「会議の冒頭で何と言えばいい?」「電話を取るときにとっさに言葉が出てこない…」――多くのビジネスパーソンが抱える英語での挨拶の悩み。
その原因の一端は“聞き取れないから話せない”リスニング力不足にあります。解決策は、耳と口を同時に鍛えるシャドーイング。
この記事では主要シーン別フレーズを厳選し、リスニング力向上のヒントまでまとめました。読後には、すぐに使える挨拶表現と効果的な学習法の両方を身につけられます。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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ビジネスメール・電話・対面で使える基本挨拶
まずは日常業務で出番の多い「メール・電話・対面」の三大シチュエーションを押さえましょう。
どの場面でも共通する鍵は「丁寧さ」。常に相手へのリスペクトを忘れないようにしましょう。
メール冒頭の定番フレーズ
メールの第一印象は冒頭の一文で決まります。丁寧すぎず、しかしフレンドリーすぎない表現を5つ覚えておくだけで、文面のトーン調整が格段にラクになります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I hope this message finds you well. | ご健勝のことと存じます。 |
Thank you for reaching out. | ご連絡いただきありがとうございます。 |
I’m writing regarding [topic]. | 〜についてご連絡差し上げます。 |
Further to our previous conversation, | 先日のやり取りを受けまして、 |
I appreciate your prompt response. | 迅速なご返信に感謝申し上げます。 |
電話応対時に聞き取りやすい挨拶
電話では顔が見えない分、ゆっくりめの発話とフレーズの簡潔さが重要です。以下の定番表現を押さえれば、相手に安心感を与えられます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Good morning, this is [Name] from [Company]. | おはようございます。こちらは〜社の〜です。 |
How may I assist you today? | 本日はどのようなご用件でしょうか。 |
Could you please speak a little slower? | 少しゆっくりお話しいただけますか。 |
Let me confirm your request. | ご要望を確認させてください。 |
Thank you for holding. | お待たせいたしました。 |
対面・訪問時のフォーマル挨拶
取引先オフィスや受付での第一声は、会社の印象を左右します。身だしなみ+アイコンタクト+下記フレーズでプロフェッショナルな雰囲気を演出しましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
It’s a pleasure to finally meet you in person. | 直接お会いできて光栄です。 |
Thank you for having me today. | 本日はお招きいただきありがとうございます。 |
May I confirm the meeting agenda? | 本日の議題を確認させていただけますか。 |
Please let me know if there’s anything you need. | 何かございましたらお知らせください。 |
I look forward to our discussion. | お打ち合わせを楽しみにしております。 |
シーン・時間帯別の英語挨拶
時間帯や開催形式に合わせて挨拶フレーズを変えると、相手への配慮が伝わり好印象につながります。ここでは朝礼からネットワーキングまで、具体的な使い分けを解説します
朝・昼・夕方に合わせた挨拶表現
「Good morning」だけでは単調になりがち。時間帯に少し言葉を足すだけで、より自然で親しみやすい挨拶になります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Good morning, everyone. I hope you had a refreshing start. | 皆さん、おはようございます。爽やかな朝を迎えられましたか。 |
Good afternoon, team. Thanks for joining on time. | 皆さん、こんにちは。時間通りに集まってくれてありがとう。 |
Good evening, and thank you for staying late. | こんばんは。遅くまでお疲れさまです。 |
Hope you all had a great lunch break. | 皆さん、良いランチ休憩になりましたか。 |
Let’s kick off this morning’s session with a quick update. | 今朝のセッションを簡単な近況報告から始めましょう。 |
会議開始時のオープニングフレーズ
会議の冒頭で目的を明確にし、参加者の注意を引きつけることが成功の鍵です。以下の例は短くても意図が伝わる構成になっています。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Thank you all for making time today. | 本日はお時間をいただきありがとうございます。 |
Our goal is to finalize [topic] by the end of this meeting. | 本会議の目的は〜を確定することです。 |
Before we start, does anyone have quick updates? | 開始前に共有事項はありますか。 |
