | 無料 | ― | iOS:12.4以降/Android:5.0以上 |
MediaDict LITE | メディアコンテンツがディクテーションの教材に早変わり。 | 無料/ 有料版900円 | ― | iOS 14.0以降/Android 5.0以上 |
英語ディクテーション、スピーキング、リスニング、リーディング | アプリが話したことを聞いて、聞き取った英文をすぐにアプリに正確に話すことで、正確に聞き取るリスニング力とアウトプットして英語がスムーズに出るようにスピーキング力を鍛える。 | 無料 | ― | Android8.0 以上 |
E-Dictation+ 英語ディクテーション学習アプリ | ディクテーションをするための基本的機能が揃っている。 | 無料 | プレミアムプラン-1ヶ月¥480 | iOS 13.0以降 |
Notta | 最新のAI音声認識エンジンを搭載する高精度な音声自動テキスト化サービス。日本語・英語など104言語に対応。 | 無料 | アプリ内課金有り音声文字変換プレミアム会員1ヶ月プラン/文字起こしプレミアム会員12ヶ月プラン/プレミアム会員12ヶ月プラン | iOS 10.0以降/Android 7.0以降 |
Otter AI | アメリカのシリコンバレーを拠点とする企業、Otter.aiが開発した音声認識AIサービス。英語の会議やインタビューを記録したい時、録音するだけで文字起こしをしてくれる便利なツール。 | 無料 | 9.99ドル/月(12カ月1括払い)99.99ドル/月(12カ月1括払い) | iOS 10.0以降/Android5.0以降 |
スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング | ベストセラー書籍のアプリ版。シンプルだが使用頻度の高い例文を使って、頭の中に英語回路をつくるトレーニングを行う。 | 1,200円 | アプリ購入後追加で800円支払うことで、書籍版のすべての例文と収録例文全体のシャッフル機能が追加されます。 | iOS 14.5以降/Android5.0以降 |
英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング | 約20万人に選ばれた、毎日配信中の英語リスニング用アプリ。 | 無料 | ― | iOS 14.5以降/Android8.0以降 |
ざっくり英語ニュース!StudyNow(リスニング・解説付) | ニュースで英語を学べる学習者向けニュースアプリ。英文・日本語訳・リスニング・解説がすべて揃う。 | 無料 | 月額400円/6ヶ月2100円/年額3600円 | iOS 11.0以降/Android 4.4 以上 |
1.TEDICT LITE
TEDICTは「TED+DICTATION(ディクテーション)」を掛け合わせた造語で、文字通り、TEDを使ってディクテーションをするアプリです。
アプリはTED動画を字幕付きで鑑賞することができ、さらに動画は数秒ごとに細切れになっているため初心者でもディクテーションがしやすい設計になっています。
スマホ一台で勉強が完結するため、電車やバスの待ち時間、小休憩などのほんの少しのスキマ時間でディクテーションが可能なため、忙しい社会人にぴったりです。
TED動画は政治から経済、エンタメまで様々なトピックが扱われているため、自分が関わるビジネス分野の動画でディクテーションを行えば、英語の勉強だけでなく仕事のための情報収集にも役立ちますよ。
TEDICTは無料版(LITE)ではディクテーションできる範囲に制限があり、使用できる映像もひとつのみなため、気に入った場合は有料版の使用がおすすめです。
2.ディクトレ
無料なのに完成度の高いディクテーションアプリと言えば「ディクトレ」です。
ディクトレはもともとWEB版ですでに多くの支持を集めていたサイト、「英語リスニング無料学習館」をアプリ化したものです。
ディクトレ内のディクテーション用音源は、1秒から5秒ぐらいと短めなので、英語初心者から中級者にぴったりです。このほかに、TOEIC Part2対策用の問題も3択で用意されています。
なお、ディクトレのアプリは機能性も高く、ループ再生、速度変更、テキスト入力、日本語訳、など英語学習者が求めている機能はすべて備わっていると言っていいでしょう。
3.MediaDict LITE
MediaDictを使用すると、NetfilxやYoutubeなどの動画がディクテーション教材に早変わりします。
ほかのディクテーションアプリとの違いとしては、タイプする方法を3種類(タイピング、単語カード、声)から選べることが挙げられます。
