イギリス英語はシャドーイングで攻略できる！おすすめの教材やコツも紹介

• ビジネスで英語を使う機会が増えてきたけれど、やっぱりイギリス英語を聞き取るのは難しい……
• 映画やドラマを見ても、あの独特な発音がなかなか馴染まない

そんな悩みを抱えていませんか？イギリス英語はアメリカ英語とはまた違う魅力があり、正確な発音やイントネーションを身につけることは大きな武器になります。

本記事では、イギリス英語を確実に習得するために効果抜群なシャドーイングの具体的な学習法からおすすめ教材、効率的な練習のコツまでを総まとめ。読み終えたあとは、イギリス英語を聞き取れて話せる自分に一歩近づいているはずです！

イギリス英語を学ぶメリットとは？

はじめに、なぜイギリス英語を学ぶ必要があるのかを整理しておきましょう。ビジネスの場でイギリス人とやり取りする機会はもちろん、イギリス英語を理解できるようになるとBBCニュースやイギリスのドラマも格段に楽しめるようになります。

ほかにもアメリカ英語との違いを知ることで、国際会議などで相手によって柔軟に表現の使い分けができるようになるのも大きなメリットです。ここでは、代表的な利点をいくつか確認していきます。

ビジネスシーンでの印象アップ

イギリス英語は「洗練された印象」があるとされることが多いです。国際会議や海外出張などでイギリス英語を上手に扱えると、落ち着きや知的さが伝わりやすくなるでしょう。

また、ヨーロッパ地域を中心に取引先がある場合、イギリス英語でのコミュニケーションを好むケースも少なくありません。

単語や表現ひとつとってもアメリカ英語とは違うものが多く存在するため、知っておくだけでコミュニケーションがよりスムーズになります。

BBCニュースやドラマをスムーズに理解できる

イギリス英語を知っていると、ニュースやイギリスを舞台にしたドラマを理解しやすくなります。

たとえば、英国放送協会（BBC）のニュースや、人気ドラマ「SHERLOCK（シャーロック）」「Downton Abbey（ダウントン・アビー）」などをストレスなく聞けるようになると、また一つ新たな世界が広がります。

留学や仕事で使える英語力を養える

イギリスの大学へ留学する際や、イギリス企業で働く場合、現地特有の言い回しや発音に慣れておくと現地での生活がスムーズになります。

特にケンブリッジ英検やIELTSのリスニング対策を考えている人にとって、イギリス英語は必須と言っても過言ではありません。

シャドーイングでイギリス英語を習得する理由

「イギリス英語は発音の癖が強いから、どう勉強すればいいかわからない」。

そんな方には「シャドーイング」が最適です。ここでは、シャドーイングがどのようにリスニング力・スピーキング力の向上に役立つか、具体的なポイントをお伝えします。ビジネス英語にも直結する学習法なので、ぜひチェックしてください。

シャドーイングの基本プロセス

シャドーイングは、音声を聞いて1~2語遅れながら音源を追うように発話する練習方法です。具体的には以下の手順で進めます。

このプロセスを繰り返すことで、聞こえた音を素早く認識できるようになり、また口や舌を同じように動かすことでイギリス発音を習得できるようになります。

詳しいシャドーイングのやり方についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを押さえよう

イギリス英語を本格的に学ぶ前に、アメリカ英語との違いを理解しておくことは大切です。

ここでのポイントを把握しておけば、混同を避けながら効率よくイギリス英語を身につけられます。基礎的な知識があるだけでも、学習スピードがぐっと上がるはずです。

発音・イントネーション・スペルの違い

これらの違いを正しく把握しておくだけで、IELTSやケンブリッジ英検などのリスニング問題でも混乱が減り、点数アップにつながるでしょう。

イギリス英語特有の音声変化に注目

イギリス英語には音の連結や脱落がよく見られます。たとえば “better” の “t” がやや軽く発音されたり、強い “r” が発音されない場合も多いです。

こうしたニュアンスはシャドーイングで自分の口に覚えさせると、自然なイントネーションが身についていきます。

またアメリカ英語特有の「フラップのT*」と呼ばれる音の変化は、イギリス英語で起こることは非常に稀です。

*フラップのTとはTの音がラ行やダ行に聞こえることを言います。たとえばbetter（ベター）は（ベダァ）や（ベラー)といった感じです。

イギリス英語の発音を身につけるコツ

イギリス英語の綺麗な発音は一朝一夕では完成しません。ここでは、効率的に発音を矯正するためのコツや、日常から意識すべきポイントを紹介します。基礎を固めておけば、シャドーイングの効果が何倍にも高まりますので、ぜひ参考にしてください。

