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書籍「瞬間英作文トレーニング」の活用法!効果的な練習方法やコツは?

英語がなかなか口からでてこない…。

ある程度英語を聞いたり書いたりできるのに、いざ英語を話すとなるとスラスラと英文が作れない…。

そんな悩みをお持ちではありませんか?

英語初心者だけではなく、TOEIC730点といったそれなりに英語力がある人でも、英語が思ったように話せないという悩みを持つ人は多いものです。

そんな悩みを持つ人におすすめなのが「瞬間英作文トレーニング」です。

この記事を読めば

  • 瞬間英作文とは何か
  • 瞬間英作文のトレーニング方法
  • 瞬間英作文をするメリット
  • 瞬間英作文の効果的なやり方やおすすめアプリ

などがわかりますよ。

英語スピーキングに悩みを持つ人、ストレスなく英会話ができるようになりたい人、必見です。

目次

瞬間英作文とは?

まずは瞬間英作文とは何か、瞬間英作文のトレーニングがなぜスピーキングに効果的なのか見ていきましょう。

瞬間英作文の基本概念

瞬間英作文とはその名前の通り、「見たり聞いたりした日本語文を、瞬間的に英文にして発話する」トレーニングです。

瞬間英作文では、「私は友達にプレゼントをあげました。(I gave my friend a present.)」のような中学校英語レベルの文型や単語を使って作れる英文を用いてトレーニングをはじめます。

そのため中学校英語レベルの英語初心者でも取り組みやすいです。

なお英文を即座に作るということで、瞬間英作文を「英文を丸暗記し、すぐに言えるようにするトレーニング」と考えている人もいますがこれは間違いです。

瞬間英作文は「英文を即座に”自分で”作るトレーニング」であり、そのトレーニングを通じて英文構造や文型のパターンを定着させるのが目的です。

例えば先ほどの「私は友達にプレゼントをあげました。」という文章。

これは『SがO1にO2を与える(Vという行為を与える)』という第4文型SVOOで表現できます。

I gave my friend a present.

・S (Subject): I

・V (Verb): gave

・O1 (Object): my friend

・O2(Object): a present

こういった英文を自分で組み立て発話するトレーニングを積むことで、『誰かに何か(あるいは行為)を与える』文章はSVOOの形で作れるのだな…、と理解できるようになります。

この概念が理解できると、「父は私に新しいバッグを買ってくれました(My father bought me a new bag.)」や「彼らは私たちに彼らの写真を見せました。(They showed us their photos.)」といった文章が格段に組み立てやすくなります。

正しく瞬間英作文トレーニングを行うことで英語の文型などの概念が定着し、英文を組み立て発話するまでスムーズにできるようになるのです。

他の英語学習法との違い

スピーキング力向上のために、英語教室に通ったりAI英会話を利用したりする人は多いです。しかし「英語がスムーズにでてこない」という悩みを持つ人は、まずは瞬間英作文トレーニングをしっかりと実施していきましょう。

なぜなら瞬間英作文は「スピーキング」に特化しており、英語4技能のうち「リスニング×スピーキング」能力が必要な「英会話」の土台作りにぴったりなトレーニングだからです。

自分の言いたいことが言えなければ、そもそも英会話は成り立ちません。瞬間英作文トレーニングを通じ、頭の中の言いたいことを言語化するスピードを上げることで、相手が言ったことに対する返答もスムーズにできるようになります。

また英会話レッスンは単なるアウトプットの場で終わってしまうことが多く、振り返りをしづらいです。振り返りなしではせっかく学んだ知識も定着しませんし、間違ったところを間違ったまま理解してしまう可能性もあります。

英会話はあくまで英語コミュニケーションの「実践の場」です。瞬間英作文で「トレーニング」を行いスピーキングの土台を作っていくことが英会話力上達の近道と言えるでしょう。

