- 英語の音声はある程度聞き取れる気がするけれど、集中力が続かない
- 繰り返し聞くと良いとは聞いたものの、実際どう取り組めばいいの?
そんな悩みを抱えていませんか?
リスニング力を伸ばすうえで“反復”が大切なのは多くの学習者が知っていることですが、“ただ同じ音声を流すだけ”では思うように上達を感じられないケースも少なくありません。
本記事では、リスニング学習における「繰り返し聞く」メリットと、その具体的な実践法を徹底解説します。何をどう繰り返せば効果が出るのか、一緒に見ていきましょう!
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
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なぜリスニングに“繰り返し”が重要なのか?
人間の脳は「反復」によって定着を高める
英語を含む語学学習において、反復が欠かせない理由のひとつに記憶定着があります。初めて触れる情報は、単に聞いただけではすぐに忘れてしまいがち。しかし、同じ音声に何度も触れると、脳が「これは重要な情報だ」と認識し、徐々に長期記憶に残りやすくなるのです。
実際の研究としては、読書分野になりますが、Frontiers in Psychology(2017年)の論文では、“繰り返し行うことで習熟度が高まる”という傾向が確認されています。これはリーディングに関する実験結果ですが、「一定回数の反復が学習効率を上げる」点はリスニングでも応用できるのです。
「マルチタスク的聞き流し」では習得が進まない
「リスニング教材をBGM代わりに流しっぱなし」にする方法を推奨する声もあります。しかし、ただ流しているだけでは脳が積極的に英語を拾わず、結局は“耳慣れ”以上の成果を得にくいことも。
もちろん、英語の音に触れる機会を増やすこと自体は大切です。ただし本当にリスニング力を伸ばしたいなら、ある程度意識を集中させた状態で音声を繰り返し聴くことが不可欠といえます。
スペーシング効果とセットで考える
「繰り返し聞く」際、同じ音声を連続して聴くよりも、時間を空けて複数回聴くほうが学習効率が上がると示唆する研究もあります。これはスペーシング効果(分散学習効果)と呼ばれ、学習内容を間隔をあけて反復することで、より記憶に定着しやすくなる現象です。
実際に、とある単語の暗記に対する研究でも勉強を小分けにして間隔を空けながら行うほうが、ぎゅっと短時間で詰め込むよりも長期的な記憶が向上すると報告されています。これは単語暗記だけでなくリスニング学習でも同様の効果があると考えられます。
「繰り返しリスニング」のメリット
①音の細部に気づく力が磨かれる
はじめは聞こえなかった単語やつながり(リエゾン)が、2回目、3回目と聴くうちに「意外と簡単な表現だった」と気づくことがあります。
<例>
- 初回: 大まかな流れしかわからない
- 2回目: 特徴的なフレーズが頭に残る
- 3回目: 聞き取りにくかった箇所がハッキリ理解できる
このように、回数を重ねることで英語の“音の輪郭”がくっきりしてくるのです。

②学習への心理的ハードルを下げる
一度聞いた教材を再度聴く場合、ストーリーや内容の流れはすでに把握済みのため、難易度が初回視聴時よりも下がります。そのため、リスニング学習への心理的ハードルも下がりやすく、挫折しにくいのがポイントです。
新しい教材を探したりする手間も省けるので、「忙しいけど英語に触れたい」という人にも繰り返しリスニングは好相性といえます。
③自然な発音やイントネーションも吸収しやすい
同じ音源を繰り返し聴くうちに、単語レベルの音声だけでなく、英語特有のリズムや抑揚、イントネーションも潜在的に身についていきます。
繰り返しリスニングから得られる“耳慣れ”は、スピーキング力の向上にも直結します。声に出して真似てみることで、「ネイティブっぽい抑揚」を徐々に獲得できるかもしれません。
効率的な「繰り返しリスニング」の実践法
初回は通しで内容を把握する
まず最初に、教材となる英語音声(ドラマの一話やニュース、ポッドキャストなど)を一度通しで聴いて、ざっくり意味をつかみましょう。この段階では細部にこだわりすぎず、ストーリーや話題の大枠をつかむことが重要です。
音だけだと内容がわかりづらい場合は、最初の1~2回は英語字幕つきで視聴し場面のイメージを結びつける。
短いセクションごとに繰り返す
全体像を把握したら、3~5分程度の短いセクションに分割して集中リスニングを行います。各セクションでやるべきことは以下のようになります。
<学習例>
- 一度英語字幕ありで視聴 → 意味を確認
- 英語字幕オフで視聴 → 聞き取れるか試す
- 聞き取れなかった箇所をスクリプトや辞書でチェック
- もう一度英語字幕オフで繰り返し聴く
短い単位で何度か反復することで、苦手な部分をピンポイントで攻略できます。
シャドーイングを組み合わせる
「繰り返し聞く」だけでなく、アウトプットを絡めると効果が倍増します。特に音声を真似るトレーニングであるシャドーイングはリスニング力向上にとても有効であると研究でわかっています。
「繰り返しリスニング」とシャドーイングをセットで学習することでより着実に実力が積み上がります。
シャドーイングがなぜリスニングに有効なのか、具体的なやり方など気になる方はこちらの記事もぜひあわせてお読みください。

