「英語のリスニングを鍛えるにはシャドーイングが効果的と知っているが、通勤電車やオフィスでは声を出しにくいし、家では家族が気になる……」と悩むビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
確かに、シャドーイングは声に出して行うのが理想ですが、環境によっては難しいこともあります。そんなときは、声に出さないシャドーイングを取り入れるのも一つの方法です。
音を出さなくても、口の動かし方や音のイメージを意識すれば、リスニング力や発話のイメージを鍛えることができます。
本記事では、「声に出して行うシャドーイングがベストだけれど、出せないときでも効果的に学習する方法」を詳しくご紹介します。
場所や状況に応じた柔軟な学習スタイルを取り入れ、英語力を着実に伸ばしていきましょう。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。
その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。
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教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。
ぜひこの機会にご検討ください。

シャドーイングが英語力アップに有効な理由
シャドーイングは、ただ英語を聞き流すだけではなく、「聞こえてきた英語を即座に自分で再現する」トレーニングです。
聞こえてきた音を瞬発的に模倣して発話するため負荷が高いトレーニングですが、リスニングとスピーキングの両面を同時に鍛えられるため、短期間でも実践的な英語力が身につきやすいとされています。
ビジネスマンなら、会議や電話対応など実務において「聞く→返す」のスキルが欠かせないため、忙しい人ほど取り組む価値のある学習法です。
なぜシャドーイングでリスニング力が強化されるかについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。

リスニング力・スピーキング力を同時に高めるメリット
シャドーイングは、流れてくる英語音声を「聞いてすぐに口に出す」というトレーニングのため、脳が英語の音を正確に捉え、そのまま再現しようとすることで、リスニングの強化と発音の強化を同時に狙えます。
実際、シャドーイングを継続的に行うことでTOEICのリスニングセクションのスコアが大幅に上がったり、英語でのコミュニケーションがスムーズになったりする事例が多く報告されています。
また、音声を頭の中で理解しながら口を動かすプロセスは、英文を「意味のあるかたまり」として捉える訓練にもなります。そのため、瞬時に聞いたものを理解できるようになり、またスピーキングをする上でも話しやすくなります。
シャドーイングには、この「理解」と「アウトプット」を効率的に結びつける働きがあるのです。
忙しいビジネスマンほど取り入れたい学習法
仕事が忙しいと、まとまった学習時間を確保しづらいのが現実です。しかし、シャドーイングなら1日30分から始められる学習のため、朝活や往復の通勤時間を利用したりとスキマ時間を有効に使うことが可能です。
わざわざ机に向かわなくても、イヤホンさえあればどこでも取り組めるため、ビジネスマンにとって相性のよい学習法といえます。
本当は声を出した方が良い?シャドーイングの基本
シャドーイングの最大の強みは、英語の発音やリズムが自然と体に染み込むこと。それには声を出すことが理想ですが、環境によっては難しい場合があります。
そんなときも、声を出さない形でトレーニングを続けることで、耳と脳をフル稼働させた学習が可能です。最終的には声ありのシャドーイングへ移行し、実践的な会話力をより高めていくことが目標になります。
英語の発音やリズムを体に刻み込む効果
前述した通り、シャドーイングの最大の魅力は英語の発音やリズム・イントネーションを「自分の体」に刻み込む点です。
言語は耳で聞いた音を口や舌の動きで再現し、そのフィードバックを再度耳で聞くというサイクルで定着していきます。実際、英語圏の幼児が言語を習得するプロセスと似ており、声を出すことで英語の音が自分の声帯を通り、その振動や感覚が脳に伝わり習得しやすくなるのです。
ただし、はっきりとした声量で練習したりできないケースもあるでしょう。とはいえ、「小声でも声を出す」「つぶやくように再現する」といった練習だけでも、音が発する微振動を感じ取ることで発音やリズム感の向上が期待できます。
目標は「音声知覚」の自動化
シャドーイングは、単なる「復唱」ではなく「英語の音をそのままに理解・再現する」練習です。目指すべきゴールは、英語を日本語に訳さずにそのまま理解し、自分の言葉としてアウトプットできる状態です。これを専門的には「音声知覚の自動化」と呼ぶことがあります。
多くの日本人学習者は、英語を聞くときに
「英語の音を聞く→その音がどの英単語であるかを理解する→その英単語を頭の中で日本語に変換する→意味を理解する」
というプロセスを経がちです。しかしシャドーイングによって、瞬時にどの音がどの英単語であるか、そしてその意味を英語のまま理解することができるようになり、ビジネスの現場でもスムーズに対応できるようになります。
実際にどんな場面で声に出さないシャドーイングをする?
ビジネスシーンや日常生活では、声を出して英語を練習しづらい場面が多々あります。満員電車の中やオフィスの休憩スペースなど、周囲の視線や音の問題を避けられないことも珍しくありません。
また喉が痛くて声を実質的に出せないこともあるでしょう。
そうした環境でも学習を止めたくないときに、「声に出さないシャドーイング」は強い味方になります。
周囲に気付かれずに練習したいとき
職場で休憩中に英語を勉強したいが、周囲が静かでシャドーイングの声が気になる。そんなときは口を大きく開けずとも「頭の中で発声」しながら音を聞くようにしましょう。
実際には発声せずとも、お手本の英語を追えるので、誰にも気付かれることなく学習を進められます。
電車やバスなどの公共の場で静かにトレーニングしたいとき
通勤や移動時間を活用したい人にとって、電車やバスでのシャドーイング練習は非常に魅力的です。ただ、混雑した車内で声を出すのは現実的に難しいもの。 そんなときは頭の中で発声するか、とても小さな声でシャドーイングすると周囲の人の迷惑にもならず学習をすることができます。
またマスクをつけていれば口が動いていても気づかれないことが多いので、他者の視線が気になる方はおすすめです。
声に出さないシャドーイングの効果を高める方法3選
声に出さないシャドーイングで重要なのは、脳内でどの英単語を発話しているのか意識しながら、お手本の音声をしっかり捉え、口や舌を意識的に使うことです。
発音の細かな部分まではっきり音にできなくても、唇や舌、口腔内の形を英語に近づけるだけで大きく効果が違います。外部に音が漏れにくい分、集中して自分の発音イメージを作り上げるチャンスだと考えましょう。
以下では具体例付きで解説しています。
①口の動き・舌の使い方に集中する
声に出さないシャドーイングでも、英語の音の特徴を意識しながら口や舌を動かすことが大切です。英語特有の「r」や「th」の音は、日本語にはない舌の使い方をします。
声を出さない練習でも、口の中でその形を再現することで、本来の発音を体に覚えさせることができます。
もし具体的な舌の動かし方などのイメージがわかない場合は以下のような発音を解説している動画を事前に視聴しておくのがおすすめです。可愛らしい動画ですが、とても具体的に解説してくれています。
②頭の中で発音をイメージしながら追従する
声に出さなくても、聞こえてきた音を頭の中で鮮明にイメージし、そのタイミングを逃さずにリピートする意識を持ちましょう。
たとえば「What are you doing?」という音声が流れたら、「ワットアーユードゥーイング」とイメージするのではなく、「/wʌt/ /ɑːr/ /ju/ /duːɪŋ/(ワダユドゥーイン)」といった具合に、流れてきた音通りにイメージすることが理想的です。
このように教科書で学ぶ音と英語が使われる現場での音の違いは英語特有の「音声変化」と言われています。「文字で見たらわかるけど、話されるとわからない」と感じる原因の1つです。
シャドーイング時に「What are you doing」という言葉であると認識しながら「ワダユードゥーイン」と発話することを繰り返すことにより、知識として蓄積され、次に聞いた時に瞬時に「What are you doingである」と認識できるようになります。
音の変化についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひこちらもあわせてご覧ください。