なぜ瞬間英作文が効果的なのか

英会話は5つのステップで成り立っています。

英会話 5step
  • 音声知覚・・・英語の音を聞き、単語あるいは句としてとらえること
  • 意味理解・・・音声知覚で聞き取った単語や語句の意味を理解すること
  • 概念化・・・聞き取ったことに対し何を言うか、頭の中でまとめること
  • 文章化・・・概念化したものを、英文として組み立てること
  • 発声化・・・組み立てた英文を実際に発話すること

5つのステップのうち、スピーキングにかかわるのが「概念化・文章化・発声化」です。

その中でもスムーズに英語が口から出てこない人の多くが「文章化」を特に苦手としています。

瞬間英作文は、この「文章化」に特に効果的なトレーニングです。

瞬間英作文トレーニングを重ねることで英文の概念やパターンの理解が進み、スムーズに文章化ができるようになります。

さらに文章化が素早くできるようになると、リスニングに必要な音声知覚や意味理解に余裕が生まれます。

結果として、瞬間英作文トレーニングを重ねることで英会話力も向上していくのです。

瞬間英作文のメリットとデメリット

英語の文章化能力向上に最適な瞬間英作文ですが、必ずしも瞬間英作文だけでスピーキング力が完成するわけではありません。

瞬間英作文のメリット、およびデメリットを見ていきましょう。

メリット 発話までの時間の向上

瞬間英作文を行う最大のメリットは、概念化から文章化までがスムーズにできるようになり、発話までの時間が短くなることです。

瞬間英作文は、中学校レベルの簡単な文法や単語を用い、何度も日本語から英語になおし発話するトレーニングをしていきます。

このトレーニングを繰り返すことで英語の概念やパターンなどが定着し、「これを言うならこの表現を使う」といったものがスムーズにでてくるようになるのです。

文章化がスムーズになると発話までの時間も短くなり、結果としてスピーキング力向上につながります。

デメリット 定着までの時間

文章化力向上に大きなメリットのある瞬間英作文ですが、あくまで「概念を文章化するトレーニング」であることを忘れてはいけません。

自然な英語表現を学ぶためには、瞬間英作文で培った文章化能力に加え、さらに膨大な知識と練習が必要になります。

例えば「私はいつもパン屋へ車で行きます。」を英語にしてみましょう。交通手段を表すときは「by + 乗り物」と習った人が多いため、「I always go to the bakery by car.」とする人が多いのではないでしょうか。

もちろんこれは文法的に正しく、また十分に通じる英文です。

しかし洋画を見たり実際にアメリカなどの英語圏で生活すると、「by + 乗り物」よりも「I usually “drive” to the bakery.」などと表現されることが多いことに気付くでしょう。

つまり正しい英文と自然な英文には違いがあることもあり、それらを習得するには中学校レベルの瞬間英作文トレーニングに加えたさらなるトレーニングが必要なのです。

とは言え自然な英語表現も、ベースとなるのは概念を文章化する能力です。根気よくトレーニングを続ける必要がありますが、瞬間英作文を続けることが最短で自然な英語が話せるようになる方法であることは間違いないでしょう。

瞬間英作文をやるときに気をつけること

英語の文章化に効果的な瞬間英作文ですが、やり方を間違えるとその効果も薄れてしまいます。

以下3点を意識して瞬間英作文トレーニングを進めましょう。

①英文を暗記しないようにする

②声を出すようにする

③書籍は何周も繰り返すようにする

①英文を暗記しないようにする

瞬間英作文は英語の概念を理解するトレーニングです。英文を丸暗記することが目的ではありません。なぜこの文型が使われているのか、なぜこの表現になるのか、しっかりと理解しながら瞬間英作文を実施してください。

②声を出すようにする

瞬間英作文で英語の文章化が速くなっても、実際にそれを外にアウトプットできなければ意味がありません。頭で文章を作るだけではなく、必ず声に出して読み発声化するようにしましょう。

③書籍は何周も繰り返すようにする

瞬間英作文で使う書籍は、「この表現ならこの文型」という概念が反射的にでるようになるまで、何度も繰り返してトレーニングしましょう。一回文章化しただけでは、概念の理解が定着しません。

瞬間英作文の例題紹介

ここで瞬間英作文の例題をいくつか見てみましょう。

次の日本語を英語にしてください。

①彼はとても忙しそうだ。

②このスープはとてもいい味がする。

③この石鹸はいい匂いがする。

正解は

①He looks very busy.