発音記号や音声学の基礎を学ぶ

英語の発音を根本から理解するには、発音記号（IPA）を知っておくと便利です。イギリス英語の IPA を確認するときは、辞書サイトなどが役立ちます。

• Oxford Learner’s Dictionaries

実際に音声も確認できるため、文字だけでなく耳でも確認しておきましょう。

口や舌の動きを意識して矯正する

「発音が難しいからとにかく声に出す」というだけでは、なかなか上達しない場合があります。大切なのは、どこに舌を置き、どう口を動かすかをしっかり意識して練習することです。たとえば “th” の音は上下の歯の間に舌を軽く挟むなど、日本語にはない動きが求められます。最初は鏡を見ながら練習すると効果的です。

また、フォニックスを解説している動画を参考にするとわかりやすいです。

単語やフレーズを文脈で覚える習慣をつける

単語単体で発音を覚えても、実際の会話や文章になると、連結や脱落が加わって別の音に聞こえる場合が多いです。

フレーズや短い文章ごとにシャドーイングすることで、自然な文脈での発音が定着しやすくなります。

イギリス英語の教材例やアプリの選び方

イギリス英語を勉強するための教材やアプリは数多く存在します。自分に合ったものを選ぶことが継続の鍵です。

ここでは、初心者にも取り組みやすい教材やテスト対策向けの素材など、それぞれに合ったポイントを解説します。あなたの目的に合わせて、効率よく選びましょう。

BBC 6 Minute English

イギリス英語の教材を選ぶ際、ナチュラルスピードの音声と、難易度を抑えた文章から始めると挫折しにくいです。たとえば、イギリスの子ども向け番組や簡単なニュース解説などが丁度良いレベルかもしれません。

BBCの 「6 Minute English」のように、短いながらも実践的な英語が学べるコンテンツを活用すると良いでしょう。

テスト対策用教材（IELTS・ケンブリッジ英検など）

IELTSやケンブリッジ英検に特化した教材を使って、シャドーイング練習するのも非常に効果的です。

公式問題集には実際にテストで出題される形式の音声が含まれているので、本番を想定したリスニング力を鍛えられます。公式のIELTS教材やケンブリッジ英検の公式サイトから入手できる音源を中心に学習すると、試験対策とイギリス英語の習得が同時に進むのでおすすめです。

オンラインサービスやアプリの比較ポイント

最近ではスマホアプリやオンラインサービスでもイギリス英語のシャドーイング練習が可能になりました。比較するときは、以下の点に注目しましょう。

• 音声の種類（イギリス英語がメインか）
• スクリプトや字幕の有無
• リピート再生などの操作性
• 学習状況をフィードバックしてくれる仕組みの有無

これらを総合的に比較することで、自分の学習スタイルに合った最適なサービスを見つけやすくなります。

シャドーイング以外の学習法を取り入れるとさらにおすすめ

シャドーイング一本で学習するだけで十分効果は得られますが、他の学習法と組み合わせることで相乗効果が生まれます。ここではディクテーションや多読を紹介します。

ディクテーション

ディクテーションは聞こえてきた音を一言一句書き出す学習法です。書き出すことによって聞こえていない部分が明確になります。

そのため、弱点を強化しやすくなります。

全文を書き出すため時間がかかるのがデメリットのため、普段はシャドーイングを行い定期的に時間があるときにディクテーションを行う。という風に組み合わせるのがおすすめです。

多読

多読はその名の通り「多くの本を読む」トレーニングです。たくさんの本を読むことにより英語で英語を理解する回路を鍛えることができます。

リーディングなので一見はリスニングに効果的でないと感じる方もいるかもしれませんが、リスニングは音を単語として認識する「音声知覚」と、その単語の内容を理解する「意味理解」の2つのスキルで構成されています。シャドーイングは「音声知覚」、多読は「意味理解」に有効なため、組み合わせて行うことでより効率的にリスニング力を向上できます。

また、多読をする際にイギリス英語で書かれている本をチョイスすれば、イギリス英語独特の表現にも親しむことができるためイギリス英語を習得したい人は積極的にイギリスが舞台になっている本を読みましょう。

プロが添削！イギリス英語を効率的に習得するならシャドテン

最後に、イギリス英語のシャドーイングを効率よく進めたい方におすすめしたいのが「シャドテン」です。シャドテンはシャドーイング特化型アプリで、特に魅力的なのはプロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削し、良かった点と改善点をフィードバックしてくれるところ。

忙しいビジネスマンでも、発音やリスニングをブラッシュアップできます。イギリス英語を含む4つのアクセントと1000以上の教材が用意されているので、好きなテーマで練習を続けられるのも嬉しいポイントです。「AB再生」や「スピード調整」、「スクリプト表示の切り替え」など操作性にも優れているため、短時間の学習でも効率よく力がつきます。イギリス英語を本気でマスターしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。