③「聞く→理解する→再現する」の流れが崩れないスピードで実施する
英語を聞いたらすぐに理解し、それを可能な限り正確に再現するこれがシャドーイングの基本です。声を出さない状態だとしても、この流れ自体は崩さないように注意しましょう。
音声を倍速再生して聴き取れないほどのスピードでやるよりは、理解できる速度で流し、しっかり追従することが上達への近道です。
声を出すシャドーイングとの併用でさらに効果を高める
声に出さないシャドーイングだけに頼っていると、実際に声を出したときの発音のずれや声の響きがわかりにくいというデメリットがあります。
そのため、声を出せるときには積極的に声に出すシャドーイングを取り入れましょう。両者をうまく組み合わせることで、効率よく英語力を伸ばすことができます。
「声に出さないシャドーイング」と「声に出すシャドーイング」のバランス
理想をいえば、完全に声を出さないのではなく、小さな声でも「声に出すシャドーイング」を行うのがベストです。
しかし、生活の中で声を出せない場面もあるはずです。 そのため、「普段は声に出すシャドーイングを中心に行い、難しいときは声に出さないシャドーイングを併用する」というバランスであれば「声に出すシャドーイング」を毎回行っている時と似たような効果を得ることができるでしょう。
正しい発音・イントネーションを確認するタイミング
声に出さないシャドーイングを続けていると、自分がイメージしている発音が実際に合っているのか気になることがあります。
そんなときは、定期的に音声を聴きながら、声を出せるタイミングで自分のシャドーイング音声を録音し、発音やイントネーションをしっかりチェックしましょう。
録音し確認する頻度が多い方が瞬時に修正を行えるため、より成長実感を感じやすくなります。
まとめ:声を出せるのがベストだが、出せない状況でも工夫して継続するのが大事!
声に出してシャドーイングができる環境なら、それに越したことはありません。しかし、場所や時間帯、周囲との関係を考えると、声を出せないシチュエーションもどうしても出てきます。
そんなときは工夫次第で「声を出さないシャドーイング」でも英語学習の継続が可能です。柔軟に方法を選択しつつ、最終的には声を出すトレーニングへとつなげましょう。
効率的にリスニング力をあげたいならシャドテンがおすすめ
忙しいビジネスパーソンほど、効率の良い学習方法を求めるものです。シャドーイングはリスニングとスピーキングを同時に鍛えられる優れた方法ですが、どうしてもひとりでは「本当に上達しているのか?」「発音に間違いはないか?」と不安になることがあるでしょう。
そんなときは、シャドテンを活用するのがおすすめです。シャドテンはシャドーイング特化型アプリで、英語のプロがあなたの音声を毎日添削し、良かった点と改善点を具体的にフィードバックしてくれます。教材数も豊富で、AB再生やスピード調整、スクリプトの表示切り替えなど多彩な機能があるため、忙しい合間でも効率的にシャドーイングが可能です。
プロの指導と豊富な教材を活用すれば、着実に英語力を高めることができるでしょう。「英語を学びたいけれど時間も場所も制限がある」という方こそ、ぜひシャドテンを試してみてください。
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