しかも音声認識も搭載しているため、ディクテーションと同じくらいリスニングに効果が高いシャドーイングも可能です。
このほか、 二重言語字幕再生機能もついて、まさに英語学者には嬉しい機能がたくさんついたアプリと言えます。
4.英語ディクテーション、スピーキング、リスニング、リーディング
スピーキングスキル、リスニングスキルを向上させたければ、English Buddyの英語のディクテーションアプリがおすすめです。
アプリは無料でダウンロードができ、VOAを使った勉強も可能です。
VOAとは、アメリカの国営放送”Voice of America”による「英語を母国語としない外国人」を対象にした無料英語学習サイトのことで、簡潔で幅広いジャンルのニュースを扱っており、きれいなアメリカ英語を使ったディクテーションをすることができます。
5.E-Dictation+ 英語ディクテーション学習アプリ
E-Dictation+は2023年6月に販売が開始されたばかりのスタイリッシュなデザインが特徴の新しいアプリです。
ディクテーションに必要な基本機能のみのシンプルな作りになっていて、サクサクと学習を進めたい方に向いています。
余計なものが備わっていないので、初めてディクテーションをする人や英語の勉強を始めたばかりの初心者にも最適です。
プレミアムプランに加入すると苦手な問題などをお気に入り登録することができるため、定期的に成長を確認したい人にもおすすめのアプリです。
6.Notta
AIによる音声自動テキスト化サービスのNottaは、日本語・英語など104言語に対応しています。
本来はディクテーション用のアプリではありませんが、文字起こしの精度が98%以上と非常に高く優秀で、音源さえあればほとんどのものを勉強用の教材にできてしまいます。
一般教材の音源ではなく、会議や講義などの実用的な英語を習得したいビジネスマンにぴったりです。
無料会員の利用制限は月に120分までとなっています。
7.Otter AI
録音した音声をAIによって自動テキスト変換できるアプリです。
今のところ、Otterは英語の文字起こしのみに対応しています。
こちらも無料と有料があり、無料会員でも利用制限は月に600時間までとほかのAI文字起こしアプリの制限幅を大きく上回っています。
そのうえ有料会員になると月に6,000時間まで利用制限が広がります。
文字起こしアプリなので、自分好みのYoutubeチャンネルやPodcastなどの音源をスクリプト化し教材として利用できるのも魅力です。
Otter AIは英語版しかリリースされていないので、参考書や教科書のテキスト通りの英語の勉強では物足りない中級以上の学習者におすすめします。
8.スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
一大旋風を巻き起こしたベストセラー本「瞬間英作文」の公式アプリです。
こちらはディクテーションのためのアプリではありませんが、英文のひとつひとつが短いので、初心者~中級者に最適と言えるでしょう。
カジュアルな会話文とは違い、緻密に計算された文型に沿った英文をディクテーションすることで、基礎の勉強や大人のやり直し英語に理想的なアプリです。
中学1〜3年生で習う英文法が使われていて、基礎をみっちり復習できます。
9.英会話や英単語を聞き流し – 英語リスニング
スポーツやテクノロジー、各国の話題や経済まで豊富なジャンルの中から聞きたいものが選び放題の英語リスニングアプリです。
お役立ち機能も、聞き流し(リピート再生)、倍速、字幕(英語字幕・日本語字幕)オフなど充実しています。
ディクテーションとして利用する場合はノートを別途用意しますが、アプリの性能がいいので特にストレスは感じないでしょう。
10.ざっくり英語ニュース!StudyNow(リスニング・解説付)
こちらもディクテーションのアプリではありませんが、機能やコンテンツの内容が充実しています。
社会人学習者であれば、勉強というよりもいつもの新聞を読む感覚でディクテーションに取り組めること間違いなし。
分かり易くまとめられたニュースは、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアのネイティブが記事ごとに1人担当しており、ひとつ読んだらまた次を読みたくなります。
無料会員は、読める記事に制限がありますが、「魔法のカギ」と呼ばれる機能を使えば、有料会員用の記事も読むことが可能です。
魔法のカギは、課金購入するか、一日二回の広告視聴により最大2本をGETできます。
ディクテーションアプリの選び方4選
ディクテーションアプリを選ぶときには以下の条件をチェックしてください。
自分に合った勉強法を選択して、効率化を図りましょう!