Let’s keep this meeting within 30 minutes. | 30分以内で進めていきましょう。 |
Feel free to raise questions as we go. | 進行中でもご質問があれば遠慮なくどうぞ。 |
ビデオ会議・オンライン会議での挨拶例
オンラインではタイムラグや音声トラブルを想定した言い回しが必須。音質確認とアイスブレイクを兼ねた下記フレーズを先に投げるとスムーズです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Is my audio coming through clearly? | 音声は問題なく聞こえていますでしょうか。 |
Thanks for hopping on the call. | 参加ありがとうございます。 |
While we wait for others to join, how has everyone’s week been? | ほかの方をお待ちしている間、今週の調子はいかがですか。 |
Please mute your mic when not speaking. | 発言時以外はミュートにご協力ください。 |
Let’s record this session for those who couldn’t attend. | 欠席者のためにこのセッションを録画します。 |
ネットワーキング・イベントでの自己紹介兼挨拶
イベントでは第一印象が命。肩書き・業務内容・興味分野を20秒以内で伝える“エレベーターピッチ”を用意しておくと、会話が広がります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Hi, I’m Emi Sato, a marketing manager at XXX. I focus on B2B content strategy. Nice to meet you. | こんにちは、XXXでマーケティングマネージャーをしている佐藤恵美です。B2B向けコンテンツ戦略を担当しています。お会いできてうれしいです。 |
Great event, isn’t it? What brought you here today? | 素晴らしいイベントですね。今日はどのような目的でいらっしゃいましたか。 |
If you’re free later, I’d love to chat about potential collaborations. | 後ほどお時間があれば、協業の可能性についてお話しできれば幸いです。 |
フォーマル vs カジュアル:挨拶表現の使い分け
同じ “Hello” でも、相手や場面によって受け取られ方は大きく変わります。ここでは「上司・取引先」「同僚」「季節行事」の3カテゴリーに分け、フォーマル/カジュアルを的確に切り替えるコツと鉄板フレーズを紹介します。
使い分けをマスターすれば、距離感をつかむのがぐっとラクになりますよ。
上司や取引先への丁寧な挨拶
立場が上の相手には、敬意を示しつつも簡潔に要点を伝えるのが基本です。語尾を丁重にし、ビジネスマナーに合ったワードを選びましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Good morning, Ms. Tanaka. Thank you for meeting with me today. | 田中様、おはようございます。本日はお時間をいただきありがとうございます。 |
It’s a pleasure to speak with you again. | 再度お話しできて光栄です。 |
I appreciate your continued support. | いつもご支援いただき感謝申し上げます。 |
May I confirm the agenda before we begin? | 開始前に議題を確認させていただけますか。 |
Thank you for taking this into consideration. | ご検討いただきありがとうございます。 |
同僚・チーム内でのカジュアル挨拶
チームメンバーとはフラットな関係性を保ちつつ、相手の時間を尊重するトーンが好印象。フレンドリーだが砕けすぎない表現を押さえましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Hey team, morning! Ready to kick things off? | みんな、おはよう!さっそく始めようか。 |
How’s it going, everyone? | 皆さん、調子はどう? |
Thanks for jumping on this call so quickly. | 急なコールに参加してくれてありがとう。 |
Let’s sync up after lunch. | ランチ後に情報共有しよう。 |
Great job on the presentation yesterday! | 昨日のプレゼン、良かったよ! |
季節の行事(新年・夏季休暇など)に合わせた挨拶
季節の挨拶は意外に重要なもののひとつ。ひと言添えるだけで親しみや感謝が伝わります。社内外どちらでも使える表現をストックしておきましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Happy New Year! Wishing you a successful 2025. | 新年おめでとうございます。2025年のご成功をお祈りします。 |
Hope you’re enjoying the holiday season. | 休暇シーズンを満喫されていますか。 |
Have a great summer break and stay cool. | 素敵な夏休みをお過ごしください。 |
Season’s greetings to you and your team. | 貴社の皆さまへ季節のご挨拶を申し上げます。 |
Happy Lunar New Year to our colleagues in Asia. | アジアの同僚の皆さん、明けましておめでとうございます。 |