②This soup tastes very good.

③This soap smells good.

これら3つの文章はSVC型と言われるもので、S=Cの関係となるときに使う文型です。

最初に主語(S)がきて最後に状態を表す語句(C)がくること、また主語(S)のあとには、be動詞やCに合わせた「見える」「味がする」といった様子や状態の動詞(V)がきます。

瞬間英作文で何度もトレーニングすることで、S=CになるときはSVCの形で文章を作れば良いということが理解できるようになります。

「この表現にはこの文型」ということが理解できれば、「彼女のスピーチは強力なインスピレーションの源であり続けた。」といったちょっと難しそうに見える文章も楽に英文化可能です。

彼女のスピーチ=強力なインスピレーションの源

SVC型で作れる

S=彼女のスピーチ=Her speech

V=あり続ける=remain

C=強力なインスピレーションの源= a powerful source of inspiration

Her speech remained a powerful source of inspiration

瞬間英作文を続けることで、このプロセスが瞬時にできるようになります。

瞬間英作文の書籍の使い方

ここからは瞬間英作文用書籍の効果的な使い方を見ていきます。

基本的な使い方は以下の3ステップです。

【ステップ1】左ページの日本語を見て(聞いて)英語にする

まずは左ページの日本語を見て、英語にして発話していきます。この段階では、100%解答が一致していなくても大丈夫です。

自分なりに英文を作ったら、正しい英語訳を確認します。このときに文法や単語も合わせてチェックしておきましょう。

【ステップ2】音声の日本語を英語にする

ステップ1で文法や単語のチェックなどをし概要を理解したら、次は日本語”音声”から英語にするトレーニングに移ります。

実際の会話では、書かれたテキストはありません。聞こえた音声に対して即座に対応することで、実践的なスピーキングトレーニングになります。

英文の意味や文法構造を意識しながら、ステップ1で確認した正しい英語を発話していきましょう。

【ステップ3】繰り返し練習する

ステップ2まで終わったら、あとは反復練習です。日本語をパッと英語に直せるようになるまで何度も繰り返しトレーニングしましょう。セクションの9割くらいがスムーズにでてくるようになることが目標です。

初心者向けのおすすめ書籍

瞬間英作文トレーニングは、中学校レベルの英語力から始められます。

英語初心者に特におすすめの書籍は以下の2つです。

①どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

どんどん話すための瞬間英作文トレーニングは、英語初心者の瞬間英作文のトレーニングのはじめの一歩としておすすめです。

中学校1年生レベルの英語から始められる他、英文法項目ごとにまとまっているため「この表現にはこの文型」といった概念が理解しやすくなっています。

瞬間英作文のやり方や解説も詳しく、わかりやすいのも◎です。

②7日間で学べる! ぼくらの瞬間英作文

7日間で学べる ぼくらの瞬間英作文は、会話でよく用いられる中学校レベルの英文法が7日間分にまとめられた瞬間英作文用教材です。

瞬間英作文で使われる英文も、実際の会話で使われる自然なものが多いのが◎。文法からサッと英語学習をやり直したい人にもおすすめです。

書籍の選び方と注意点

瞬間英作文に使う書籍は、自分のレベルに合ったものを選ぶのが大切です。

単語や文法レベルが高すぎるものだと、そもそも英作文をすること自体難しく、瞬間英作文のトレーニングになりません。また逆に簡単すぎるものだと負荷が小さく、瞬間的に英文を組み立てる力が育ちません。

