「この件、検討しておきますね。」――ビジネスの現場で頻繁に使われるこの一言、英語でどう言えばいいのか迷ったことはありませんか?
実は「consider」だけではカバーしきれない場面が意外と多いんです。英語圏のビジネスパーソンが使う自然な表現を理解すれば、メールや会話の信頼感がぐっと増します。
この記事では、「検討する」を適切に伝える英語フレーズをシーン別に紹介。さらに、ネイティブの意図を正しく読み取り、自信をもって返答できるためのリスニング力強化の方法も解説します。英語でのやりとりに不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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「検討する」の自然な英語表現を知っていますか?
ビジネス英語でよく使う「検討する」ですが、英語では一言でぴったり当てはまる訳が少ないのが実情です。だからこそ、場面に応じた表現を身につけることが大切です。ここでは、その基本から解説します。
「検討する=consider」だけではない理由
「検討する」と聞くと真っ先に浮かぶのが「consider」ですが、これだけで全ての場面に対応できるわけではありません。
例えば「社内で検討します」と伝えたい場合、「We will discuss it internally」や「We’ll take this back for internal review」といった表現の方が自然です。
また、「慎重に検討します」は「We’ll carefully evaluate the options」などのように具体性のある表現が好まれます。ビジネスシーンでは、相手に誤解を与えないよう文脈に応じた英語を選ぶことが、信頼関係構築の鍵になります。
ビジネスシーンでよく使われる「検討」の英語表現
ビジネス英語では「検討」に関連する表現が多様に存在します。
例えば、「We’ll take it into consideration.(考慮します)」や「We’ll review the details and get back to you.(詳細を確認してからご連絡します)」は、会議やメールでよく使われる定番です。
また、「Let us evaluate this internally.(社内で評価します)」のように、少しフォーマルに表現することで丁寧さを出すこともできます。
これらのフレーズを使い分けられると、ただ単に“検討中”であることを伝える以上に、前向きでプロフェッショナルな印象を相手に与えることができます。
シーン別|ビジネスで「検討する」と伝える英語フレーズ集
「検討します」と一言で言っても、状況や伝えたいニュアンスによって選ぶべき表現は変わってきます。このセクションでは、ビジネスでよくある3つのパターンに分けて、適切な英語フレーズを紹介します。
丁寧に「検討します」と返答する
依頼や提案に対して「前向きな姿勢を見せながらも即答を避けたい」ときには、丁寧な検討表現が役立ちます。
例:
- “We will take your proposal into consideration.”
(ご提案を検討いたします) - “Let us review this and get back to you shortly.”
(確認の上、折り返しご連絡いたします)
どちらも、相手の提案を真剣に受け止めている印象を与えつつ、検討の時間を確保するための表現です。すぐに答えられない状況でも、礼儀正しく返せるのがポイントです。
「前向きに検討します」と好印象を与える
単に「検討中」と伝えるだけでなく、積極的な印象を与えたいときには、前向きな姿勢を示す表現が効果的です。
例:
- “We are seriously considering your suggestion.”
(ご提案を前向きに検討しています) - “This sounds promising — we’ll discuss it further.”
(前向きな内容ですね。さらに検討させていただきます)
特に交渉や新規提案の場面では、「前向きに取り組んでいる」姿勢が信頼や好感につながります。相手の提案に価値を感じていることをさりげなく伝えましょう。
やんわり断りたいときの「検討しましたが難しいです」
提案を断るときも、ストレートに「NO」と言うのではなく、丁寧に検討したことを示したうえで断るのがビジネスマナーです。
例:
- “After careful consideration, we have decided not to proceed at this time.”
(慎重に検討した結果、今回は見送らせていただくことになりました) - “We appreciate your proposal, but unfortunately we won’t be able to move forward.”
(ご提案に感謝いたしますが、あいにく先に進めることができません)
やんわりとした断り表現にすることで、関係性を壊すことなく次の機会につなげることができます。
状況説明に役立つ「検討中」「検討済」の英語表現
ビジネスの現場では、「今どういう状況か」を明確に伝えることが重要です。このセクションでは、現在のステータスをスマートに伝えるための表現をご紹介します。
会議やメールで使えるフレーズ例文
進行中のプロジェクトや提案に対して「検討中です」と伝える場面では、以下のような表現が便利です。
例:
- “The proposal is currently under review.”
(現在ご提案を検討中です) - “We are in the process of evaluating the details.”
(詳細を評価している段階です)
一方、「すでに検討済です」と言いたい場合には以下のようなフレーズを使用できます。
- “We have completed our review.”
(検討は完了しています) - “After reviewing the proposal, we have reached a decision.”
(ご提案を検討のうえ、結論に至りました)
いずれも、状況を端的に伝えながらも丁寧な印象を残せる表現です。
ステータスを簡潔に伝えるポイント
ステータスを英語で伝える際には、冗長な説明は避けつつ、明確さと礼儀を両立させることが求められます。「currently」「at this stage」「as of now」などの副詞を加えると、進捗状況がより明確になります。
例:
- “We are currently considering the options.”
(現在、選択肢を検討中です) - “At this stage, we’re still discussing internally.”
(現段階では、社内で引き続き議論しています)
これらのフレーズを適切に使い分けることで、相手の期待値をコントロールしつつ、信頼感を維持できます。
「検討」をお願いするときに使えるスマートな英語表現
相手に検討を依頼したい場面でも、ビジネスでは配慮ある言い回しが求められます。このセクションでは、柔らかく丁寧に検討をお願いする英語表現をご紹介します。
「少し時間をください」の英語フレーズ
すぐに決断できない場合や、チームと協議が必要なときには「時間をいただきたい」という表現が便利です。
例:
- “May I have some time to think this through?”