Enjoy the long weekend and recharge. | 連休をゆっくりお過ごしください。 |
ネイティブらしい自然な英語挨拶のコツ
単語を知っているだけでは「ぎこちない」印象になってしまうことも。ネイティブ視点のマナーや会話展開を押さえれば、短い挨拶でも関係が深まります。ここでは3つの場面を例に具体的テクニックを紹介します
文化的マナーを押さえた挨拶方法
ネイティブは相手のプライバシーを尊重しつつ、ライトな話題で空気を和ませます。忌避トピックを避け、相手の状況に寄り添う表現が鍵です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
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How was your commute today? | 今朝の通勤はいかがでしたか。 |
I’ve heard great things about your latest project. | 御社の最新プロジェクトについて好評を伺っています。 |
挨拶後に続ける一言で好印象を残す
挨拶の後に話題をつなげる“スモールトーク・ブリッジ”を用意すると会話が自然に流れます。相手の関心を引く質問や称賛が効果的です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
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Good afternoon, Mr. Lee. Congratulations on the recent product launch—how has the response been so far? | こんにちは、リー様。製品発売おめでとうございます。反響はいかがですか。 |
Great to see you again! Did you enjoy the industry conference last week? | お久しぶりです!先週の業界カンファレンスはいかがでしたか。 |
名刺交換時・紹介メールの挨拶ポイント
名刺交換や紹介メールでは「役職+専門領域」を端的に述べると、相手があなたを記憶しやすくなります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
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My name is Kenji Ito, and I oversee supply chain optimization at XXX | 伊藤賢治と申します。XXXでサプライチェーン最適化を担当しております。 |
I’d like to introduce Ms. Yuki Arai, our HR Director, who will coordinate the project hiring. | 本プロジェクト採用を担当する人事部長の新井ゆきをご紹介いたします。 |
挨拶力を支えるリスニング力向上法
円滑な挨拶には「相手の言葉を正確に聞き取る力」が不可欠です。ここではリスニングが挨拶に直結する理由と、最短で耳を鍛えるシャドーイング学習法を解説します。
なぜリスニング力が挨拶に必要なのか
英語挨拶は往々にして“呼びかけ→応答”のテンポが速く、聞き漏らすと会話が噛み合いません。
たとえば「How’s it going?」を聞き取れなければ、返答がワンテンポ遅れ気まずい空気が流れてしまいます。加えて、ビデオ会議では音質やアクセント差で難易度が上がり、相手の社名や肩書きを聞き逃すことも。
リスニング力を鍛えることで、発話スピードやリエゾン(音の連結)に慣れ、質問を返す余裕が生まれます。結果として挨拶が“ただの儀礼”ではなく、会話のスタートラインとして機能するのです。
シャドーイングとは?基本ステップと効果
シャドーイングは「聞こえた音を0.5〜1秒遅れで模倣しながら発話する」トレーニングで、リスニングの中でも、「聞こえた音がどの単語であるか認識する能力(=音声知覚)を向上するのに適しています。
日本人がリスニングを苦手とする最大の要因がこの「音声知覚」が自動化されていないことにあるため、シャドーイングで鍛えることにより、最終的には母語のようにリスニングをすることができるようになります。
また音声変化を体得できるため、聞く力と話す力を同時に強化できる点が最大の利点です。
<シャドーイングの基本的なやり方>
- スクリプトがついている短め(30秒~1分程度)の音源を用意する
- 音声のみを聞き大まかな内容を把握する
- スクリプトを見ながら音声を聞き発音や全体の意味を理解する
- 5回を目安にオーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に発話)を行う
- シャドーイング(スクリプトを見ずにお手本音声の1~2語後を追うように発話)を行う(20回以上)
- 録音した自分の音声を聞き振り返りを行う
まとめ|英語挨拶を武器にビジネスコミュニケーションを加速しよう
ビジネスの現場で“伝わる挨拶”ができれば、第一印象はもちろん、その後の商談やチームワークまでスムーズに進みます。
本記事では、メール・電話・対面からオンライン会議、季節の行事まで、シーン別に押さえるべきフレーズと使い分けのポイントをご紹介しました。これらの表現を自信を持って使いこなすカギは、相手の英語を正確に聞き取り、即座に反応できるリスニング力にほかなりません。
リスニングとスピーキングを同時に鍛える最短ルートが、シャドーイング特化型アプリ 「シャドテン」 です。英語音声のリエゾンや弱音を熟知したプロが、毎日あなたの録音を添削し、“良かった点”と“改善点”を具体的にフィードバック。4つのアクセント×1,000以上の教材からレベル+1の素材を選べるうえ、ABリピート・再生速度調整・スクリプト表示切替といった機能で練習効率も最大化できます。
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