- 無料か有料か
- アプリ完結型にするかノートも併用するか
- 自分のレベルにあっているか
- 機能は充実しているか
①無料か有料か
無料か有料かを選ぶ場合、もちろん有料版の方が広告などの表示がなくストレスを感じず使うことができるでしょう。ですが、有料であれば確実に勉強が進むわけでもありません。
やはり、なにごとにも相性が大切ですよね。
本記事でご紹介したアプリは無料で使えるものもたくさんあるので、まずは実際に使ってみることをおすすめします。
②アプリ完結型にするかノートも併用するか
ディクテーションは「音源を聞いて、聞こえたままを書き取る」というシンプルな勉強法です。
スマホに直接タイプするなら、場所の縛りもなく、思い立ったタイミングですぐに始めることができます。
ノート併用型の利点としては、「多感覚による記憶の定着率の向上」が挙げられます。耳で聞くだけでなく、手で書くことも脳への刺激になるため、勉強の効果がさらに上がるかもしれません。
また、スペルがすぐに分からなくても、一旦カタカナなどで書き留めておくことができるのも便利です。
なお、アプリを使って携帯で打ち込む場合は、キーボードの予測機能をOFFにするのを忘れないようにしましょう。
アプリによっては、勝手に正しいスペルが自動的に表示されてしまい、勉強の効果が半減してしまいます。
③自分のレベルにあっているか
ディクテーション用の英文はあまり難易度が高いものを選ばないようにしましょう。目安としては「初めて聞いたときに8〜9割程度理解できるレベル」が望ましいです。
知らない単語やフレーズが多い音声だと音が聞き取れないため、勉強が進みません。
まずはちょっと簡単すぎるかもと思うくらいから始めてください。実際に書き取ってみると、いくつか空所がでてしまうかもしれませんよ。
④機能は充実しているか
一般的なリスニングのトレーニングをする時は、オーディオを1.5倍速にするなどが推奨されますが、ディクテーションは違います。
このトレーニングは時間を気にする必要はありません。
それよりも、何度も何度も、もうこれ以上聞いても分からないというレベルまで音源を聞き込むことで高い効果が期待できる学習法なのです。
そのため、ゆっくり聞ける「スロー再生」と、際限なく繰り返せる「リピート再生」があると学習が捗ります。
リスニング力を効率的にアップさせるには?
ディクテーションはリスニング力アップにとても効果的な勉強法です。
しかし、ディクテーションは「やりっぱなし」にしてしまうとタイムパフォーマンスが少し悪くなってしまいます。本当はもっと効率良くリスニング力を向上させれるのに…という状況になりかねません。
そうならないように次の項目を実施していきましょう。
ディクテーションで苦手な箇所を特定する
ディクテーションを始めると「この部分で何か言っているけど、何度聞いても分からない」という状況が必ず出てきます。
その部分は「普段は理解しているつもり」の場合も。
例えば、
- スローにしたら分かるのに、スピードが早いため聞き取れなかった
- 知っている単語だが、音で聞いた時にわからなかった
- ひとつの単語だと思っていた部分が実は複数の単語だった
などが挙げられます。
その場合はディクテーションの結果から「なぜその部分はリスニングができなかったのか」という理由を分析することが大事です。
苦手な要素を特定・改善していくことでよりスピーディーにリスニング力を向上していくことができます。
具体的な内容はこちらで紹介しておりますので、気になる方はぜひ合わせてご覧ください。
シャドーイングを併用する
ディクテーションは、シンプルな勉強法でありながらも継続することで確かな効果を感じることができるトレーニングです。ただし、書き取るという性質上どうしても音声を止める工程が発生するため、聞いた音を処理する速度は上げることができません。
その場合は、シャドーイングを学習計画に盛り込むのがおすすめです。
シャドーイングは、聞こえてきた音を2〜3語遅れながら発話していくトレーニングで、音声を処理していくため、聞こえてきた音を単語に変換する処理速度を上げることができます。
しかし、シャドーイングは正しく行わないと成果を感じづらい学習でもあります。そこでおすすめしたいのがシャドテン。
シャドーイングするならシャドテン
シャドーイングするなら
シャドテン
- 英語学習のプロフェッショナルがあなたのコーチに
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応
- スマホ一つで完結!毎日30分、いつでもどこでも
シャドテンは、シャドーイングに特化した英語学習サービスです。提出したシャドーイングの音声を英語のプロが添削し、フィードバックを受け取ることができます。
シャドーイングでは確認作業が1番大変なので、そこをプロがプロの視点で実施してくれるのは学習効率を上げる上でも嬉しいポイントですね。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。
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