「会議やプレゼンで相手の英語が聞き取りにくい…」「英語音声を一生懸命聴いているのに、なかなか頭に入ってこない…」
そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
実は、英語力を伸ばすうえで「音の流れ」に慣れることはとても重要です。なかでも、リスニングを強化する代表的なトレーニングとして「シャドーイング」が注目されています。しかし「どのくらいのスピードで練習すればいいの?」という疑問や不安を持つ方も少なくありません。
本記事では、ビジネスパーソンがシャドーイングで確実に成果を出すための「最適な速度」とその調整法、モチベーションを保つコツを詳しくご紹介します。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。
その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。
- 英語のプロが、毎日フィードバックをくれる
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応している
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教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。
ぜひこの機会にご検討ください。

なぜシャドーイングにスピードが重要なのか?
シャドーイングはただ音声を真似するだけの練習ではなく、英語の音声変化にしっかり対応しながら脳をフル回転させるトレーニングです。ここで重要なのが、どのスピードで取り組むかという点。速すぎると追いつけず、遅すぎると負荷が足りず成長実感を感じづらいなど、そのバランスが習得速度を左右します。
たとえば、日本語の早口言葉を想像してみてください。速い音を正確に再現しようとすると集中力が高まり、脳が“音の特徴”を認識しやすくなります。適度な負荷はかけつつ、でも「全く何を言っているのかわからない」というレベルになりすぎないことが重要です。
実際、アメリカの英語教育研究でも、聴き手の理解度に合わせた音声速度を段階的に上げることでリスニング力が効果的に向上すると報告されています。