繰り返しリスニングを飽きずに続けるための3つの工夫
①興味が持てる教材を選ぶ
好きでもないニュースやジャンルの音声を繰り返し聴き続けるのは、モチベーション維持が難しいですよね。少なくとも、自分が興味を抱けるテーマの教材を選ぶと続けやすくなります。
<例>
- 映画やドラマ:ストーリーが面白ければ何度も観られる
- ポッドキャスト:趣味や関心分野についての番組を選ぶ
- YouTube:好きな芸能人や海外のVloggerを追いかける
②スマホやPCでリピート機能を活用
何度も巻き戻しを行うのは思ったより手間がかかります。スマホやPCのABリピート機能や再生速度調整を使うと効率的です。
- ABリピート:指定した始点と終点を自動で繰り返し再生
- 再生速度調整:0.75倍や0.9倍など聴き取りやすい速度に変更
こうした機能を使えば、ちょうど理解しづらかったフレーズだけをスムーズに繰り返すことができます。
③短いセクションを区切りよく行う
いきなり長時間リスニングを続けようとすると集中力が切れやすいです。1日10分でもいいので、区切りの良い短い時間を確保して繰り返すと、習慣にしやすくなります。
<学習時間の例>
- 通勤・通学のスキマ時間
- 朝食や夜寝る前のルーティン
- お風呂やリラックスタイム中
大切なのは「毎日コツコツ聴く習慣」を作り出すこと。短い時間の積み重ねこそが大きな成果につながります。
繰り返しリスニングに役立つツール・テクニック3選
①オーディオブックやデジタル教材
繰り返しリスニングをしやすいよう、再生コントロール機能の充実した教材を活用しましょう。
- オーディオブック: 好きな洋書を音声で聴き、分からない箇所はブックマーク機能で戻る。
- 語学学習アプリ: シャドーイングに特化したものや細かい区切り再生ができるものを使う。

②音源+スクリプトのセットがベスト
音声だけより、スクリプト(英語字幕)や和訳が用意されている教材のほうが学習効率は高まります。聞き取れなかった部分をすぐに確認・復習できるからです。もしない場合は文字起こしアプリなどを使うのも良いでしょう。
- ポッドキャストでも、一部ではサイト上にトランスクリプト(台本)を公開しているケースあり。
- 海外ドラマの場合、英語字幕をオンにして何度も再視聴する。

③定期的に自分の成長をチェック
繰り返しリスニングを続けると、ある時ふと「最初は聞き取れなかった音が自然にわかる!」と感じる瞬間があります。この成長実感がモチベーション維持に大きく貢献します。その成長実感を感じるためにも以下のようなやり方がおすすめです。
- 定期的に同じ教材をリスニングテストとして活用
- 1か月後、3か月後といったタイミングで聞き取り度合いを自己採点
目に見える成果が感じられると、さらに学習意欲が高まり、良いサイクルを生み出せるでしょう。
「繰り返しリスニング」で伸び悩む時の対処法
①レベルが合っているか確認する
もし何度聴いても全く内容がつかめず、モチベーションが下がってしまう場合、教材が難しすぎるのかもしれません。自分のレベルに合わない教材は、反復しても得られるものが少なく苦痛だけが残ってしまいがちです。
少し噛みごたえはあるけれど、頑張れば聞き取れる範囲を目指しましょう。
②音の要素だけでなく文化背景もチェック
英語音声の背景知識や文脈をまったく知らないと、いくら繰り返しても理解が進まないことがあります。例えば、ニュースなら事件の背景や地名、ドラマならキャラクターの関係性をある程度知っておくと理解が深まり、リスニングの“腑に落ち”が早くなります。
③専門家や指導者のアドバイスを取り入れる
独学で繰り返しリスニングをしていると、「自分が正しく聞き取れているか?」の確信が持てないこともあります。時には英語のコーチングスクールやオンラインサービスを利用し、専門家からのフィードバックを受け取ると、一気に壁を突破できる場合があります。
まとめ:正しい“繰り返し”でリスニング力を飛躍させよう
リスニング学習において、「繰り返し聞く」ことは最も基本的かつ効果的なアプローチです。ただし、闇雲に同じ音声を流すだけではなく、短いセクションで集中して聴く・スクリプトを確認する・シャドーイングを組み込むなどして、工夫次第で効果は大きく変わります。
また、興味のあるコンテンツを選んだり、アプリのリピート機能を活用したりすることで、飽きることなく楽しみながら続けられるでしょう。もし伸び悩みを感じたら、教材レベルを調整したり専門家のアドバイスを取り入れたりしてみてください。繰り返しの中でしか得られない“音の感覚”が、あなたのリスニング力を飛躍的に向上させるはずです。
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自己流で繰り返しシャドーイングをしていても、細かい誤りは自分ではなかなか気づけません。シャドテンなら専門家があなたの音声を確認し、改善点を具体的に指摘してくれるため、効率的にリスニング力を向上できます。 - アプリ1台で学習が完結する設計
教材選びから音源の提出、添削内容のの確認まで専用アプリを通して行うだけなので、忙しい社会人や学生でも継続がしやすい設計です。まさに“繰り返し練習”を習慣化しやすい仕組みが整っています。 - リスニングとスピーキングが同時に伸びる
繰り返し音声を聴くことと、実際に自分の声を出してトレーニングすることで、“聴き取れる音は発音もしやすい”という好循環が生まれます。リスニング力とスピーキング力をまとめて強化したい人にはうってつけです。
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