英語でメールを書いていると、いつも締めのフレーズに迷いがちではありませんか?「Best regards」ばかり使っていては味気ないし、かといって間違ったフレーズで失礼になるのは避けたいものです。
実は、締めの一文は思っている以上にあなたの印象を左右します。どんなに内容がよくても、最後の締め方によって「この人はビジネスマナーをわきまえているな」「気遣いのできる人だな」と思われたり、逆に「雑な印象だな」と思われてしまったりもします。
この記事では、英語メールで使える締めフレーズをフォーマルからカジュアルまで徹底解説し、具体例を交えながらご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
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英語メールの締め方がビジネスにおいて重要な理由
印象を左右する「締め」の役割とは
「締め」は英語メール全体のトーンや関係性を決定づける、大切な要素です。相手が最後に目にする部分だからこそ、内容を端的にまとめたり、感謝や敬意を示したりすることが求められます。
英語圏のビジネスマナーを押さえるポイント
英語圏では文化的背景から、フレンドリーさとプロフェッショナリズムが同時に求められます。
たとえば、形式的すぎる「Sincerely yours」などのフレーズは堅苦しい場面に適していますが、日常のやりとりでは少し距離を感じさせます。
一方で、カジュアルすぎる「Cheers」や「Take care」は、ビジネスの正式な場面では好まれないことも多いです。このように、相手との関係性やメールの目的に合わせて締め方を調整するのが鉄則となります。
まず覚えたい!ビジネスシーンで使えるフォーマルな締めフレーズ
丁寧な感謝と敬意を伝える定番フレーズ
ビジネスメールでよく使われるのが以下のようなフレーズです。
- Sincerely
- Best regards / Kind regards
- Thank you for your cooperation
- Respectfully
こうしたフレーズは、上司や顧客・取引先といった相手との距離がやや遠い場合に適しているため、迷ったときに使いやすい定番の表現です。
特に「Sincerely」は、手紙文化の名残もあり、きわめてフォーマルな印象を与えます。また「Respectfully」は、役職や年齢が自分より上の方に送るときに使うと丁寧です。
上司・顧客・取引先にも使える汎用表現
英語圏のビジネスメールでは、「Best regards」「Kind regards」が圧倒的によく使われます。相手や状況を選ばず無難に使えるのが特徴で、ビジネスの基本フレーズとして一番覚えておくと便利です。
ただし、よほど親しい間柄でなければ「Best reg.」のような省略形は避けたほうが無難です。省略するとカジュアル感が強くなりすぎてしまい、相手によっては失礼にあたる可能性があります。
相手の関係性に応じた締め方の使い分け
初対面や取引先に失礼にならない表現
ビジネスの新規取引や、初めての相手にメールを送る場合は、できるだけフォーマルな印象を与えるフレーズが望ましいです。
先ほど紹介した「Sincerely」や「Best regards」などはもちろんのこと、締めの前に一言で感謝の気持ちを添えるのも効果的。たとえば、「Thank you for your time and consideration.」などの文章を入れると、丁寧かつ礼儀正しい印象を与えられます。
また、初対面の場合は相手の会社や国の文化に配慮しすぎることもありませんが、最低限のビジネスマナーを押さえるのは必須です。相手が使う敬称(Mr., Ms., Dr.など)を尊重するのも大切なポイントです。
カジュアルな間柄へのフレンドリーな締め方
社内で頻繁にやりとりをする同僚や、気心の知れたビジネスパートナーには、少しカジュアルな表現で締めるのも自然です。例えば、
- Take care
- Cheers
- All the best
- Best wishes
などは、親しみのあるトーンを演出できます。ただし、相手が上司や年上の場合は注意が必要です。
日本語でも「じゃあまたね」と上司に言うのはカジュアルすぎる印象を与えるように、英語でも「Cheers」は状況によっては失礼と捉えられることがあります。必ず相手やシチュエーションを見極めて使い分けるようにしましょう。
依頼やお願いをする際に使える締めフレーズ
柔らかいニュアンスでお願いをするコツ
依頼や確認事項がある場合は、締めの前に「ご検討をお願いします」という意味合いをソフトに表現する必要があります。たとえば、
- I would appreciate your prompt response.
- I look forward to hearing from you soon.