自分に合ったシャドーイング速度を見つける方法
シャドーイングの効果を最大化するには、まず「自分にとって無理のない速度」を見極めることが大切です。
速度を間違えるとモチベーションが下がりやすく、挫折しがちに。ここでは、リスニング力を客観的に把握し、効果的なスピードを絞り込むためのステップを詳しくご紹介します。
まずは現在のリスニング力を客観的に把握する
自分に合ったシャドーイング速度を見つけるには、まず現在のリスニング力を客観的に把握することが大切です。TOEICや英検などのテストスコアを一つの目安にするのも有効ですが、よりリアルな英語音声で試す方法もおすすめです。
ビジネスニュースなどを聴き、どれくらい内容が理解できるかを確認すると、自分のリスニングレベルがイメージしやすくなります。
「負荷を感じるかどうか」を基準にスピードをチェックする
シャドーイングでは「やや負荷がかかるスピード」を意識しましょう。完全に聞き取れる速度では成長が期待しにくく、逆に全く追いつけない速度では挫折やモチベーション低下につながります。
理想は、70~80%程度は追えるけれど、少し頑張らないと完璧には追えない教材を使用するようにしましょう。
英語教材の音声を0.8倍から1.0倍、1.2倍などに変化させてみて、「少し速い」と感じる範囲を探ってみてください。
発音やリズムを崩さない範囲で無理なく始める
シャドーイングの大前提は「音を正確に再現しようとする姿勢」です。あまりにも速いスピードから始めると、発音やリズムが崩れたまま覚えてしまう恐れがあります。
「ネイティブの速度を真似したい」という気持ちは大切ですが、最初は滑舌を意識できる範囲で始め、習熟に応じて徐々に速度を引き上げるとよいでしょう。
効果的なスピード調整の2つのポイント
どの程度の速さでシャドーイングを行うかを決めたら、次に必要なのは具体的な調整のポイントです。
スピードアップの段階をどう設定するか、リズムや強弱を意識しながら口が回るようにするためにはどうすればいいか。ここでは、スピード調整を失敗しないためのコツを解説します。
①徐々に速度を上げる
シャドーイングによるリスニング強化を実感したいなら、速度の上げ方に計画性を持つことが重要です。
たとえば、最初の1週間は教材を0.8倍速で行い、慣れてきたら0.9倍速、1.0倍速と段階を踏みながら調整していく方法があります。
段階的に速めることで、耳と口の連動がスムーズになりやすく、英語の音声変化に順応するスピードも早まります。
②スピードよりナチュラルさを気をつける
速度を上げる際に注意したいのが、ただ「早口」になるだけで終わらないこと。
英語は音の強弱やリンキング(音がつながる現象)が存在するため、ただ速く発話することだけ考えてしまうと不自然な発声になりがちです。
発話のなかに「強く読む単語」と「弱く読む単語」があることを意識し、英語特有の抑揚を大切にしながら徐々にスピードアップしてみてください。
レベル・目的別のシャドーイング速度の目安
英語学習者といっても、初心者から上級者までさまざまです。また、TOEIC対策をしたいのか、ビジネスで流暢に話せるようになりたいのかといった目的も違いますよね。ここでは、レベルや目的別に「どの程度の速度でシャドーイングを行うと効果的か」を解説します。
初級者:ゆっくりめで確実に発音・リズムを習得
英語に慣れていない場合は、まずは0.75~0.85倍速(もしくはWPM100~120)くらいから始めるのがおすすめです。
やや遅めですが、発音やイントネーションを確実に確認できる速度のほうが、変なクセをつけずに基礎を固められます。初級者は、無理にネイティブレベルを目指すよりも、まず音を正確に拾って真似ることが最重要です。
中級者:少し負荷をかけてリスニング力アップを狙う
TOEICで600~700点程度を目指す方や、ある程度英語に触れてきた方は、1.0倍速前後(WPM150)をベースに考えましょう。
ここで重要なのは「ちょっと難しいけど、何とか追えるかも」と感じる速度です。発音とリズムが維持できているかを確認しつつ、定期的に1.1倍速や1.2倍速(WPM160~170)にも挑戦し、耳と口をさらに鍛えます。
上級者:ネイティブスピードに近づけて実践力を磨く
ビジネスの現場で英語を日常的に使う方や、TOEICで800点以上を狙うような方は、できるだけネイティブスピーカーに近い速度を意識しましょう。1.0倍速が余裕に感じられるようになったら、1.2倍速、1.3倍速(WPM180以上)などにもチャレンジし、脳が英語の連続音を処理する力を養います。
ただし、自分の発話が不明瞭になっていると感じたら、速度を少し落として「確実に聞き取りながら発話する」トレーニングを再確認すると効果的です。
テスト対策:速めの音声に慣れて本番でも余裕を持つ
TOEICや英検のリスニングセクションは、実はネイティブが会話するときほど速いスピードでは流れません。とはいえ、本番の緊張や会場の環境などを考慮すると、普段から1.0倍速よりも少し速い音声で慣らしておくと安心です。
1.2倍速くらいの音声でシャドーイングを行い、本番では「思ったよりもゆっくりに感じる」くらいの余裕を作りましょう。
スピードを意識したシャドーイングの具体的手順
シャドーイングの効果を最大化するには、ただ音声を聴いて発話するだけでは足りません。段階を踏んだ取り組み方が欠かせないのです。
ここでは、「ステップを明確にしながら適切なスピードで進めていく」ための、具体的な5つの手順をご紹介します。
ステップ1:1分程度の音声を用意し数回聞く
1分程度の短めの音声を用意し数回まずは音声を聞いて耳を慣らしましょう。スピードは少し速いけどついていけるかな?ぐらいのものを選びます。
ビジネスに関連するパッセージやニュース音声など、興味を持ちやすい内容だとなお続けやすいかもしれません。まずは数回、普通にリスニングして内容を大まかに把握できればOKです。
ステップ2:スクリプトを確認し、聞き取れない箇所など確認する
リスニングだけでは拾いきれない箇所があれば、スクリプトを確認して文字と音をマッチングさせます。特に英語の音声変化(リンキングやリダクション)に注目してください。
たとえば「want to」が「wanna(ワナ)」に聞こえたり、「going to」が「gonna(ガナ)」に聞こえたりする現象があります。こうしたポイントを理解するだけでも、音声の処理効率が高まります。
また、スクリプト内で知らない表現などもある場合は確認しましょう。わからないところを無くすのがこのステップの目標です。

ステップ3:オーバーラッピングをする
ここではスクリプトを見ながら音源と一緒に発声する「オーバーラッピング」をしていきます。回数は大体5回程度。
抑揚やスピード、息継ぎのタイミングなどを意識しながら行いましょう。
ステップ4:シャドーイングをする
聞き取れない部分を確認し、オーバーラッピングを実施したらいよいよ本格的にシャドーイング開始です。
最初は「やや速い」と感じるスピード(たとえば1.0倍速や1.1倍速など)を試してみましょう。どうしてもつまずく場合は、0.9倍速や0.8倍速に戻って再度トライし、徐々に速度を戻していく方法がおすすめです。
シャドーイングをしている際は必ず「どの単語を発話しているのか」を意識するのが大切です。なぜ大切かはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になるかたはご覧ください。