瞬間英作文に使う教材は、日本文を見て(あるいは読んで)、時間をかければ7割程度正しい英文を作ることができるレベルのものがおすすめです。

また英語初心者なら文型ごとにわかれた書籍が良いでしょう。文型ごとにトレーニングすることで「この表現ならこの文型」といった概要が掴みやすくなるからです。

中級者以上の場合は文型が混ざったものを使います。文型が混じっている教材でトレーニングすることで、瞬間的にこの表現にはこの文型を使うという判断ができるようになっていきます。

瞬間英作文を学ぶならアプリを使うのもおすすめ

ここまで瞬間英作文のメリットやおすすめ書籍を紹介してきましたが、アプリを使った瞬間英作文もおすすめです。

アプリを使った瞬間英作文トレーニングのメリットや、おすすめアプリをご紹介します。

アプリを使うことのメリット

書籍の場合、作った英文が正しいかどうか自分で判断するのは難しいもの。瞬間英作文アプリにはAIを使った添削機能などがあるものも多く、答え合わせに迷うことがありません

またアプリにはわからない単語などもタップするだけで調べられる機能もあり、より効率的に瞬間英作文のトレーニングが進められます。

さらに内容が固定されている書籍と違い、アプリは内容がアップデートされます。新しい学習方法や学習項目が反映されるため、書籍のように終了したら買い替えする必要がありません。

加えてスマホやタブレットがあればいつでもどこでも学習できるため、隙間時間に取り組みやすいのもアプリのメリットです。

瞬間英作文アプリならスピフル

メリットの多いアプリを使った瞬間英作文トレーニングですが、特におすすめなのが「スピフル」です。

スピフルには以下のような特徴があります。

・幅広いレベルに対応

・ビジネスに特化した瞬間英作文トレーニング

・1分間スピーチで様々なトピックに対応

・AIによるスピーチ添削

・発話スピード測定で英語力を可視化

書籍の多くが初心者~中級者向けであるのに対し、スピフルは幅広いレベルに対応しており、スピフル1つで段階的に負荷を上げていくことができます。ビジネスの場でそのまま使用できるような例文で瞬間英作文を実施するため、より実践的な英語力がつくのもポイントです。

またスピフルは、他の瞬間英作文アプリにはない「AIによるスピーチ添削」機能を搭載しています。これにより独学でも正確に学習を進めることができ、英語を間違ったまま覚えてしまった…ということがありません。

さらに発話スピード測定機能もあり、自分の英語力の伸びを可視化できるのも大きな特徴です。

加えて1分間スピーチで様々なトピックにトライすることで、幅広い分野の単語や表現を身につけることもできます。

また、現在スピフルではスピーキング力を上げる秘訣満載のe-book、「究極の英語スピーキング攻略法」を無料体験申し込みで全員にプレゼントのキャンペーン中です!この機会をぜひお見逃しなく!

まとめ

瞬間英作文は、概念を「文章化」する力を向上させるのにもっともぴったりな学習方法です。

文章化力が上がることで、スムーズに英語が口からでてくるようになります。

瞬間英作文をさらに効率的に英語力向上に結び付けたいなら、スピフルがおすすめです。AI添削など他の瞬間英作文アプリにはない機能で、正しく英語学習を進めていくことができ、効率的にスピーキング力を伸ばしていくことができます。

スピフルには無料トライアルがあり、7日間無料でスピフルの機能を使用可能です。ぜひ一度、AIスピーチ添削などスピフルならではの学習機能を体験してみてください。

Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

カナダ在住。渡加以前はPROGRITのコンサルタントとして100人以上の英語力向上に尽力。
IELTS7.5/Versant73/TOEIC965 を保持。

コンサルタントとしてのクライアントの実績抜粋
IELTS 5.5 → IELTS 6.5 (3ヶ月)
IELTS 6.5 → IELTS 7.5 (3ヶ月)
Versant 45 → Versant 55 (3ヶ月)
Versant 40→ Versant 60 (6ヶ月)

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