といったフレーズを使うことで、「急いでいるけれど、柔らかいトーンでお願いしている」ニュアンスを出せます。また、「もし可能なら」という緩衝表現として「If possible,」などを文頭につけると、より失礼のない依頼に仕上がります。
文章を短くまとめつつ礼儀正しさを保つポイント
英語メールを無駄に長文化させると、読みにくくなるだけでなく、相手の時間を奪ってしまいます。特に依頼がある場合は「何をどのようにお願いしたいのか」を簡潔に伝えることが肝心です。
長いメールは敬意の欠如として捉えられることもあるため、締めのフレーズに入る前に必要最低限で要点をまとめておくのが鉄則です。
文章を短くしても失礼にならないためには、冒頭で適切に挨拶をし、本文で敬意を示し、最後の締めでしっかり感謝や丁寧さを示すのがコツ。これだけで相手に「きちんと配慮している」と好印象を与えられます。
ネイティブが好む自然な英語表現を身につける
よく使われる締めフレーズ一覧
ネイティブが普段よく使うフレーズを把握することで、自然なコミュニケーションが可能になります。以下はカジュアルからフォーマルまで、比較的頻出する締め方の例です。
- Best regards (汎用性が高い)
- Warm regards (少し親しみがあるがビジネスでも可)
- Best wishes (軽めの好意を示す)
- Regards (定番、簡潔)
- Sincerely (非常にフォーマル)
たとえば、友人に近いビジネスパートナーへは「Warm regards」や「Best wishes」。まだ関係性が浅い相手や正式な文面が求められる場合は「Best regards」や「Sincerely」が使いやすいでしょう。
こうした表現の微妙な差異を知ることで、英語圏の文化的ニュアンスをしっかり押さえたメール作成ができます。
マナー違反を防ぐ文化的なニュアンス理解
ビジネスにおいて重要なのは、相手を尊重する姿勢を文面から伝えることです。英語圏では日本以上に「個性」を尊重する一方で、ビジネスマナーとして一定のフォーマルさが求められます。
そのバランスが崩れると「礼儀知らず」とみなされたり、「フレンドリーすぎて信用できない」と思われたりする場合があるので注意が必要です。
また、アメリカ英語とイギリス英語では「敬称」の使い方やニュアンスに若干の違いがあることも覚えておくとよいでしょう。たとえばイギリス英語では「Yours sincerely」が一般的ですが、アメリカ英語では同じフレーズはやや古風に感じられることがあるなど、地域差が存在します。受け手の文化を理解することが、円滑なコミュニケーションへの近道です。
ビジネスメールで差をつける!シーン別おすすめ締めフレーズ
上司・社内向け
上司や社内でよく使うメールでは、厳格すぎるよりも敬意と適度なカジュアルさを両立したフレーズが好まれます。たとえば「Best regards」に加えて、文末に「Thank you for your guidance as always.」などを入れると、日頃のサポートへの感謝を示せるでしょう。
相手がフランクな方であれば「Thanks a lot」などを使うこともありますが、やりすぎると失礼に感じられる可能性があるため、相手の雰囲気を見極めて使い分けるのがコツです。
クライアント・顧客向け
クライアントや顧客に送る場合は、ビジネスライクな距離感が基本です。
丁寧さを重視するため、「Best regards」「Sincerely」「Kind regards」などが主に使われます。
特に、お願いごとや契約内容の確認が含まれる場合は、重ねて「Thank you for your cooperation.」などの感謝表現を加えると失礼なく依頼ができます。
カジュアルな同僚・フランクな関係向け
部署やチーム内の仲が良い同僚に対しては、多少くだけた表現を用いても大丈夫です。
たとえば「Cheers」「Take care」「Talk soon」などがカジュアルなイメージを与えます。
ただし、受け取り手が「職場はあくまで仕事をする場所」という考え方を持っている場合は、違和感を与えるかもしれません。日本語と同様、相手との距離感を見極めて選ぶのが大切です。
依頼・アポイントメント・お礼メール など
アポイントのお願いやお礼メールでは、締めの文言にプラスアルファで「ぜひお会いしたい」「ご協力に感謝します」という姿勢を示す表現を添えます。
- I look forward to meeting you soon.
- Thank you for your kind cooperation.
- I appreciate your time and assistance.
こうした一文があるだけで、相手は「自分の協力を必要としている」と感じ、前向きに返信しやすくなります。
まとめ
ここまで英語メールの締めについて具体的に解説してきました。英語メールの締めは、相手との関係性や状況に合わせて使い分けることが大切です。フォーマルな場面なら「Best regards」や「Sincerely」が無難で、親しい同僚や友人には「Cheers」などのカジュアルなフレーズも検討できます。
依頼を含む場合は簡潔に要点を伝え、文末で感謝や敬意を添えると好印象を与えられます。文化的ニュアンスの違いや、アメリカ英語とイギリス英語でのフレーズ差異にも注意しながら、丁寧さを崩さずに自然な英語表現を身につけることが大切です。
これらを意識するだけで、英語によるビジネスコミュニケーションの質が格段に向上するでしょう。特に海外クライアントとのやり取りでは、挨拶や締めの一文が相手の印象を大きく左右するため、基本的なマナーと表現の幅を身につけることで、信頼関係を築きやすくなります。
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