ステップ5:振り返り
シャドーイングを続ける中で、「なんとなく口は動いているけれど、実は意味を追えていない」という事態に陥ることがあります。内容を理解しないで発話してしまうとシャドーイングの効果が薄れてしまうので、定期的に内容理解度を確認し、自分の発音を録音して客観的に聞いてみることを習慣化しましょう。
録音を再生すると「ここは舌が回っていない」「この単語のストレス位置がずれている」という弱点が明確になり、速度調整や弱点補強のヒントになります。
シャドーイングを継続させるモチベーション維持術3選
英語学習で最も難しいのは「継続」だとよく言われます。
忙しいビジネスパーソンならなおさら、学習習慣を保つのは簡単ではありません。そこで、ここからはシャドーイングを日々継続するための心がまえや実践的な工夫を紹介していきます。
①達成しやすいゴール設定で成功体験を積む
シャドーイングを継続するには、無理のないゴール設定が大切です。
たとえば「1日30分のシャドーイングをまずは1週間続ける」「1.0倍速で少し余裕が出るまで練習を続ける」など、具体的で達成しやすい目標を立てると、自分の成長を実感しやすくなります。
②成果を可視化するための学習記録やアプリ活用
ビジネスで忙しい方ほど、継続管理の仕組みづくりがカギを握ります。
スマホの学習アプリで学習時間を管理する、あるいはノートに「今日聴き取れなかった単語」や「シャドーイング時間」をメモするなど、目に見える形で記録を残すとモチベーション維持に効果的です。
③ビジネスシーンで使うフレーズを取り入れ、実践感を高める
モチベーションを上げるコツとして「学習内容を仕事に直結させる」ことが挙げられます。
商談やプレゼンでよく使う表現や、業界特有の専門用語など、すぐに仕事で使えるフレーズを中心に選ぶと、「これなら明日から使えるかも!」という実感が得られやすいはずです。
実践的なフレーズが収録された教材を探したり、インターネットのビジネス記事を音源にするのも一つの手です。
シャドテンを活用するメリット
シャドーイングの理想は、プロの添削や効率的な教材を活かしながら最短距離で習得すること。いざ独学で始めても「合っているのかわからない」「発音のズレに気づけない」という声は少なくありません。
ここでは、シャドーイング特化型アプリとして注目を浴びている「シャドテン」のメリットをご紹介します。
①個々のレベルに合わせた速度調整が可能
多忙なビジネスマンが確実にリスニング力を伸ばしたいなら、プロの指導や専門的な教材が整ったサービスを活用するのが近道です。特に「シャドテン」は、シャドーイングに特化したアプリとして人気を集めています。幅広いWPMの音源が揃っているだけでなく、アプリ内で音声速度を調整できるので、自分のレベルや目的に合わせた練習が可能です。
②プロの指導で効果を実感しやすい
シャドテンの大きな魅力は、英語特有の音声変化に精通したプロが、毎日添削してくれる点にあります。
どうしても独学では気付きにくい発音のズレやリズムの乱れを専門家がフィードバックしてくれることにより、自己流で間違ったクセを身につけるのを防ぎ、最短距離でシャドーイングの効果を感じることができます。
③忙しいビジネスマンが継続しやすい設計
仕事の合間に学習時間を確保するのは簡単ではありません。
しかし、シャドテンならスマホ一つで隙間時間にシャドーイングができるほか、LINEでのサポートなど中断せずにコツコツと継続しやすい仕組みが整っているため、三日坊主になりがちな方にもおすすめです。
まとめ:適切なスピードでシャドーイングを実践し、リスニング力を飛躍的に伸ばそう
ここまでシャドーイングの速度設定や調整法、モチベーション維持のコツを中心に紹介してきました。最後に、この記事で学んだポイントを総括し、あなたの英語力を一段上に引き上げるための行動のヒントを再確認していきましょう。
シャドーイングでリスニング力を伸ばすカギは「自分に合ったスピード設定」と「適度な負荷を継続してかけること」です。
はじめはゆっくりめの速度で発音やリズムを正確に習得し、慣れてきたら徐々にスピードを上げていきましょう。こうした段階的なアプローチを徹底することで、ビジネスシーンでも聴き逃しの少ないリスニング力を手に入れることができます。迷ったときは、プロのサポートや豊富な教材を備えたサービスを活用すると、学習の効率とモチベーションが一気に高まります。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

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