(少し考える時間をいただけますか?) - “Let me discuss this with my team and get back to you.”
(チームと相談して折り返します)
これらの表現を使えば、急いで答えられない状況でも丁寧に応対でき、相手にも配慮が伝わります。
相手に検討を促すメール例文(社内・社外別)
相手に「検討をお願いします」と伝えるときも、言い回し次第で印象が変わります。
【社内向け】
- “Could you please review this document and share your thoughts by Friday?”
(この資料を金曜までに確認・検討していただけますか?) - “I’d appreciate it if you could consider this option before our next meeting.”
(次回の会議前にこの選択肢をご検討いただけると助かります)
【社外向け】
- “We would appreciate it if you could take some time to consider our proposal.”
(ご提案についてご検討いただけますと幸いです) - “Please let us know your thoughts after reviewing the attached materials.”
(添付資料をご確認・ご検討のうえ、ご意見をお聞かせください)
相手の立場や関係性に応じて、丁寧さと明確さを両立した表現を使うことが大切です。
英語メールで「検討結果」をスマートに伝える方法
検討を終えたあとの連絡は、丁寧かつ明快に伝えることで、ビジネスの信頼を高めます。このセクションでは、「検討の結果」を表現するスマートな言い回しを紹介します。
「検討の結果」を自然に伝える例文集
例:
- “After reviewing your proposal, we have decided to proceed with your suggested approach.”
(ご提案を検討の結果、そちらのアプローチで進めることにいたしました) - “We have carefully considered your request and are happy to move forward.”
(ご依頼を慎重に検討のうえ、進めることにいたしました)
結果を明確に伝えつつ、検討のプロセスを示すことで誠実さが伝わります。
「検討を重ねた結果」の丁寧な表現例
例:
- “After thorough consideration, we have concluded that this option best suits our needs.”
(慎重に検討を重ねた結果、この選択肢が最も適していると判断しました) - “Following an internal review, we have reached a consensus to decline the offer.”
(社内での検討の結果、今回は辞退することで一致しました)
特に丁寧なトーンが求められるシーンでは、「検討した過程」を示すことで、相手に納得感を持ってもらうことができます。
ビジネス英語で「検討」を使う際のマナーと注意点
「検討します」と一言で返す場合、実はその曖昧な言葉が誤解を生むことも。ここでは、英語で「検討する」と伝えるときに気をつけたいマナーと、状況に応じた使い分けのポイントをご紹介します。
曖昧に「検討します」と言う際の注意点
「We’ll consider it.」のような曖昧な表現は、相手に「やる気がないのでは?」と思わせてしまう可能性があります。特に英語圏では、ストレートな意思表示が好まれる傾向があるため、返答を引き延ばしたいときも理由を添えるのがベターです。
例:
- “We need some time to align internally before making a decision.”
(社内調整の時間が必要です)
納得感のある説明を加えることで、誠実な対応として受け取ってもらいやすくなります。
「慎重に検討します」「至急検討します」状況別の使い分け方
状況によってはスピード感が求められる一方、慎重さが重視されることもあります。
英語でもそのニュアンスの違いを表現することで、期待値の調整がスムーズになります。ビジネスでは単なる翻訳でなく、背景を考慮した言い換えが大切です。
例:
「慎重に検討する」= “We’ll carefully review the matter.”
「至急検討する」= “We’ll prioritize this and get back to you shortly.”
ネイティブがよく使う「検討」の表現を身につける方法
英語で「検討する」を自然に使いこなすには、ネイティブの思考や表現の癖を理解することが不可欠です。このセクションでは、日本人が陥りがちな誤りと、正しい理解のポイントを解説します。
日本人が使いがちな不自然な表現例
例えば「I will consider about it.」という表現。
実は「consider」の後に「about」は不要で、正しくは「I will consider it.」です。
また、「I think I will consider it.」のように曖昧さを重ねた言い回しも、英語では不自然で優柔不断な印象を与えてしまいます。失敗を恐れないようにしたい反面、少しの語順ミスや無意味な繰り返しが、ビジネスの場での信頼を損なう原因になりかねないので、意識して正しいフレーズ、表現をインプットしていくようにしましょう。
「検討する」のニュアンスを正しく理解するポイント
「consider」は単なる「考える」ではなく、選択肢のひとつとして真剣に取り上げるというニュアンスを持ちます。
逆に「review」は情報を再確認・精査する意味合いが強く、「evaluate」は分析や比較を伴うより理性的な判断を示します。
このように、それぞれの単語が持つ微妙な違いを理解して使い分けることで、英語の表現が一段と自然で説得力のあるものになります。
ビジネスで英語を使うならリスニング力が必須の理由
「検討する」という表現一つ取っても、相手が本当に“前向き”なのか、“やんわり断っている”のかを聞き取るには、語彙以上にリスニング力が問われます。イントネーションや話し方、前後の文脈に込められた意図を正しく読み取れることが、ビジネスの信頼関係を左右します。
そのリスニング力を効率的に伸ばす方法として注目されているのが「シャドーイング」です。音声を聞いてすぐに復唱するトレーニングで、発音やリズムだけでなく、内容理解力も高められます。
特にビジネス英語では、“聞き取れる”だけでなく“意味をつかめる”ことが重要。限られた時間の中で成果を出したい方には、シャドーイングが最適なトレーニング法です。
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まとめ|英語での「検討する」を武器にしてグローバルで活躍を!
「検討する」という日常的な表現ひとつとっても、英語では状況や相手に合わせた使い分けが重要です。
本記事で紹介したフレーズやマナーを活用することで、より信頼感のあるビジネス英語が身につきます。そして、その力を確実に伸ばすために「聞き取る力」を鍛えることがカギ。ぜひシャドテンを活用して、グローバルに通用する英語力を手に入れてください。
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